これは、作者が自分の妄想でこうだったらいいなってことを勝手気ままに書いています。
当然皆さまの想像や実際に感じている印象とは大きく異なる点も多々あると思いますが、その点はまず何卒ご了承ください。
ただ、私一人だけで盛り上がりたいわけではなく、皆さんと一緒に楽しめるようなお話を作れるように努力していく所存です。
また読んでいただいた皆さんにも是非ご協力いただきたいことがあります。
こんなIFやあの人とイチャイチャしたい、くだらないやりとりなど思いついたことがあれば感想とご意見をお願いします。
こんなお話作ってなどの意見のある方は、特に詳しく語っていただきますとこちらも非常に助かります。
メッセージやツイッターにてお待ちしております。
この小説をお互いに楽しめる最高なものにしていきましょう
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俺の名前はとうま。
ある農業大学に通っている1人暮らしの現役大学3年生だ。
大学2年目の日々が終わり、3年目からはいよいよ俺も研究室に所属することになった。
自分が入った研究室は大学でも結構人気のある動物の研究をしており、日々実験と実習を行い、学業とレポートに追われている。
これだけきくと別になんてことのない普通の大学生だが、俺には周りの人間には言えず、内緒にしている秘密がある。
それは、俺はにじさんじのライバーなのだ。
ちなみににじさんじ2期生の1人、
配信と大学の両方に挟まながら日々を過ごしている俺は、今日はなんと珍しく配信と大学の両方の予定がない。
完全なオフということで、予てからやろうと計画していた家の掃除や買い出しをやることにした。
朝食を食べ終え、かごに溜まった洗濯物の山を洗濯機の中へに放り込む。
今日の天気は雲一つない快晴だから、お日様のもとで洗濯物を干せるまさに最適な絶好のチャンスなのだ。天気予報でも今日は一日中晴れているらしいので、この日を逃すわけにはいかない。
後で買い出しに行く際に欲しい物をピックアップしてメモに書き出していると、洗濯機から仕事終了の合図がきた。
かごに洗い終わった洗濯物を詰め込み、ベランダの外にある物干し竿に湿った衣類を引っ掛ける。
洗濯前にあらかじめベランダには布団を柵にかぶせて落ちないよう固定して干してある。
日差しも強いし、この調子ならお昼すぎぐらいには全部乾いて、中に回収することができるだろう。
そんなことを思いながら、洗濯物を干している最中だった。
ピンポーン!!とチャイムの音がうちの中を響き渡ったのだ。
「うん?誰だ?」
玄関から鳴らされたチャイムの音を聞き、俺は洗濯物を干す作業を一時中断すると来客がいるであろうドアのもとまで近づく。
宅配便か?はて?…今日は何か届く日だっただろうか?
しかしその心当たりのないので、誰が来たのか皆目見当もつかなかった。
頭の中でクエスチョンマークが飛び交っている。
「はぁーい!…て、あれ?」
靴を履き、玄関の扉を開けてみるも、不思議なことにそこには誰もいなかった。
玄関から身を乗り出して、外の通路を見渡してみても周囲には誰もいる気配はしなかった。
ただ、風に吹かれて揺れている木々の葉がこすれる音がするだけだ。
可笑しいなぁ…?いたずらか?と思いながら、結局首を傾げもう一度外を観察してみるがやはり何もない。
頭の中をクエスチョンマークが飛び交っていく。
しかし誰もいないならここにいても仕方ないので、玄関の扉を閉め、途中だった洗濯物を干す作業に戻ろうとリビングの方を振り返る。
「あ、おはにゃー」
するとなんとびっくり!!
1人暮らしという前提条件のあるこの家には俺一人しかいないはずなのに、戻ってきたら1人の猫耳を生やした茶髪の女の子がリビングに立っていたのだ。
茶髪のショートヘアに魚を模した水色のヘアピンをつけ、首から【ねこかん ください】と書かれた看板を下げて、黒いシャツの上にパーカーを着ているはっきりと見覚えのある姿に鮮明に瞳に映り込み、内心また来やがったと思ってしまった。
彼女はそんな俺の心情など露知らずにっこりと会心の笑顔を見せつけ、後ろよりチラチラ見え隠れする尻尾は左右にぶんぶん揺らしている。
俺がこれからする反応を心待ちにしているように見える。
彼女の名前は文野環。俺が幼い頃から何度も遊んで共に時間を過ごしてきた長い付き合いの幼馴染だ。
そして、俺と同じにじさんじ2期生のライバーである。
実をいえばこうして家に来ること事態は一度や二度じゃない。
その点は今更気にならないが、問題は一体どうやって家の中へ侵入したかだ。
「たまき…おまえ、いつの間に俺の家に?どっから入ってきやがった?」
「ふふん、どこからだとおもう?」
疑問をぶつけたら、疑問文で返事してきやがった。
彼女は開いているベランダの窓を背に向け、両手を腰に当てるとこれまた立派に成長した大きな2つの果実をこれでもか!!と名一杯張って、ドヤ顔を決めながら俺の解答を待っている。
彼女のしぐさに若干イラっとしたが、それをおくびに出さず落ち着いて思考を巡らす。
そこで彼女後ろより吹き込んできた温かい風ではためいているベランダのカーテンが眼に映り、すぐさま俺の脳内に一つの考えが思い浮かんだ。
「まさかおまえ、ベランダから入ってきたのか!?ここ、2階だぞ!」
「ふふっ、正解♪野良猫の私にかかれば、ベランダから侵入することなんて朝飯前ってことよ♪」
「まじかよ…待て、ならさっきの玄関で鳴ったチャイムもお前の仕業か?」
「そうだよ、あなたがその音に釣られて玄関の外におびき出せている間に屋根の上に移動して、後は屋根からベランダへ飛び移って、中へ入ったの♪今日は天気がいいし、きっとこの時間になればあなたは洗濯物を外に干そうと窓を開けることぐらいお見通しなんだからね!」
だってぇ、私はあなたの幼馴染なんだもの♪
そんなことを語った野良猫の笑みは、窓から照らしている太陽の光にライトアップされ、とてもまぶしいほど輝いて見えた。
嬉しそうにしつつも少し恥ずかしさが垣間見えている彼女の微笑む様を見ていると、不覚にも可愛いと思ってしまった。
頬に血が昇っていくのを感じ、全身ホクホクと熱を帯び始める。
心臓の鼓動が急激に速く、そして大きくな音をたてて、高鳴っている。
整った顔立ちの彼女に急にそんな照れくさいこと言われると何と言葉を返していいかわからなくなり、まともに目を合わせることすら出来なくなってしまう。
そんな恥ずかしさを誤魔化すため、おれは真っ直ぐ見つめている彼女の目から逃げるように明後日の方向に顔を背ける。
そんな俺の行動に気づくとたまきは益々笑みを深めて、逃がさないように回り込んで俺の正面に移動してくる。
「ねぇねぇ、何で目を反らすの?もしかして恥ずかしがってるの?」
「ち、ちがう。」
「じゃあ♪私の方を見れるよね?」
「…」ぷいっ
「ああっ!?」
俺がまた違う方へ顔を背け、たまきが再び俺の正面に回り込む。
こんなくだらない攻防を何度か繰り返していたが、とうとう我慢ならなくなったのかむすっと不満そうな顔をした環は、俺の頬を両手でがしっとと捕まえ、無理やり自分の真正面に来るように持ってくる。
なにくそ思い通りになるものか!!とついつい意地を張り、首に力を込め、力づくでも抵抗してみるが、獣人族の彼女とただの人間の俺。
力だけによる純粋な真っ向勝負は正直俺の分が悪い。
結局抵抗も虚しく、彼女の思うがまま、力づくで俺の顔を自身の眼前まで持ってきて、無理やりにも目線を合わせられてしまった。
「あ、やっと見てくれた♪」
「っ…!」
くっそぉ…ずるいだろこんなの…
何か勝負をしていたわけではなかったが、環に完全に敗北したのを実感した。
きっとのこの時の俺の顔は誰が見てもはっきりとわかるほど真っ赤に染まってしまっていただろう。
「も、も、もももももももういいだろうぉぉぉ!!わかった!!おれがわるかったから!!頼むからまじで離れてくれ!!暑苦しいわぁ!!」
「え~、ふふっ。もうしょうがないなぁ」
泣きの入った俺の必死の懇願に漸く気が済んだのか環はついに俺を開放してくれた。
いじるだけ俺をいじり倒して勝手に満足している幼馴染の内心を読み取ることはできない。
ようやく距離を取ることで冷静さを取り戻した俺は、逃げるようにいそいそと作業途中である洗濯物の干し作業に移ることにした。
こいつにずっと構っていたらいつまで経っても今日のやるべきノルマが終わらないのだ。
ただいつかやり返してやると心に誓った。
「…で、ダイナミックな突撃訪問をかましてきたお前は一体何しに家に来やがった?また昼寝しにわざわざ来たのか?確か今日配信やるとか言ってなかったか?大丈夫なのか?」
これ以上いじられるては敵わないなので、話題をかえるため我が家の訪問の目的を尋ねてみた。
「それもあるわ。でも大丈夫。配信はここで一緒にやるから。」
「…ん?…うちで?」
「うん」
「いつ?」
「今」
「今!?俺休みなのに!?準備は!?」
「ふふふ♪」
「…ohふ」
時は経ち、時間帯はお昼になった。
【Live・】突撃お宅のお昼ご飯をつくってみた 【文野環・東縁馬遊】
「ってことで今からお料理を作ります。まずは冷蔵から野菜を…」
「おい、挨拶すっ飛ばしていきなり料理し始めるやつがあるか。リスナーが困惑しているぞ。」
「そうだっけ?まぁいいや」
「おいこら野良猫!」
いきなり始まったと思ったら、もう既に料理してる…だと!?
これが野良猫クオリティー…
おい!あいさつぐらいちゃんとしなさい!
遊くんだ!!
あれ?遊くんいるじゃん?今日コラボだったけか?
「おはにゃー、遊くんの妻である文野環です。はい、次よ。あ・な・た♡」
「やめろぉお!!ふざけんなお前!!いつもそんなあいさつじゃないだろ!?急にどうした!?いつから俺はお前と結婚して夫婦になったんだ!?」
「もう❤️遊くんたら❤皆の前で言わせるのぉ…恥ずかしいわよ♪あれはねぇ、一昨日のことだったわね」
え!?
え!?
ついに、結婚したの!!
まじ!?
おめでとう!!
おめでとうございます!!
よかったなぁ!!
俺達もこれでようやく安心て配信見れるわ
てぇてぇ
「待て待て待て!!もういいからお前は黙って料理してろ!!これ以上皆に誤解を広められるじゃない!!俺が説明する!!」
「は~い」
「おほっん。…というわけで環のリスナーの皆おはゆー!!知らない人は初めましてだな。俺は、東縁馬遊。このマイペース野良猫と同期のにじさんじライバー兼幼馴染だ。いつも本当に野良猫がお世話になっている。色々と思うところがあるだろうが、今後ともどうか温かく見守ってほしい。」
「まず、先程環が言っていたことは全くの出鱈目で真っ赤な嘘だ。いつものの環の悪ふざけだ。俺はまだ誰とも付き合ってないし、結婚する予定もない。そう言うことで周囲に誤解を広げるなよ。わかったな?OK?」
「…」
「それで今日の配信は、本来は事前の予告の通り環の一人だけの料理配信だったんだが、突然俺の家に凸してきたと思ったら、ここで配信やる!!って一方的に告げられたんだ。今日、俺オフなのに…」
「…まぁ、どうせこの後昼食は作る予定だったし、なら環が一緒に作ろうって話になってな。なんだかんだで急遽参加する流れになったんだわ。料理する事態はいいっちゃいいけどさ…準備とかあるし、せめてもう少し事前に連絡してほしかったなぁ…」
「ちょっと?せっかく遊くんのためにお昼ご飯を作ってあげるんだからむしろ感謝してほしんだけど?」
ため息交じりに俺はそう言葉を溢す。
冷蔵庫から取り出したラップで包装済みのナスを乱切りにしていた環は、ぶうぶうっと不満そうに口を尖らせている。
こやつ…、俺が急遽決まったこの配信のための準備を環の分まで急ピッチでしたというのなんだその態度は
「誰がお前の配信も準備したと思ってるんだ?うん?材料も場所も道具も全部俺の家の物だが?あと何かをやるにしたって報連相はしっかりとやりなさい。相手先にご迷惑がかかるだろうが」
「安心して!私は天才だからその辺もしっかりしてるわ!」
嘘つけ。お前以前、マネジャーに相談も無しに無断で他企業の配信者をゲストに呼んだことあったろ?あれでこってり絞られたの忘れたんか?
コメント欄も「嘘つけ!」「え?」「うん?」と疑問符と突っ込みで溢れかえってるぞ。
「…昔から本当に環の自由さ加減は変わらないなぁ。散々おまえの気まぐれに付き合わされたからもう慣れたわ、怒る気力すらわかねぇ…」
「私は別に誰にでもこんなことをやっている訳じゃないわ。遊くんだけよ。」
「ふざけんな。何でもかんでも全部押し付けないで自分も手伝え。そして遠慮というもの覚えろ。介護している少し俺をいたわりやがれ」
「今あなたのお昼ご飯作ってるわよね?」
「それだけで今まで溜まりに溜まった負債がチャラになるとでもっ!?」
てぇてぇな
遊くんがいるだけでこんなに安心して配信見れるのは幸せだわ。
新婚夫婦では?
…本当に付き合ってないの?
遊くん、結婚してください。
「…今、遊くんに求婚したメス豚。私、名前を覚えたからね。後で覚えておいてね」
「急に怖くなるな。そしてコメント見るのもいいが、ちゃんと手元も見ろ。包丁で指切るぞ。あと切ったナスもらうぞ」
「…は~い」
「あと、カレールーも刻んでおいてくれ」
「オッケー、わかった!」
急に怒気を露わにして、失言をしたリスナーを威嚇しだした環
そんな環を諫めつつ野菜を切るのは環に任せる。
俺はフライパンに油を引いて熱し、一口サイズにカットされたナスを炒める。自分の作業をしながらも、環の方が気になりソワソワしてしまう。
コイツは昔から結構危なっかしくて何をやらかすかわからないところがあるからな。
正直ちゃんと見ていない不安に感じてしまう。
今でこそだいぶ落ち着いたが、昔はもっとひどく恐怖を振りまくびっくり箱のようなヤツで、配信中は片時も目が離せなかった。
特に一円玉を電子レンジで溶かそうとした事件にはリスナーを含め、凄まじい衝撃を与えた。
今での鮮明に覚えている。
あのときは、思わず自宅を飛び出して環の家にダッシュで向かいながら、何度も電話をかけて必死になって静止したものだ。
おかげさまでその後、夢で頻繁にそのシーンが出てくるようになり、寝ていてもお前の暴挙を静止しなければならなくなったというおまけ付きだ。
こわw
草
ごめんなさい
許してください、もうしません
ちなみに今日は昼ごはんは?
「そういえば、作業に夢中で料理のこと伝え忘れていたわ。今環と作っているのはナスとひき肉のキーマカレーだ。あとはサラダも後で用意する。」
「カレーにはゆで卵とパセリ、お菓子のポップコーン、ここまで来る道端で摘んだタンポポの花もトッピングするわ。」
「ポップコーンは好きにしていいが、摘んだタンポポの花は絶対いれるな。外に捨ててきなさい。…てかタンポポって食えるのか?」
「あら、前に食べた時は平気だったから、きっと大丈夫だとおもちゃった♪それにお花、綺麗だし」
「逞しいなぁー、おまえ」
キーマカレーいいね!
俺も二人の手作り料理食べてみたい。
羨ましい…
カレーポップコーンもうまそうだな
タンポポ!?
タンポポの花くうのか!?
タンポポって食えるの?
しらんわ。
毒あるって話じゃなかったけ?
一応全部食えるぽいぞ。
突如として出現したタンポポの花というワードにコメント欄が目にもとらぬ速さで急速に加速しだした。俺達そっちのけであーでもない、こーでもないって論争が盛り上がっている。
まぁ、無視することにする
その後も俺と環は最近あったことなどの話を挟みながらも手は一切止めず、動かし続けた。
同じフライパンでひき肉、みじん切りの玉ねぎを加えて、塩と胡椒で味付け。
玉ねぎがしんなりしたところで水を加えて、沸騰させたら火を止めてカレールーを溶かす。
後はナスを加えて、再び火をつけてひと煮立ちで完成だ。
仕上げにゆで卵、パセリをトッピング。
環の分はポップコーンもついている。タンポポを入れさせなかった。その辺で取ってきたタンポポなんて食いたくないわ。
「よし!完成だ!」
「ふふふ、私にかかればこのぐらいあっという間よ!」
おお!!
美味しそうにできてるじゃん
ふつうにうまそう
俺もたべたい
おいしい(確信)
お皿にご飯とともに盛り付け、最後のトッピング作業も終わって完成した。
食卓には完成したキーマカレー、サラダ―、猫缶、水出し緑茶が並んでいる。
その光景を画面越しに見ているリスナー達の反応も概ねいい感じだ。
環は自分の前にある彼女のキーマカレーをスマホで写真に収め、早速Twitterに料理の写真を投稿しているようだ。
香り立つスパイスの香りが鼻腔を通り抜けると空腹感から涎が自然と溢れ出てきてしまう。
さて、実食の時間だ。お味のほうは…
「うん!!うめえ!」
「おいし~!」
味は俺も環も満足のいく出来だった。ちょうどいい辛さがアクセントで更なる食欲をそそり、あっという間にペロリと平らげてしまった。
その後は、しばらく雑談をしてから配信を終了し、俺は皿洗いなどの片づけをした。
今の環はというと、日当たりのいい場所に外に干していた布団を取り込んで、それを床に敷いてゴロゴロとまったり昼寝をしている。
お腹も一杯になり、やることもやった彼女はもう完全にリラックスモードに移行していた。
「環、おつかれさん。いやー、久しぶりのキーマカレーは美味かったわ。満足満足」
「えへへ、…また作ってあげてもいいのよ」
「何で上から目線なんだよ。たくっ、…まぁ機会があればお願いするかな」
「!!ふふーん♪しょうがないなぁ~♪」
環は俺の言葉を聞くと急に飛び起きて、ちぎれてしまうんじゃないかってぐらいに尻尾をぶんぶん振りまわし、むふーっと鼻息を荒くして俺の方に顔を向けてきた。
すっかりご機嫌の様子だ。
何が嬉しいのかわからんが、笑顔を浮かべて、喜びを隠しきれず、俺の布団の上へ飛び込んで転げ回っている。
そんな幼馴染の相変わらずの自由気ままで子供ぽい反応を見ていると面白くなって、自然と俺の頬も緩まった。
…長年ずっと一緒に過ごしてきたが、いつ見ても彼女の喜ぶ様子は見飽きない。
微笑ましその姿を見つめ、胸の奥がほんのりと温かくなり、ついつい俺も嬉しくなってしまう。
たまにはこうして2人で何かをして過ごすのもいいな
最近は研究室にも慣れ、本格的に実習や先輩の実験に参加させてもらえるようになった。そして分厚いレポートの作成に追われる毎日だ。
そんなことも相まって、にじさんじの同期や先輩方、後輩達と一緒にコラボで配信したくてもお互いの予定が合わなかったり、途中で抜けさせてもらうことが結構ある。
俺の配信も誰かとコラボしているよりも一人で実況や雑談している動画の方が圧倒的に多い。
そのことで俺の配信をいつも見てくれているリスナーから突っ込まれたり、時には凄まじい批判が起こるのもよくあることだ。
他のリスナーやスタッフ、マネージャー、先輩や同期からも色々と心配されて、多方面でご迷惑をおかけしているのもわかっている。
正直両立するのはとても大変だ。
だが、俺はどっちかを捨てるということはしたくない。
それに俺は別に1人でいることにそれほど不満は感じたことはないからな。
こんな日々も決して悪くないと思っている。だけども…本音も言えば…少し寂しく感じている自分がいるのは確かだ。
ちらっと日差しのもと、布団の上で丸くなってうたた寝している彼女の姿を横目に見る。
今日突然のコラボ配信だってきっとアイツなりに気を利かせてくれたのだろうと思っている。
気軽に家に遊び来たり、俺の配信を見てくれている環は、俺が誰かと一緒に配信できず、ずっと一人で配信していることなど当然知っているし、そんな様子をずっとみてきたのだ。
配信の前では、常識に囚われない我が道を行き、他のにじさんじ関係者などを振り回している彼女だが、裏では られて泣いたり、誰かの為に怒ったり、他人を思いやることのできる優しい子だ。
付き合いも長くお互いのことを知り尽くした幼馴染にとって俺の心のうちに蓋を閉じたちっぽけな感情を読み取ることなんて造作もないことだろうしな。
まぁ、たまには一緒に料理を作って食べる…そんな日もあってもいいだろうと思っている。
そう思いながら、この後に行う作業のタイムスケジュールを脳内で組みなおす。
ありがとな。たまき
でも、やっぱり事前に一声だけでもかけてほしいものだ。
少し長かったかと思いますが、いかがだったでしょうか?
感想、ご意見お待ちしております!
次回もお楽しみに