@午前
必修科目を含む普通の授業
昼は大食堂で一流の料理を安価で頂ける
そこで
「…」
何故かクックヒーロー、ランチラッシュ先生が熱い眼差しを向けてくる。何かしたかな?
「君…緑谷出久君だよね?」
「は、はい」
声はよく通る良い声なだけに圧が数倍に増している
「君に質問がある」
「ハイ、ナンデショウ」
真剣な面持ちから
「白米に落ち着くよね?最終的に」
「え?」
と質問がくる
「いや、ラクロッシュがね…洋食こそ至高って譲らなくてさ?」
「すいません、後ろつかえてます」
「それではこれで…」
逃げよう
@午後
いよいよ午後の授業
ヒーロー基礎学だ!
「わーたーしーが!」
来た
期待に胸を膨らませる中
「普通にドアから来た」
響き渡る笑い声
不思議と落ち着くのはあの動画のおかげだろう
それにしても
確かアメリカに留学していた時に使っていたコスチュームでそのコスチューム制作に携わっていたのはデヴィット・シールド!!
「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作るため様々な訓練を行う課目だ!必修だな!」
シンプルに説明してるオールマイト…シュールだ
「早速だが今日はコレ」
『バトル』
「戦闘訓練だ」
「戦闘訓練…」
排気音が聞こえた方を見やると
アタッシュケースが4つ入り、5つの棚が出現していた
「それに伴いってこちら!」
「入学前に送ってもらった「個性届け」と「要望」に沿ってあつらえた…
一同が湧く
「コスチューム…」
「着替えたら順次グラウンドβに集まるんだ!!」
「はい!!」
格好から入るってのも大切なんだぜ?少年少女
自覚するのだ!!!今日から自分は…
ヒーローなのだと
@Another Day
被服控除
入学前に「個性届け」「身体情報」を提供すると
学校専属のサポート会社がコスチュームを用意してくれるシステム
別途「要望」を添付することで便利で最新鋭のコスチュームを作ってくれる
「コスチューム…」
欲しいと思っていたのにいざとなったら分からなくなってしまう
【個性】は未知数な点が多い、オールマイトみたいな…
いや、違うな
「僕はオールマイトにはなれない」
憧れは憧れだ。それには成れない
…ならいっそ
機能性を重視して…
「出久?」
「何?お母さん」
振り返ると後ろに何かを隠し持つ母の姿
「じゃぁん」
パーカー白一色に「出久」の深緑色の刺繍
「入学祝い、許して欲しいなんて思わない、あの時私は諦めさせちゃったと思った。なのに出久は追い続けてた」
この日「要望」に書いた内容には
「上着は必要ありません」とだけ書いた
「これからは全力で応援させて」
「お母さん」
僕はいつも母さんに支えられていたよ
@雄英-更衣室
パーカーをハンガーに掛け
アタッシュケースを開ける
インナーはタンクトップに近い造形
赤を基調とした防刃繊維の編み物
ベージュのゆとりあるズボンに水筒
?
『飲み物により個性の性質が変化するとのことで僭越ながら最新鋭の水筒を付属させて頂きました』
「はは」
キャラ水筒に似た造形
上が黄色、下が青を基調とし、赤と白の模様
まんまオールマイトだ
見透かされてる…
インナーとズボンを着替えるとハンガーからパーカーを羽織る
これが僕のコスチュームだ
@雄英-グラウンドβ
「始めようか有精卵共!!!」
各々がコスチュームに身を包み集合する
「お!デク」
「あ、デクくん」
「峰田くん、麗日さ…ん」
ピチッとしたスーツ二人組
「めっちゃ私服!ヒーローには見えんね…」
「意図してやったから…麗日さんのは」
「要望ちゃんとかけばよかったよ。パツパツスーツになった」
「ヒーロー科、最高」
「無駄をなくしたフォルム…」
二つの視点でこうも変化するとは…
飯田は思ったのであった。
「みんな良いじゃないか、かっこいいぜ!!」
「先生!ここは入試の演習場ですがまた市街地演習を行うのでしょうか!?」
白く洗練されたフォルム
その形はまるで
ターボヒーロー、インゲニウム
このザ・ヒーローな姿見…カッコいい
「いいや、もう二歩先に踏み込む!」
飯田君への質問を丁寧に返すと内容の解説を始めた