本文はどのくらいの長さがいいのかまだ掴めてません。
オリ主に関してはボケもツッコミもやる側になるかもです。
シャワーを浴び終えて着替え終えた怜央は店内に向かった。
扉を開けるとそこにはとチノが掃除をしていた。
「遅いよ兄さん。外の掃除をお願いね。」
「はい…お待たせしました」
遅れてきた事にチノはまだ怒っていた。妹の機嫌をどう取るか考えながら外の掃き掃除をする。
「おはよう怜央」
「おはようございますリゼ……さん」
まだぎこちない挨拶に戸惑うリゼを他所に怜央は聞いた。
「リゼ…さんはお昼食べましたか?」
「?まだ、食べてないぞ」
「なら掃除が終わったら作るので待っててください。」
「?そうかわかったよ。」
なぜ聞かれたのかわからないという顔をしつつも納得しリゼは店に入って行った。妹のご機嫌を取るついでに昼飯を済ませようと考えた怜央の顔は少し悪い顔をしていたという。
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掃き掃除を終え店内に帰ってきた怜央はキッチンに向かい少し早めの昼飯を作っていた。
やはり妹の機嫌を美味しいもので取ろうとしている自分が少し嫌になりつつ昼飯の仕上げに入る。
「どうぞ。ナポリタン2つね」
「おぉ…美味そうだ」
「リゼさんもきっと気に入ると思いますよ。」
「召し上がれ」
「「いただきます」」
2人とも美味しそうにナポリタンを食べ始めた。
「これは…私より美味いな」
「接客をしたくないから頑張りました」
「そんな理由でか!?」
「そんな理由って言わないでください。リゼさんこっちとしては死活問題なんです。」
「そうなのか…それより名前違和感無く言えてるな」
「寝る前に100回くらい練習しましたのでやっとですが」
「そんなにすることか!?」
「仲良くなりたいので…」(小声)
「なんで言ったんだ?声が小さくて聞こえなかったぞ?」
「キニシナイデクダサイ」
会話を聞いていたチノが口を開いた。
「リゼさんとは普通に話せるんですね」
チノが少し安心した顔で言う
「年上だからまだ話しやすいとかそんなんじゃないか?」
「実はSAN値が減ってます。」
「SAN値が減るってなんだ!」
リゼのツッコミが響くと同時に金が鳴る。
そろそろ店を開ける時間だ。
「俺は足りない食材とかを買いに店に行くよ」
「また迷子になるんじゃないか?」
「なぜリゼさんがそれを?」
リゼは少し呆れ気味に言った。
「お前の料理を待つ間にチノから聞いたぞ。走りに行って迷子になるなよな」
「今度は流石に携帯を持っていきますよ。」
チノは買い物メモとお金を手渡しながら言った。
「兄さんならまた迷子になりかねません。それと無駄遣いしちゃダメですよ?」
「俺の信頼は0ですかそうですか。まあ早めに帰ってくるよ。」
怜央は落ち込みながら買い出しに向かった。
「それじゃあ私は着替えてくるよ。」
「はいわかりました。」
リゼが更衣室に行く扉が閉まると同時くらいに、
ラビットハウスのお店のドアが開く。
「うっさぎ♪うっさぎ♪」
「いらっしゃいませ…」
赤みがかった金髪の髪色の女の子が入店してきた。その子は店内を見て叫んだ。
「うさぎがいない!?」
(なんだ……この客)
「……もじゃもじゃ」
「……は?」
チノはティッピーに触りながら尋ねた。
「これですか?」
「これはティッピーです一応うさぎです。」
チノはその子を席に案内した。
「ご注文は」
その子は少し食い気味に
「じゃあそのうさぎさん。」
「非売品です。」
チノはキッパリ言った。
その子はガタッと音を立てながら立ち上がり叫んだ。
「じゃあせめてモフモフさせて!」
「コーヒー1杯で1回です。」
「じゃあ3杯!!」
チノは注文を受けコーヒーを入れる。その様子をティッピーは揺れながら眺めている。
「コーヒー3杯頼んだから3回触る権利を手に入れたよ!」
コーヒーカップが3つありそれぞれに別のコーヒーが入っている。
彼女はその1つを手に取り飲んだ。
「この上品な香り!これがブルーマウンテンかー」
「いいえコロンビアです」
彼女はカップを置き別のカップを手に取る。
「この酸味……これがキリマンジャロだね」
「それがブルーマウンテンです」
彼女はカップを置き最後のカップを手に取る。
「安心する味!これがインスタントの……」
「うちのオリジナルブレンドです……」
「はぁ〜モフモフ気持ちいい〜いけないよだれが……」
ティッピーをモフりながらふにゃふにゃした顔になる彼女。彼女がよだれを拭いた瞬間、店内に叫び声が響いた。
「のぉぉぉぉぉ!」
その叫び声はかなりダンディだった。
「あれいまこのうさぎ叫ばなかった?」
チノはお盆で顔を隠しながら応える。
「気のせいです」
「そっか〜それにしてもこの感触癖になるなぁ」
ティッピーをモフモフする彼女するとまたダンディな声が店内にひびいた。
「ええぃ早く放さんかこの小娘が!」
「なんか今この子にダンディな声で拒絶されたんだけど」
「私の腹話術です。それより早くコーヒー全部飲んでください。」
彼女はティッピーをチノに返し席に着く。そして語り出した。
「私、春からこの町の高校に通うの」
「はぁ」
「でも下宿先探してたら迷子になっちゃって」
「道を聞くついでに休憩しようと思ったんだけど。香風さん家ってこの近くのはずなんだけど知ってる?」
「……うちです」
「え?」
「これは偶然を通り越して運命だよ!」
(いきなり運命を感じられた……というかやっぱり女の人だった兄さん大丈夫かな。)
そんなことを思いながらチノは自己紹介を始めた。
「私はチノです。ここのマスターの孫です。」
「私はココアだよよろしくねチノちゃん」
ココアと名乗る少女は笑顔で話を続けた。
「あと高校の方針でね。下宿させて頂く代わりにそのうちでご奉仕しろと言われてるんだよ。」
「うちで働くということですね。といっても家事は私と兄がいてなんとかなりますし、お店も十分人手が足りてますので。」
「何もしなくて結構です。」
(いきなりいらない子宣言されちゃった……)
「というかチノちゃんってお兄ちゃんが居るんだね」
「今年から高校に通うために家に帰ってきたんです。」
「私と同い年なんだね。どんな人なのか楽しみだな〜」
ココアは目を輝かせていた。しかしチノは複雑そうな顔をしていた。
(こんなに楽しみにされると人見知りで警戒されますよなんて言えない。)
「どうしたの?」
ココアは不思議そうに聞いた。
「なんでもありません。」
「そっか、とりあえず挨拶がしたいんだけどここのマスターさんは留守?」
「祖父は3年前……」
「そっか今はチノちゃん1人で切り盛りしてるんだね……」
「いえ、父や兄もいますしバイトの子がもう1人……」
チノが話終える前にココアはチノに抱きついた。
「私を姉だと思って何でも言って。だからお姉ちゃんって呼ん「じゃあココアさん」」
「お姉ちゃんって呼んで」
「ココアさん」
「お姉ちゃんって呼んで」
「ココアさん早速働いてください。」
「任せて♪」
チノはココアを更衣室に案内する。その間ココアは終始キョロキョロ周りを見ていた。
「ここが更衣室でこのクローゼットを使ってください。制服持ってきますね。」
「わーい制服着られるんだね♪」