【リハビリ中】僕の個性は【紳士ハンド】   作:『代行さん』

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@雄英体育祭-1-前日祭

@雄英学校『1-A』

「みんな席につけ」

(((復帰早え)))

重症であったにも関わらず

包帯をやたらめったら巻かれた

ミイラ男がそこにいた

 

「先生無事だったのですね」

「よかった」

「デク君がそれいうんや」

「あれを無事っていうのかよ…」

 

「俺の安否はどうでもいい、何より」

まだ戦いは終わってない

 

「戦い?」

「…」

「まだヴィランが!」

 

「雄英体育祭が迫っている」

(((くっそ、学校っぽいのきた!)))

 

襲撃事件が表沙汰にならなかったこともあり

例年通り開催の運びとなった雄英体育祭

それが始まる!

 

@雄英学校『1-A』

「くっそ、学校っぽいのきた!!!」

「待って待って敵に侵入されたばっかなのに大丈夫なんですか?」

表沙汰になっていないが異変があったことには近隣住民が勘付いているそんな中での開催は如何なものだろうか?という声がちらほら上がる

 

相澤先生はそれらを一蹴する

「逆に開催することで雄英の危機管理体制が盤石だと示すって考えらしい、警備は例年の五倍に、何より体育祭は最大のチャンスだ」

 

「ヴィラン如きで中止していい催し物じゃねぇ」

日本のビッグイベント、その一つ

かつてはオリンピックがスポーツの祭典として全国が熱狂した

対象者の厳選によりその規模は収縮した

 

そして、日本において今は『かつてのオリンピック』に代わるのが

雄英体育祭だ

 

「スカウト目的に視聴する企業も少なくありませんわ」

「【個性】アピールの場ってことか!」

 

「ヒーロー目指すなら外せないイベントだ」

年に一回、計3回

資格取得後

プロ事務所にサイドキック入り

実習期間満了

そこから独立などの運びとなる

有名な事務所へのパイプを獲得するには

うってつけのイベントになる

 

「当然名のあるヒーロー事務所に入った方が

経験値も話題性も高くなる」

プロから見込みがあると判断されれば

その場で将来が拓けるわけである

 

@12:00

「何だかんだテンション上がるな!おい」

「活躍して目立ちゃプロへのどでけえ一歩を踏み出せる」

 

「みんなノリノリだなあ」

「君は違うのか?」

「なぁ飯行こうぜ」

雄英体育祭…それに熱になるものとそうでないもの

僕はノリに乗れてない節がある

 

「ん〜どうだろう飯田君は?」

「ヒーローになるため、在籍しているのだから燃えるのは当然だろう」

「飯田ちゃん独特な燃え方ね」

割とノリノリな飯田くんが新鮮で少し楽しい

けれどそれ以上なのは

 

「麗日?顔が凄いぞ」

「峰田君、飯田君、デク君」

うららかじゃない麗日さん

鋭い目つきにどすの利いた声

 

「頑張ろうね体育祭」

「う、うん」

 

「皆!」

びっくりするクラス

「私頑張る!!!」

拳を掲げ、天井に向かって突き出す

 

「おぉーってどうした?キャラブレブレだぞ!?」

@雄英の大食堂への道すがら

「え?私がヒーロー目指す理由?」

「そうだよ、もの浮かせられるなんて引く手数多だろ?」

峰田君が藪から棒に麗日さんに質問をする

「オイラはモテたいから」

「直球だね」

 

「私は…怒らんといてね」

「ん?うん」

 

 

「お金?」

「究極的にいえばね」

「お金ってオイラとどっこいどっこいだな」

 

「うち建設会社やってるんやけど全然仕事なくてスカンピンなんだ」

「そっか資格取得すればできるもんな」

「でしょ?でもね」

お茶子の夢を叶えて欲しい

 

「私はヒーローになってお金を稼いで父ちゃん母ちゃんに楽させたげるんだ」

「…」

憧れだけじゃなくて、現実その先を考えてる

「怒るところがないよ」

「何だよそれかっけえじゃん」

「ブラボー!!麗日君」

 

夢を考えるのもあり

けれども将来を加味した将来設計をする者もいる

凄い学校だな

「…?あ、八木先生」

 

麗日さんの演説に感動している後ろに

見たことある身姿…近くにいるのは?

廊下の向こうからにこやかに手を振る八木先生

骸骨っぽい見た目なのに何処か愛嬌がある

近くの人は会釈し、廊下の先へと消えていった

 

「デク君あの先生知ってるの?」

「うん、この前演習場に居たんだ」

「となると実践を受け持つ先生なのだろうか?」

「そんなことより飯行こうぜ」

何処かでみた金髪…

でも知り合いという括りでの見た感じではない

どちらかと言うと有名人という括りで

 

@雄英の大食堂

なのだが

囲まれている

「な、何事だあ?」

 

ん〜これじゃあ注文もできないな

 

仕方ない

「襲撃のって…上!?」

包囲している人の内

誰かが声をかけようとしたのを遮る様に

【スカイウォーカー】で

飯田君、麗日さん、峰田君を運ぶ

 

「いいのデク君」

「大丈夫、大丈夫」

「本当に緑谷の個性ずるいよな」

「すまない、僕も乗せてもらって」

「「「一人称…」」」

「はっ」

その後、相澤先生から

注意を受けた

今回は仕方なしとのことで見逃された

 

「特にお前は病み上がりなんだから注意しとけ」

「はい」

「お前らもこいつを見張っとけ」

「「「はい」」」

 

@自宅

「僕の参加種目は…」

それに伴う個々人での準備だったのだが

携帯が鳴る

 

相手は

「どうしたの峰田君」

 

@とある道

そこにいる峰田君に手を振る

「どうしたの峰田君」

「言ったまんまだよ、オイラ強くなりたい」

 

何がきっかけになったか定かではないけれど

友人の頼みとあっては

「よろこん」

「そんで体育祭で注目浴びてハーレムを」

あ、いや違うわ

これ煩悩が前面に出てきただけだ

 

それでも

「うん、協力する」

「ハーレムを!?」

「そこじゃない」

あっという間に2週間は過ぎていく

 

@???

「お集まりくださってありがとうございます」

「今回の特例なんだがあんたらの働きを

期待しての特別待遇になります」

 

「僕は少なくともこの雄英の中に」

内通者がいると見ています

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