ということで怜央君にも同級生も登場します。
新型ウイルスってやばいですね……
同級生についてはあとがきに詳細を書いておきます。
ここは木組みの家と石畳の町。
私、ココアはこの町の高校に通うため、引っ越してきました。
下宿先のラビットハウスでバリバリ働いています!
妹も出来ました!!
「妹じゃないです」
「俺の妹ですよ?」
「この前お客さんに、ココアちゃんはシスターコンプレックスだねって言われちゃった」
「え」
「……」
「響きがカッコイイよね!」
「「……」」
「シスターコンプレックスの意味わかってないやつだなこれ」
カウンター方に戻ってくるリゼに駆け寄るココア。
「リゼちゃん聞いてー私シスターコンプレックスなんだって」
「え!?あ、そ、そうか……」
「シスターコンプレックス♪シスターコンプレックス♪」
ココアは単語の響きが余程気に入ったようでリゼの前でうさぎのようにぴょんぴょん跳ねている。
「やばい……意味をわかってない……早く止めなきゃ」
「やれやれ」
「ココアさんってほんとに高校生?」
「どうでしょう……」
2人と1匹はココアの様子に諦めながら、ココアを見ていた。
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春休みが終わり始業式の日となった。
怜央はうさぎ柄のエプロンを身につけながら朝食を作る。ノック音と共に扉が開いた。タカヒロだった、誰が入ってきたか察した怜央は手元を見たまま挨拶する。
「おはよう、親父朝飯はまだ出来てないぞ」
「おはよう怜央、今日はどうするんだいつもみたいに走るのか?」
「そのつもりだ、昼くらいまで」
「部活はどうするんだ?中学みたいにバスケをするのか」
「約束があるし俺はこの店で働くよ、未練もちゃんと中学に置いてきたよ」
ピーピーという音が響いた。
「米炊けたし、食ったら走ってくるよ」
「いってらっしゃい怜央」
「はえーよ親父、いってきます」
こんな朝のひとこま。
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チノとココアは一緒に登校するので玄関へ向かっていた。
「怜央君は悪い子だね、1日目からおさぼりさんだなんて」
「兄がそんな悪になっていたなんて思いませんでした」
「怜央には俺からも言っておくから」
玄関につきココアがタカヒロへ大きな声で。
「いってきまーす!」
「いってきます」
「ああ、いってらっしゃい、気をつけて」
ココアはタカヒロのいってらっしゃいに元気よく応えた。
「はーい♪」
「チノちゃんも一緒の方向なんだ」
「こっちの方向なんです」
ココアはとても嬉しうな顔で言った。
「じゃあこれから途中まで一緒に!」
「行けますね」
ココアが喜びで微笑んだその直後だった
「では私はこっちです」
「早っ!?」
チノとココアの登校は一瞬で終わるのであった。
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脳内で1人とある楽器の楽譜を思い出しながら走っている、走っていると暇になる。部活やってる時は、部活仲間と一緒に走ってたし虚しくはなかった。時計を見るとまだ8時を少し過ぎたところ、
「ペースあげて無心で走るか」
今日も俺は考えるのをやめた。
しかし親父からメールが来たのでペースを緩めて返信をしていた。
「なんで高校入学式はどうしたって聞いてくんだ?明日だっつーの」
俺はなぜこうなったのか理由はわからないが責められている気がしたので忘れるためさらにペースをあげた。
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時は12時過ぎたあたりの学校帰りの道
「よっすチノ」
「もう兄さんなんでジャージなの学校は?」
「なぜ怒ってる、ジャージは走ってたからだけど?学校ってなに?」
「だって今日高校の入学式でしょ?」
「明日だよ?」
「…………」
「どうしたチノそんな顔して」
チノは呆れた顔をしていた。
「ココアさんの今後が心配になっただけだよ」
「なにがあったんだよ……」
「なんでもないよ?」
「あっそ、先帰ってシャワー浴びるわ」
「え…久しぶりに一緒に帰ろうよ」
「甘えん坊は治ってないな」
チノは照れながら言った。
「……うるさい」
「はいはい一緒に帰ってやるよ、可愛い妹の頼みだしな」
「兄さんのバカ」
「バカでいいよ、置いてくぞ?」
「……今行く」
「手を繋ぐか?」
「子供扱いしないで……」
「はーい」
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掃除をするココアすると扉が開く。
「「ただいま」」
ココアはチノと怜央を迎え入れる。
「ココアさん高校はどうでした?」
「この町って可愛い建物が多くて素敵だよね」
「高校は……」
「まるで童話の中の町みたいだよね」
「高校は……」
「それ以上聞かないでっ!」
苦笑気味に怜央がツッコミを入れる
「やっぱり知らなかったんですね」
「怜央君は知ってたの?」
「そりゃあまあ……」
怜央は目を逸らした。
「なんで教えてくれなかったの!!」
怜央は呆れ気味に言った。
「知ってると思うじゃないですか……」
怜央は駆け足でstaff onlyの表示が下げられたドアに向かった。
「シャワー浴びてくるわ」
「わかったよ兄さん」
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入学式を無事に終えた、俺はココアさんと別行動で帰っていた、俺は2人の同級生と一緒に遠回りをしながら、ココアは昨日迷った時に出会った千夜という女の子と一緒に、帰っているらしい。
3人の中で1番小さい、ブレザー姿の奴が喋り始めた。
「まさか3人一緒になれるとはな!!」
次に1番大きい奴が続いた。
「そうだね、僕も怜央と香助が一緒でよかったよ」
最後は俺だった。
「人見知りの俺としてはお前らがいるだけで楽だよ」
俺と一緒にいるのは、
赤褐色で少し前髪にかかるくらいで癖がなくメガネをかけていて落ち着いた目元の青年、宇和田 世良。
黄緑色の髪毛でベリーショートくらいの量しかなく少し吊り目っぽい青年、茴井 香助だ。
「怜央、中学に人見知り治しに言ったんじゃあねぇのかよ」
「僕もそう聞いていたよ?」
「男なら平気なんだよ……」
「下宿先の人って、同じ学校の名前は確か……」
俺が言う前に、世良が直ぐに答えた。
「保登心愛さんだね」
「そうそう保登さんと一緒なんだろ大丈夫なのか?」
ふと香助が疑問をぶつけてきた、そうすると世良も同調した。
「僕もそれは気になったね」
やっぱりそこ気になるよな……でもこれしかないんだよ。
「慣れるだろ……」
「「やっぱり慣れか」」
「やっぱりってなに?」
「「さぁな/さぁね」」
「相変わらず息ぴったりだね」
「「ドャア」」
「ドヤ顔まで揃うのか……」
「「まあな/まあね」」
「はいはい……俺こっちだから」
「おうじゃあな怜央」
「バイバイ怜央」
「またあしたー」
こいつらがいるなら大丈夫だろ、高校生活が楽しくなりそうだな。
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バイト中にココアがパンを作りたいと言い出した。
「大きいオーブンならありますよ、おじいちゃんが調子乗って買ったやつが」
チノの上にいるティッピーが赤くなっている、照れたようだ。
キッチンには妙にでかいオーブンがあるがそれは生前に祖父が買ったのだ。
今は怜央が勉強のお供を作るのに使っているくらいだ。
「ほんと!?今度のお休みの日みんなで看板メニュー開発しない?焼き立てパンおいしいよ!」
「話ばっかしてないで仕事しろよー」
グゥ〜リゼの腹の虫がなった。
「焼き立てって凄く美味しいんだよ!」
グゥ〜もう一度腹の虫がなった、リゼの顔は真っ赤であった。
「リゼさんって案外食いしん坊なんですね……」
厨房にいる怜央はボソッと呟いた。
同級生
宇和田 世良(うわだ せら)
ウダプッセワラが元
勉強は出来るが運動は出来ない
おっとりしていてマイペース
実家がワイン屋なのでワインに詳しい
怜央より大きい 怜央とは小学からの付き合い
香助とは幼なじみ
茴井 香助 (うい きょうすけ)
ウイキョウが元
直感で動き痛い目を見るが懲りない
小さい子が好きで面倒見がいい
ちなみに勉強は苦手
実家が花屋だが余り知られたくない。
怜央より小さい 怜央とは小学校からの付き合い
世良とは幼なじみ