元現代人の自分としては異世界生活は不便でしかない。 作:ふわんだりぃずと旅じたく
現代を生きるオタクならば誰しもが今を生きる自分と違う世界や容姿等が180°変わる『転生』することを夢に見たことはないだろうか?......とかと言う、私も『あの漫画の能力を持ってこうしたい』『好きなキャラクターを陰ながら見守ってみたい』と夢想した。
ただ実際に体験してみると現代の便利なもの慣れ切っている身では本当にただただ不便でしかない。転生先の世界観にもよるが私の転生先は『ダンジョンで出会いを求めるのは間違っているだろうか?』であるために文明レベルが中世ヨーロッパ止まり。そのため冷たいものを飲みたいときに飲めないし、気になった事柄を調べるにも何日も何時間が掛かる。
幸いなことにダンまちの世界の私は能力に優れており、現代のような便利さを完全に再現できないが限りなくは近づけれると、確信したのは自身がランクアップした時のステイタスにある。私は迷宮都市オラリオで三人目のレベル8へとランクアップしたのだ。実質三番目に強い冒険者である私ならば先程も述べたように現代のような便利さを完全にとまではいかないが限りなくは近づけれると確信してしまうのは無理はないだろう。
ただここ最近所属するファミリア_ヘラ・ファミリアを陥れようとする者たちが暗躍しているのを耳にする。その者たちはここ最近レベル6の冒険者が誕生し台頭してきた『ロキ・ファミリア』『フレイヤ・ファミリア』だ。何故、この二つのファミリアが陥れようとするのはよく分からないが、問題ていうよりは失態あるとすれば、つい最近大規模のクエストにて大量の仲間が死亡してしまったことを突かれそうではある。
まぁ、そのおかげ.....というのも不謹慎だがレベル8へとランクアップすることが出来たし、ファミリアを脱退することも出来た。脱退する理由として第一にウチの主神は一度スイッチが入ると超絶面倒なメンヘラになり、その対応に頭を悩まさせられそろそろ改宗しようかなと考え始めてタイミングに陥れる話を耳にした。といった感じの経緯で無所属の冒険者になった訳だが、何処に拠点を構えるべきかを決めあぐねている。
候補としては一つ目『冒険者滅多に来ない迷宮未開拓領域』、二つ目が『オラリオから離れた辺境』、三つ目『魔法で私とバレないようにしてオラリオの何処かの家』の三つある。
一つ目『冒険者滅多に来ない迷宮未開拓領域』のメリットは人が来ないという点が一番に上がってくるだろう。私が所属するヘラ・ファミリアは良くも悪くも名が知れ渡っているため、私もその例に漏れることなく『静寂のアルフィア』と並ぶ才能の権化と言われており、魔法という分野では多彩な魔法を使うことから『
二つ目が『オラリオから離れた辺境』である。これは原作キャラクターの舞台から離れた土地ならば思う存分、私のしたいことに注力することが出来る。ただデメリットとして欲しい時に欲しい素材が入手しづらい点だ。そのため、一つ目の迷宮未開拓領域の方が辺境よりいいとと言えるだろう。
三つ目『魔法で私とバレないようにしてオラリオの何処かの家』はメリット、デメリット云々言う前にオラリオに家を構える時点で論外。何故ならば主人公補正を持ったキャラクターが二人存在しているからだ。まずは本筋であるダンジョンで出会いを求めるのは間違っているだろうか?の主人公『ベル・クラネル』、『ソード・オラトリア』の主人公『アイズ・ヴァレンタイン』の二人がおり、この二人の主人公補正が働き偶然偶々何かの拍子でバレしてしまう未来が想像するに容易いからだ。.......まぁ、そんなことを言ってしまえば他の候補にも言えるが、特にその可能性が高いのがオラリオの街中に家を構えることだからな。
それで結局私は三つの候補の中から選んだのは迷宮未開拓領域にした。理由として人が滅多に来ないとか素材を集めやすいとかもあるが選んだ理由としてもし仮に拠点に人が来たらすぐに別の迷宮未開拓領域に移動し新たに拠点が構えやすいのがいいなというのに気が付いた。そして拠点を構えてかれこれ八年の時が経過した。
オラリオ最大派閥であるゼウス、ヘラのファミリアが消滅し、ロキとフレイヤのファミリア実質の最大派閥となったオラリオで、私は生活必需品と言える冷蔵庫とエアコンを魔法要素が含んではいるが、機能としてはほぼ現代のモノと遜色なく作ることが出来た私は、次に作ろうと考えているキッチン周りの設備を作るに必要な素材を手に拠点に戻るとボロボロになった
「.......マジでかぁ」
思わず深いため息が漏れてしまう程、この世界の補正というか修正力なのかは知らないけど放っておいて欲しいんだけど。別に原作崩壊させる気なんてサラサラ無いし、ヘラ・ファミリアに所属して力を身につけたのだって自己防衛力ないと死ぬ可能性あるからだしさ。
まぁ、適当に迷惑の入り口へと転移させておけば誰かしら保護してくれるだろうと、考えた私は転移魔法をアイズに掛けようと手を向けたタイミングで第三者_リヴェリア・リヨス・アルーヴが割り込んで来た。
「ウチのアイズに何をするつもりだ。
......あぁ、余計に面倒な状況になったなぁ。いちいち事情を説明しても状況的に、所属していたファミリア的に納得してもらえそうにないから一緒に彼女らの拠点である黄昏の館に転移させるか。
sideリヴェリア・リヨス・アルーヴ
いつものように私はダンジョンへ入り浸りたっている
倒れ伏しているアイズに向けて魔法を放とうする姿を見た瞬間思わず守らねばと身を挺し彼女に杖を向ける。
「ウチのアイズに何をするつもりだ。魔導図書館」
そう言い放った瞬間私とアイズは自分達が所属するファミリアの拠点内にいた。恐らく彼女の魔法でダンジョンから黄昏の館へと転移させられたのだろうと、考えているとフィンが横から声を掛けてきた。
「色々と聞きたいところだけどまずはアイズを医療室へ連れて行こうか」
「......あ、あぁそうだな」
アイズを医療室に預けた後、誰も使っていない空き部屋に集まったロキとフィンにダンジョン内で魔導図書館に遭遇したことを伝えた。私の話を聞いたフィンは親指の爪を噛んで頭を抱えた。元ゼウス、ヘラ・ファミリアの冒険者らは誰もが私達よりも格上の冒険者であった。そんな冒険着が主神の送還と共に姿が眩ましてから一か月後に現れたとなってしまったらそうなるのは分からんでもない。
「念のため確認するけど本当に彼女_魔導図書館だったのかい?」
「ああ、そうだ」
「なら、大丈夫だね。彼女は他の団員と違って話が通じるからね」
確かに今思い返せば何をしようとしていたのかを冷静に聞けばよかったと思う。
あのヘラ・ファミリアの中で彼女は人の話を最後まで聞き歩み寄ってくれる人物だ。この前だってダンジョンでソロ攻略していた彼女と出会った際には魔導士としてどのように立ち回るべきかを聞いたら、親身になって答えてくれたこともあった。
「なら、うちに引き込むのはどうや」
「確かに僕も考えたけど、潰したファミリアに快く入ってくれるだろうか」
「フィン、よく考えてみ。彼女_メディア・ル・フェイはこの迷宮都市オラリオの中で一番強い魔導士がフリーなんやからそこは交渉次第やろ」
確かにロキの言うことも一理ではある彼女はあの静寂を抑えてオラリオで最強の魔導士として名が知られている。そんな彼女がどこのファミリアに無所属のは放っては置けないだろう。私としても所属してもらえたらもっと上を目指せるのでは考えていたところにフィンは否と声を上げる。
「彼女は一旦放っておこう」
「理由はなんや?」
「いくらこちらが良い条件を提案したところで入ってくれる未来が見えないからね」
「ま、フィンがそういうんなら別にかまへんけど、後々後悔しても知らんで」
そう言ってロキは部屋から出て行った。
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メディア・ル・フェイ
lv:8
力:I0
器用:I0
耐久:I0
敏捷:I0
魔力:I0
魔導:A
精癒:D
物防:D
魔防:C
状態無効:B
技巧:C
神秘:F
【魔法】
〝夢想具現〟
・想像魔法
詠唱『我、行使する。異なる世界の想像を創造し、我が力、我が知恵として顕現せよ。』
【スキル】
〝生還特恵〟
・死を免れる毎に経験値獲得、超向上補正。
〝夢想行使〟
・任意発動。
・魔法を詠唱破棄で発動する。
・魔法の規模により消費する魔力増幅する。