香風家に兄がいたら……   作:whitebait

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第1羽 この街とこの家と新しい生活と

 

初投稿で駄文だと思うのですが

頑張りますので

気長にお付き合い下さい

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オリキャラの設定

香風怜央

かふう れお

15歳 高一

8月7日生まれ

 

180cm

85kg

 

高身長で筋肉質

勉強が出来て料理も出来る

香風家長男

 

基本的に温和でツッコミにまわることが多く

ラビットハウスでは料理を担当している

理由は人と話すのが苦手だから

 

趣味は料理と筋トレと読書で休日はもっぱら部屋で勉強をするインドア派なためココアのテンションについていけないこともしばしばある。

 

 

中学は3年間バスケをやり全国にも行くほど上手いと言われるが高校ではやる気は毛頭ないらしい(本人談)

 

バスケをやると人格が変わり闘志を全面に出すプレイスタイルなのもありあまり好きでは無い。

 

ちなみにポジションパワーフォワード

 

 

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ガタンゴトンガタンゴトン

 

今作の主人公である。

香風怜央は電車に揺られながら、本のページをめくりながら、頭にはヘッドフォンをつけクラシックを適当流している。

3年ぶりに実家のある木組みの街に帰るため電車に乗っている。

親父達に我儘を言い、全寮制の中学に入学し、木組みの街を離れて生活をして、

 

『 都会を見て色々なもの感じて今後の経営に生かそうと思うんだ後は人見知りを直しに……』

 

このように家族を説得して入学した。

親父と爺ちゃんには本当の理由もちゃんと話したが……

 

高校はまた木組みの街に帰ることを条件に親父達も納得してくれた。

そして今久しぶりに木組みの街に帰る電車の中にいる。

本の区切りがいい所で付箋を挟み外を眺めてみる。

 

駅に着きそこからまたしばらく歩きやっと目的の場所について思わず声が漏れる。

 

「やっと着いた〜」

 

3年ぶりの生まれ故郷で3年ぶりの我が家なのだ。

ワクワクして思わず心がピョンピョンしそうになっている自分がいた。

 

「開店してるしこっから入るかな〜」

 

小さい頃は裏口からこっそり入ることもあったが、

久しぶりの我が家ということで入口から正面突破しようと思った。

そう覚悟を決めるとドアを思いっきり開け大きな声で一言。

 

「たーだーいーまー」

 

しかしおかえりとは返ってこず

 

「「誰だ!/誰ですか?」」

 

そこには少し大きくなった妹と見知らぬツインテの少女が制服を着て働いていた。

その声の後、すぐにもう1人俺とよく似た顔の男がバーテンダーの格好で奥の扉からでてきて一言。

 

「おかえり怜央」

 

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見知らぬツインテの子は天々座理世と言いラビットハウスでバイトをしているらしい。

 

「いやーまさかチノに兄貴がいたとはな。」

 

リゼはコーヒーを渡しながらそう言った。

 

「一瞬兄さんだとは気づかなかったよ。」

 

チノは少し嬉しそうなのが見てわかる。久しぶりに兄に会えたのだ無理も無い。しかしチノは不思議そうな顔になり質問した。

 

「兄さん帰ってくるのは明日のはずじゃないの?」

 

「え?今日帰るって親父には伝えたよ?」

 

「お父さんからは明日と聞いていました。」

 

2人で親父の方をじっとみると親父は笑いながら。

 

「サプライズってやつさ。」

 

タカヒロは笑顔で2人に返した。

 

「チノ明日来るのはここに下宿する人だよ。」

 

「そうでしたか。」

 

「ちょっと待って俺その話なんも聞いてないんだけど?」

 

一切知らない情報が出てきたので怜央はまたじっと親父を見る。

 

「お前に話したら帰ってくるのを嫌がりそうだからな黙っておいたのさ」

 

チノの頭のティッピーが頷いているのを見て怜央は

(じいちゃんもそう思ってるのね……)と思った。

 

「楽しそうだしいいじゃないか?」

 

リゼは不思議そうに聞いてくる。

 

「兄さんは人見知りで初対面の人には警戒しまくりなんです。」

 

「なるほどな。」

 

リゼとチノが怜央の方チラッと見てチノが一言。

 

「兄さん落ち着いてください」

 

「どうしたんだチノ?急に落ち着けだなんて」

 

リゼはまた不思議そうにチノに聞く。

 

「やっぱりですか兄さんはほぼ間違いなくリゼさんを警戒しています。」

 

「……」

 

無言のままコーヒー飲むことしか出来ない怜央にやれやれと呆れるチノ。

 

「兄さん、人見知りは中学で直すとか言ってなかった?」

 

怜央プルプル震えながら呟いた。

 

「チノのそれ以上何も言うな……」

 

リゼは苦笑しながら言う。

 

「歳も近いんだし警戒する事ないんだぞ?」

 

「そうゆう問題じゃないんですよ!!全寮制の男子校に3年もいたんだよ?直ったさ直ったとも!!でも女の人には相変わらずだよ!!」

 

大人しそうな怜央からの意外な大声にリゼは少し狼狽える。

 

「そ、そういうものなのか?」

 

「そういうものなのです。」

 

怜央はリゼの質問にすぐ答えた。

そして小声で更に続けた。

 

「それに天々座さん可愛いし……」

 

「ん?今なんて?」

 

「ナンデモナイデス。オキニナサラズ」

 

怜央は超渾身のとぼけ方をした。

 

「片言だと尚更気になるぞ?」

 

しかしリゼには効果がなかった。

 

チノは苦笑しながら呟いた。

 

「少しは直ったようですね。」

 

「これでか!?」

 

リゼのツッコミは最もなのだがここにいる人間はリゼ以外過去のレオを知っているのだ。

これより何倍も酷い人見知りのレオを。

 

「はい。小さい頃はこれより酷かったんですよ。」

 

「だいぶマシになったじゃないか。」

 

怜央は深く頭をを下げ挨拶をした。

 

「ア、ハハハハ、コホンこれからよろしくお願いしますね天々座さん。」

 

「リゼでいいぞ?それに天々座さんとか他人行儀すぎるし。」

 

「わかりましたリゼ……さん」

 

「若干違和感があるんだが。」

 

「もう少し時間をくださいお願いします。」

 

切実そうに言う怜央にリゼは諦めるしかないと思った。

 

「わかったよ。慣れるまで待つさ」

 

「ありがとうございます。リゼ……さん」

 

「まただな」

リゼは苦笑しながらふと思った。

 

(今更だがチノの奴怜央と会話する時だけ敬語が無くなっているよな。昔はチノも敬語で話して無かったんだなきっと)

 

そんなこんなで

あっという間に1日が過ぎた。

 

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夜になりキッチンには鼻歌を歌いながら野菜切るレオの姿とそれを不安そうに見るチノの姿があった。

 

「兄さんのご飯なんていつぶりなんだろうね?」

 

「どうだったかな初めてじゃないかな?」

 

チノは少し笑いながら言った。

 

「そうだよね昔は『料理なんてめんどくさい』って言ってたのにね」

 

「えーとそうだっけ?」

 

「そうだよ」

 

「安心しな3年でチノを唸らせるほど上手くなったからさ。」

 

自信満々に言う怜央は少し頼もしく見えたチノだった。

 

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「「いただきます」」

 

お父さんとティッピーはバータイムで働いてるため兄さんと二人きりの食卓だ

 

「このお味噌汁とても美味しい」

 

「そりゃよかった。」

 

兄さんの料理が格段に進歩している。

家を出る前は私よりも料理が下手だった兄が気がついたら私より上手になっている。

 

兄さんの作った献立は

 

・焼き魚

・ワカメとお豆腐のお味噌汁

・小松菜のお浸し

・ご飯

・野菜炒め

 

どの食材も丁寧に下処理がされていて

とても美味しい。

 

私は疑問に思ったことを兄さんに聞くことにした。

 

「どうやってこんなに上達したの?3年前は包丁で野菜を切るのも危なかったのに。」

 

兄さんはドヤ顔で言った。

 

「接客したくないからだよ」

 

人見知りを直すために中学に言ったんでしょ。と言うと兄さんはアハハと笑った。

 

でもこの味なら料理は任せられそうだね。

嬉しいけど兄さんと一緒にホールの仕事したかったな。

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翌日の早朝

 

ジャージに着替えた怜央は外を走っていた、中学時代から日課のランニングだ。

中学で部活をガッツリとやった為か、かなり筋肉質になり早朝に走る事が習慣となっている。

 

(木組みの街やっぱり懐かしいな〜)

 

そんなことを考えながら怜央は走っている、考え事をしながら走るとどうなるか答えは簡単だった。

 

「迷った…」

 

携帯走るのに邪魔だと置いてきため手元には無い。

時計はまだ7時前だが早めに帰らないと行けない。理由は今日から早速ラビットハウスで働くのだ。その為には家まで帰らないといけないのだが、迷った怜央の考え出した答えはこうだ。

 

「駅まで走りそして駅からラビットハウスまで走る。」

 

駅は大きく看板等で行き方も何となくわかるので諦めずに向かうことにした。

 

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「疲れた」

 

シャワーを浴びながら

怜央は呟いた

 

怜央が家に着いたのは迷ってから3時間後である。つまりは10時前である。

 

チノから心配された後に怒られ父親と祖父からは呆れられたのである。

 

「3年で土地勘って案外無くなるのね。」

 

自分の不甲斐なさにをボヤきながらバータイムの服に着替える。

 

「さあ今日からはじめましょか」

 

そう言いながら扉を開ける。

 

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