これがBanG Dream!ですか…?すみません帰りま…ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!   作:社畜松本

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調子に乗ってやった事って、取り返しつかない時あるよね。

やあみんな、俺だ!

 

 

今日はついに、羽沢珈琲店に行こうと思うぜ!

 

 

ひえぇぇああああ!!

 

 

す、済まない…興奮しすぎて動悸・息切れ・鼻詰まりが…

 

 

ふぅ、落ち着いたところで支度をして出発なのら〜

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

き、来たぞ羽沢珈琲店ゥ!

 

 

「スゥ〜ハァ〜…よし!」

 

 

意を決して扉を開ける。

 

 

つぐみ「あ、いらっしゃいませ〜!こちらへどうぞ!」

 

 

あああああぁああああああああああああぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

ほほほほほほほほほほんとにいたたたたたたたたぁぁぁぁぁぁ!!!!!

 

 

ととりあえず促されるままおひとり様席に着席。

 

 

つぐみ「ご注文がお決まりでしたらお呼びください。」

 

 

ご注文がお決まりでなくてもお名前をお呼びしてよろしいですかああああ!?!?

 

 

つぐつぐぅぅぅぅ!!!!

 

 

そろそろ落ち着いてメニューでも見るか。(豹変)

 

 

ふむ。

 

 

コーヒーにケーキセット…か。

 

 

そういえば俺、コーヒー飲めないし甘いのあんまり得意じゃなかった。

 

 

はい終わりでーす

 

 

いやしかし、推しの姿を見れただけでもそんなことなんざ気にならなくなる。多分。

 

 

いざ、注文だァ!

 

 

ス、スミマセェン

 

 

あー…長いこと人と話していなかった反動が…

 

 

もう1回呼ぶしか…

 

 

つぐみ「今伺いまーす!」

 

 

ハァッ…!!(尊死)

 

 

こんなコミュ障陰キャのビビり散らかしたモスキートボイスにも耳を傾けてくれるなんて…ッ!!!

 

 

あー好き…

 

 

ならば、答えは一つゥッ!

 

 

あなたに…忠誠を誓ぉぉおおおおおう!!!

 

 

つぐみ「お待たせしました、ご注文はお決まりですか?」

 

 

「アッ、ハイ。コレクダサイ…」

 

 

つぐみ「コーヒーひとつですね!他にございますか?」

 

 

「い、いえ、大丈夫です。」

 

 

つぐみ「ただいまお持ちしますね!」

 

 

き、緊張した…

 

 

俺もう死んでもいいかもしれない。

 

 

あ、そうだ。

 

 

もしかしたらここに『After glow』のみんなもいるかもしれない。

 

 

怪しまれないように周りをチラリと見回す。

 

 

ちょうど斜め後ろの端っこの席、俺の死角に『奴ら』は居た…ああああああああぁぁぁ!!!!

 

 

赤メッシュ(敬称)、ドスケベピンク(敬称)、ラーメンレッド(敬称)、ゴー・マイウェイ(敬称)の4人がいらっしゃいました。

 

 

すんごいオーラですね。

 

 

実際、JKの集まりとか怖くて近寄れない…

 

 

つぐみ「お待たせしました、コーヒーですね!」

 

 

「ア、アリガトウゴザイマス…」

 

 

こういう時に声を出せないのはほんとにキツい。

 

 

何とかカッコつけようとコーヒーを啜るが…

 

 

「アツッ!?」

 

 

僕は猫舌でした。

 

 

はぁ〜、ほんとに病みそう。

 

 

項垂れていると、ふと入店のベルが鳴る。

 

 

うわぁ〜、ガラの悪そうな兄ちゃんご来店だぁ〜…

 

 

何だこのデフレスパイラル…俺を押し殺す気なのか?

 

 

き、気分転換にスマホでニュースでも見るか…

 

 

『人気声優 ○○○○、一般男性と結婚!!』

 

 

 

 

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!

 

 

泣きそう…

 

 

気分がマリアナ海溝より深く落ち込んだ。

 

 

あぱぱぱぱぱぱ^

 

 

すると突然…

 

 

ガシャーン!

 

 

俺を錯乱から覚めさせるように、何かが割れる音が店内に響き渡った。

 

 

音の出処は…げっ!あの兄ちゃんの席やんけ!

 

 

つぐみ「す、すみません!今タオルをお持ちします!」

 

 

どうやらつぐみが躓いてすってんころりん、見事、兄ちゃんのお膝元にシューーーート!!

 

 

あからさまに兄ちゃん足掛とったやんけ…

 

 

兄ちゃん「オイオイ、店員さんよォ…どうしてんだこの有様!!!弁償出来んのかゴルァ!」

 

 

つぐみ「ひっ、ご…ごめんなさい!」

 

 

い、いかんいかん!

 

 

あまりに典型的なウザイ絡み方じゃなイカ!?

 

 

た、助けなきゃ…!!!

 

 

と、とりあえず席を立って…

 

 

「ごめんなさ〜い、手が滑りましたァ〜」

 

 

バシャッ!

 

 

うおあああああい!?!?!?

 

 

何やってんだ俺ぇぇえええ!?!?

 

 

ガラ悪兄ちゃんに頭からコーヒーかけるとかアホの所業だろぉぉぉぉ!!!???

 

 

そこはやんわりと『落ち着きましょうよ』って言うとこじゃねえかああああ!!!!

 

 

何が『手が滑りましたァ〜』だ馬鹿野郎!

 

 

ガラにもねぇことしてんじゃねえええええええ!!!

 

 

誰か俺を止めてくれぇぇえええええ!!!!

 

 

兄ちゃん「オイてめぇ…表出ろや…」

 

 

兄ちゃんキレとるぅぅうううう!!!

 

 

「上等じゃねぇか。顔の判別つかなくなるまで変形させてやるよ。」

 

 

どうしてそんなこと言っちゃうのぉぉおおおおお!!!!

 

 

とととりあえず表に出てててててやるか…

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

ガッツリ路地裏ですね。

 

 

これ死んだわ。

 

 

俺を『あちら側』へ連れて行ってください、大天使ツグミエル様…あぁ、その御尊顔いと尊きことこの上ない…

 

 

兄ちゃん「あんなことしてくれたんだ。きっちり落とし前つけてくれんだろうなぁ?」

 

 

「落とし前…ね。」

 

 

兄ちゃんファイティングポーズとってるよ…誰かお巡りさん呼んで…

 

 

兄ちゃん「死ねぇ!!!」

 

 

ひゃあああ!!!殴りかかってきたあああ!!!

 

 

ドゴッ!

 

 

「ぶぇっ!」

 

 

痛ぁい…あ〜もうこれあれだわ。

 

 

激おこモンだわコレ。

 

 

もう知らないモンニ!

 

 

「キェエエエエエエエ!!!!」

 

 

兄ちゃん「なっ、なんだテメェッ!?」

 

 

俺は奇声を上げながら兄ちゃんに飛びかかる。

 

 

バキッ!

 

 

ゴキッ!

 

 

メメタァ!

 

 

俺の怒りの猛攻を喰らった兄ちゃん、轢かれたカエルみたいにくたばっている。

 

 

「な、慣れないことはするもんじゃないな…こういう過激な所、お父様の血をひいてるのを実感するよ…」

 

 

僕のお父様は、まぁ…あれだ。

 

 

裏社会の『ドン』みたいな…そんな感じのあれだ。

 

 

「アイタタタ…あ、お会計してねぇ!!!急いで戻らねえと!!」

 

 

潰れた兄ちゃんが起き上がる前にその場を逃げ出すように去った。

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

羽沢珈琲店の前まで戻ってきました。

 

 

心の準備をして、入店ッ!!

 

 

つぐつぐを発見ッ!

 

 

直ちにスライディング土下座へ移行するッ!

 

 

「すみませんでしたあぁぁぁぁ!!!」

 

 

つぐみ「えっ?ぇぇええええっ!?!?」

 

 

あ、いきなりすぎたかもしれない。

 

 

まず状況の説明をば。

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

「ということでした。本当にごめんなさい許して下さひ…」

 

 

つぐみ「いえ、あなたは悪くありません!それに、こうして戻ってきてくれましたし…」

 

 

寛大だ…天使だ…これは立教して大天使ツグミエル様の御加護を頂戴しなければ…

 

 

「寛大なお心に感謝します…」

 

 

モカ「ふっふっふ〜、良きにはからえ〜」

 

 

つぐみ「ち、ちょっとモカちゃん!?!?」

 

 

モカ「一度やってみたかったのだ〜」

 

 

あれ?なんだか状況がおかしな方へ進んでいくぞ〜?

 

 

『After glow』のメンバーがこちらに集まってくる!!

 

 

ま、まずい!

 

 

このままでは反骨の赤メッシュ(敬称)に『アンタ、うちのつぐみを困らせないでよ』って絡まれるパターンだわああ!!!

 

 

蘭「ねぇ、アンタ─────」

 

 

「すみませんでしたあぁぁぁぁ!!!!」

 

 

脱兎のごとく店から飛び出し、一目散に駆け抜ける。

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

で、近くの公園まで来た訳だ。

 

 

時刻はお昼過ぎ、色々ありすぎて腹も減らんわ…

 

 

特に理由もなくブランコに腰掛ける。

 

 

「これが全てを諦める人が見る光景か…」

 

 

もはや自分が何を言っているのかわからなくなってきた。

 

 

こころ「あら?あなた、どうしたの?」

 

 

「どうしたもんかね…え?」

 

 

後ろからの声に振り向くと、『花咲川の異空間』、『花咲川のやべーやつ』etcの2つ名を持つ弦巻こころさんがいた。

 

 

驚く気力も起きないや…

 

 

こころ「なんだか元気がないようね?」

 

 

「そう見えます?」

 

 

こころ「ええ、なんだかお魚さんみたいなお顔をしているわ!」

 

 

何この子…さりげなくディスって来たんだけど…

 

 

こころ「元気がない時は笑顔になればいいのよ!いっぱい笑えば、嫌なことを忘れられるわ!」

 

 

桃井太郎かよ…

 

 

「とりあえず、励まして(?)くれてありがとう。まじ生きる活力になったわ。」

 

 

こころ「そう!それは良かったわ!」

 

 

彼女のペースに引き込まれていく気がする…

 

 

これ以上居たら飲み込まれるな、これ。

 

 

「それじゃ、俺はここら辺で失礼するよ。じゃあね。」

 

 

こころ「また会いましょう!」

 

 

あぁ、また会えたらいいな…

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

翌朝

 

 

「な、なんだか暑苦しいな…」

 

 

夏ということもあり、布団などは使ってないはずだが、なんだか寝苦しい。

 

 

「……ん?」

 

 

あや?起き上がれない?

 

 

金縛り…ではなさそうだが…

 

 

「なっ!?」

 

 

寝転んだまま、下の方に視線を移すとそこには…

 

 

こころ「あら、起きたのね!おはよう!」

 

 

「…」

 

 

人間って、びっくりしすぎると声出ないんだね。

 

 

こころ「どうかしたのかしら?」

 

 

「な、なぜあなたがここにいらっしゃるので…?」

 

 

こころ「『あなた』じゃなくて、『弦巻こころ』よ!」

 

 

「あぁ、そう…それで、こころさんはなぜうちに?」

 

 

こころ「なぜって、会いたいから来たのよ!」

 

 

うっ、可愛い…

 

 

そういえば、弦巻こころはこういう子だったな…

 

 

母「息子よ〜、なんか女の子の声聞こえっけど、朝っぱらからギャルゲーでもやってんのか〜?」

 

 

なんてバッドタイミングなんだお母様!!!

 

 

入ってきちゃダメだ!今この状況を見られたらまず──────────

 

 

ガチャ

 

 

ノオオオオオオオオオ!!!!!

 

 

母「あら、起きてt…あは〜…ち、ちゃんと避妊するのよ〜…」

 

 

バタン

 

 

母「も、もしもしお父さん!?我らの息子が部屋に金髪美少女連れ込んでる!!孫の顔ルッキングRTAよ!!!」

 

 

お母様ああああああああぁぁぁ!!!!

 

 

そうじゃねえだろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!

 

 

もっとまともな反応あるじゃねえか!『その子誰よ!?』とかさぁ!?

 

 

てかお父様に連絡しないでぇぇえええええ!!!!

 

 

こころ「なんだか楽しいお家ね!」

 

 

「そうだね…うん…たーのしー…」

 

 

 

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