@USJ
「ヴィラン!?バカだろ!?」
何だこの違和感
あのボサボサ髪何処かで…
「ヒーローの学校に入り込んで来るなんて阿呆すぎるぞ!」
そうは言ったもののこの状況からして対策はとられているだろう
「先生侵入者用センサーは?」
「もちろんありますが」
「現れたのがここだけか学校全体か…何にせよセンサーが反応しねぇなら向こうにそういうことができる【個性】がいるってことだな」
「バカだが間抜けじゃねぇ」
校舎と離れた隔離空間にそこに入る少人数が入る時間割と人員配備
「何らかの目的があって用意周到に画策された奇襲だ」
@襲撃開始より5秒
「13号避難開始、学校に連絡を試せ!センサーの対策もある奴らだ電波系を妨害している可能性が高い、上鳴お前も【個性】で連絡試せ」
「ッス!」
相澤先生が臨戦体制に入る
「先生、一人で戦うんですか?」
「あの数じゃ、いくら消したって」
クラス一同がざわめき始めるが
「一芸だけではヒーローは務まらない、任せたぞ」
捕縛布がしなり、相澤先生が渦中へと飛び込んだ
@襲撃開始より10秒
段差を飛び越え、真っ直ぐと敵陣へ
「射撃隊!いくぞ」
「大間抜けが」
敵が構えたが
不発
その隙に捕縛布がうち2名を捕捉、正面衝突により戦闘不能状態へ
続け様に【岩】に身を包んだヴィランが接近する
両腕の4腕を持ち上げ、振り下ろそうとするが
速度が足りていない
イレイザーの顔面への強撃によりよろめく
捕縛布による絡めとりで体制は完全に崩れる
個性を消されたであろうヴィランが殴りかかろうとするのを寸前で避けると
絡めとっていた【岩】を近接を仕掛けてきたヴィランへと当てがう
個性頼りになる陣形の【個性】を消すことによる連携崩し
そこから多対一とするのではなく、必ず一対一、二対一を作り出す戦況作り
@襲撃開始より15秒
「させませんよ」
正面入り口までの通路に現れた深紫色の空間
その中からモヤが現れる
先程確認できた襲撃班の中にいた人物だ
「はじめまして我々はヴィラン連合、僭越ながらこの度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは平和の象徴」
オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして
モヤが襲撃の目的を話した意図は不明
しかし明確な殺意あっての開示
モヤの表情、顔に当たる部位が揺らめく
13号が迎撃に出ようとした瞬間
爆発音で掻き消える
「その前に俺らにやられることは考えなかったか?」
飛び出したのは切島鋭児郎と爆豪勝己
それぞれの個性により、モヤに対して先制攻撃を仕掛けた
爆煙により視界が塞がれているものの至近距離での爆発…
「危ない危ない、子供とはいえヒーロー」
But 無傷
「だめだ!二人ともどきなさい」
不穏な空気を察して13号が個性を構えるが
「私の役目は!」
…
@USJ襲撃
「!?」
気づけば水の中に居る僕
取り敢えず【黒キ人】を…
あれ?
「ニュートラル!?」
【黒キ人】が居ない
仕方なく手動で【ランナースタイル】へと切り替える
水中での移動は他の地形と違い抵抗力が高く動きづらかった
それに加えて
「息ができない」
オールマイトを殺す…
どうやって倒すつもりなのだろう
色々なことが起こり過ぎて思考がまとまらない
目下の悩みである呼吸を解決しようと水面へと向かう
不安と疑問に思う中
「来た来た」
「!?」
誰かいた
異形型
魚の顔にエラ
魚人とも言えるその風体
「オメェに恨みはないけどサイナラ」
口を大きくかっ開くと
突っ込んでくる
マニュアルを前に出し口に手を突っ込む
腕を飲み込み、噛み砕こうとするが
これを読んでの行動、喉に絡みつく流動体を喉の奥へと流し込む
数度の痙攣の後動かなくなったのを確認すると
再び水面へと向かう
魚人の口から泡が立ち昇る
「ぷふぁ」
周囲を確認する
場所はおおかた予想がつく
@USJ-水難エリア
「逃すかぁ!」
水面に浮かせた手を掴んで立とうとする僕を迎撃しようと
水で作られた手を振り抜いてくるヴィラン
体制が整っていない為、衝撃に備える
が
お腹を包んだ柔らかい何か
水から勢いよく引き上げられると上に放り投げられる
「おわぁ!?」
持ち上げられた体で水難エリアを一望する
少なくとも8人
船に着地する
近くに叩きつけられる峰田君
「ぐぇ!」
助けてくれた本人の舌が見えた
「ありがとう蛙吹さん」
「梅雨ちゃんと呼んで、しかし大変なことになったわね」
@USJ-水難エリア-甲板
「カリキュラムを知っての行動…報道陣の乱入はヴィランが仕組んだことで…虎視眈々と機会を狙ってたんだ」
今までの点が線でつながり面になる
しかも、オールマイトを倒す算段が取れているとも豪語していた
「緑谷どうする…」
珍しく弱気な峰田君、あの時の頼もしさは何処へいったのか
「オールマイトの倒し方…対策した敵…打撃無効?いや、ファットガムの様な【脂肪吸着】であったなら、それなら相澤先生みたいな【消失】…」
ブツブツと考え事を始める
止めるものがおらずフルスロットルで思考を始める
「でもよ…でもよ!オールマイトを殺すなんてできっこないよな!オールマイトが来たらあんな奴らけっちょんけちょんに!」
「それまで私たち耐えられるのかしら、オールマイトを殺すことができる人達に嬲り殺すって言われたのよ?」
状況的には絶望的なことを冷静に理解しての言葉だったが
「んだよ〜こいつ!」
峰田君にとっては追い討ちになった
@13:45
「誰かしら来るのは確定してるよ」
僕は携帯を取り出し、二人に見せる
「妨害系に邪魔されてるって言われてなかったかよ!」
「峰田ちゃんの言う通り、携帯は圏外で通じてないわ」
「だからだよ」
僕の携帯にはリカバリーガールから定期的に連絡をとる様に言われている、僕の体のことだからバイタル以上に本人との会話が必要になるらしい
「定期連絡は60分おき」
「となると…」
「ケロ」
「遅くても15分後には応援が来る」
それでも…
オールマイトを倒す術があるなら、僕らで
「戦って阻止する」
「はぁ!!?」
@13:46