【リハビリ中】僕の個性は【紳士ハンド】   作:『代行さん』

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@雄英体育祭-4-『騎馬戦』その1

@ー

「上を行くものには更なる受難を」

雄英に在籍している以上何度も聞かされるわよ

Puls Ultra

 

「制限時間は15分、振り当てられたPの合計が騎馬のポイントとなり、騎手はそのP数がハチマキに付与されるわ、その鉢巻を終了までに奪い合うのよ」

周囲は既に作戦会議状態

 

「特別ルールとして鉢巻はとられても騎馬が崩れても失格にならないわ、取った鉢巻は首から下げること、とりまくれば取りまくるほど管理が大変になるわよ!」

 

「"個性"ありの残虐ファイト!ただし悪質な行動はレッドカード即退場とします、鉢巻の固定もなしとします」

正直僕だったら二人が得策やもしれない

"あれ"を使えばポイントの割り振りはあってないようなものだし…

 

ルール説明が終わると同時に15分間の騎馬チーム

交渉の時間となった

@『騎馬戦』準備から5分

「頼む!!!頼むよ!!!緑谷!!!」

服の裾を全力で引っ張り引き止められる

峰田君がいるから他の人が散っていく

 

「よ、よかったじゃないんかな?ハーレムだよ」

「んな!ハーレム!!!…いいかもしれねえ」

ハートが強いな

【もぎもぎ】自体は拘束力としては強いけれどチームメイトも巻き込みかねないからね。さて、大丈…ぶ?!

 

「いや、無理だ!男も混じってる!!!」

「問題視するのそこなんだ…」

服の裾が伸びに伸びまくる

伸縮性が凄い

 

「マジのお願いだよ緑谷!オイラここで死にたくない」

血涙で顔がグッシャグシャになる峰田君

「僕も205Pだから結構狙われるよ?」

「んなP誤差だろ!?1千万だそ!!?1千万!!!?」

交渉もへったくれもない泣き落とし…

もうこの裾の方が怖い

何か情けなさ通り越していっそ清々しいよ

 

「分かったよ峰田君」

「緑谷ぁ〜」

 

「デク君!峰田君!」

「麗日さん!」

「麗日ぁ…」

脇を絞り、やる気満々の姿の麗日さんがそこには居た

 

@『騎馬戦』準備から6分

「爆豪君は切島君と組むのか…」

「轟君は上鳴君と百ちゃんに…」

これは…

「おい!飯田…何で轟の味方してんだよ!」

飯田君の背中に語りかける峰田君

 

「飯田君…」

俯き黙り込む飯田君

「話を聞くだけ聞いて欲しい、飯田君を先頭に馬をつくる。【無重力】で僕らを軽くして【エンジン】で機動性を確保できる、僕と峰田君は守備に専念すれば鉄壁…第3競技に確実に進めると考えてる…」

 

「さすがだ…緑谷君」

「…」

「だったら飯田!」

「だから!駄目なんだ!!」

「飯田君」

 

「僕は君に負けてばかり、さっきの予選でも前にすら出られなかった。入試の時も…」

「何だ何だ?仲間割れか?」

「そんなんじゃないから大丈夫、お互い頑張ろ」

麗日さんが他をあしらってくれているなか飯田君が話を続ける

 

「素晴らしい友人だが…だからこそ…

君に着いてばかりでは未熟者のままだ」

視線は僕の足元を見ている…

 

「君らをライバル、競争相手と見るのは…何も轟君や爆豪君だけじゃない」

声に震えがなくなり、視線が上がる

その瞳は少しばかり潤んでいるが

「俺は君に挑戦する」

真っ直ぐとした視線…

背筋の曲がりはいつしか伸びていた

 

なら僕がすることは一つ

「全力で応援する」

「…君はやっぱり変な奴だよ」

変な奴で最高の友達(ライバル)

 

全員が競技者で

全員が敵となる

友達同士で固まってはいられない

「男同士の因縁ってやつだね」

「そうだね」

「おい…」

 

「何!!!オイラを!!!抜きにして盛り上がってんだ!?それとも3人で行くつもりか!?」

@『騎馬戦』-準備から7分

…声を掛けれる人が少なくなってきたな

B組、普通科でも積極的に声を掛けてる人がいる

「やっぱりPのせいで難しいね」

「せやね」

「ふふふ、やはりいいですね、目立ちますもんね」

 

不意に後ろから声を掛けられる

女せ…

「え!?オイラ」

「はい!そうです私と組みましょう!一位の人!!!」

「喜んで!」

峰田君!?

 

思考放棄の即断即決…こんな状況で声をかけてくるメリットはほとんどないに等しい…誰かの罠?

「名前を…教えてくれますか」

「はい、一位の付き人さん」

 

「私はサポート科の発目明、あなた方のことは知りませんが立場を利用させて下さい!!」

「あの時の妙な人…」

あ〜…なるほど、そう来たか

「はい…喜んで」

「あなた方と組むと必然的に注目度が最高潮になるじゃないですか!?そうすると必然的に私のドッ可愛いベイビーたちがですね。大企業の目に留まるわけですよそれってつまり大企業の目に私のベイビーが入るってことなんですよ」

「長いながい長い長い」

「なんで2回言ったの?」

「巨乳」

 

@『騎馬戦』-準備から9分

「ベイビーが大企業に?何を」

「では説明します」

 

そういうと発目さんはどこからともなく機械をそこら中に置いて、おみせを広げ始めた

「サポート科はヒーローの【個性】をより扱いやすくする装備を開発しています。私ベイビーが沢山いますのできっと貴方達に見合うものがあると思うんです」

「ん〜説明になってない…」

「余計わからんくなった…」

「おっぱい」

 

飯田君と組まなかったのは正直痛い…

それでもこの人の発明ならそれを補えるかも

「おい!緑谷助けてくれ」

「!どうしたの峰田…くん?」

背中を地面につけ上を向いている

 

「ん〜やはり重量に難ありですね、改良のしがいがあります」

「発目さん?何やってるの?」

「あ!これですか?これはですねとあるヒーローのバックパックを参考にですね」

「あ!エアジェット!?事務所が近くにあってね」

 

蚊帳の外に待ち惚けを喰らう

「即気ぃ合っとる」

「麗日ぁ〜助けて」

 

@『騎馬戦』-準備から12分

機動力が心もとないけど…

 

鉢巻が配られ始める

何やら騒がしいけれど

 

「麗日さん、体調は?」

「大丈夫」

 

「峰田君は?」

「調子はまぁまぁ、装備も問題なしだぜ」

 

「発目さん!」

「あ〜あの企業は…あそこの企業も…」

って話聞いてないな…まぁ大丈夫か

 

「み、み、み、緑谷!!」

「どうしたの峰田君?」

「鉢巻に何も書かれてねえ!」

「?それがどうしたの?」

 

「見分けつかねえじゃん!どうすんだよ取られたら」

「初手の動きは任せて…」

「何するの?デク君」

「僕達は…」

驚く二人

一人は企業の視線に夢中

「よろしく」

 

@『騎馬戦』-準備から15分-別視点

「15分経ったわね」

 

「ここにいる人たちは殆どがA組に注目している、なんでかな?鉄哲が言った通りA組連中も調子付いてるよ…おかしいよね」

ヒーロー科B組が予選で何故中下位に甘んじたか

 

「調子付いたA組を懲らしめてやろう」

 

「起きろイレイザー!15分のミーティングが終わり騎馬が揃ったぜ?12組が揃い踏みだ!」

「ほぉ、中々面白い組が揃ったな」

 

「さぁ上げてけ、鬨の声血で血を洗う雄英合戦が狼煙を上げるぜ!」

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