【リハビリ中】僕の個性は【紳士ハンド】   作:『代行さん』

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@名前なき復讐者【その5】

@林間合sy

「え?A組補習いるの?

 つまり赤点取った人がいるってこと?

 ええ??おかしくない!?おかしくない!?

 A組はB組より優秀なはずなのに

 あれれれれえ?」

林間合宿当日

指定された集合地点に着くや否や

B組の物間が盛大に煽りを発するが

 

案の定

B組の拳藤の手刀で眠りについた

「ごめんな」

 

 

気を取り直し

B組の面々と顔合わせをする

緑谷だったが

「…」

一部女子から凄い圧を感じる

「緑谷…駄目だぞ」

「何が…」

 

体育祭という思い当たる大きな節

「その節は」

「あ、いや、そういうんじゃなくてね」

 

頭を上げた先

指をさされていたのは

「心操君!?」

気だるげな表情で片手を上げ

挨拶代わりの行動を取る

 

普通科 心操 人使

体育祭にて緑谷出久と対戦した普通科の生徒

の筈だが…

 

 

 

「お前ら揃ってるな…」

何事もなくバスに乗り込む相澤先生

A組のバスに乗り込む心操君

 

@出発

「「「いや、説明なしかい!」」」

A組の殆どが同じ内容のツッコミをする

 

現在休学中の飯田君分の席が空いているため

心操君を相澤先生が推薦したことによる

特別枠として参加することになったという

 

揺れるバスの中

ざっくりとした説明を聞き

一応納得する一同

 

その異様な雰囲気に即馴染んだのは

「なぁ、心操〜」

「あ?」

「命令ってマジで何でもできんの?」

「…掛かっていればな」

峰田君だった

 

個性の話題の切り込み

心操君が僕を見つめる

「例外も居たけどな」

「…」

「分かるぜその気持ち」

 

『緑谷被害者の会』の面々が

心操君に同情する

 

何というか複雑であるが

「俺はこの合宿で馴れ合うつもりはありません」

毅然とした態度で言い放つ一言

 

「おう、でも行き詰まったら

 頼ってくれよ、仲間だからな」

「まぁ、普通科との絡みはなかったからな

 しゃあない」

A組はそれに対して

どうするわけでもなく接した

 

 

 

「1時間後に一回止まる、その後は」

走り出して数分、相澤先生が何かを言おうとするが

周りのテンションに諦める

妙な諦めの速さに数名が気づくが…

 

@一時間後、山中

「休憩だ」

動き出したバス

それが止まったのは走り出して

1時間の時だった

 

枯れた山中

道路の舗装はやや剥がれ

高速道路の壁がういて見える

 

木の柵が申し訳程度に設けられてはいるが

落ちたら怪我をしてしまいそうな高さがある

 

「パーキングじゃないね…」

「物陰から3人見てるけど」

A組の面々が僕の言葉で臨戦体制に入る

バスの裏

停まっている車の持ち主かも知れないが

 

「ごめん…プロの方達だ」

警戒してはいたが

「よーう、イレイザー今年は豊作だな」

「ご無沙汰しています」

 

バスの裏から出てくるや否や相澤先生に

軽い挨拶をしたのを確認した後

臨戦体制を改めて崩す

「何だ…警戒して損したぜ」

「ごめん早とちりした」

「ドンマイ、逆に助かったわ」

 

緊張がとけ、声の主に向き直るA組

「煌めく眼でロックオン」

「キュートにキャットにスティンガー」

 

「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ」」

「今回お世話になる

 プロヒーロー『プッシーキャッツ』の御二方だ」

 

「プッシーキャッツって?」

「山岳救助を得意とするベテランの人達だね

 連名事務所を構える4人1チームで

 活動してるんだ。今年で…へぶ!?」

僕がそこまで言おうとして

肉球で顔面にパンチを受ける

 

すごい剣幕と顔

「心は18…」

執念に近い何かを感じる…

マンダレイとピクシーボブの御二方と

合流した

 

 

 

@山中にて

「ん?じゃあここで野宿?」

「流石にテントしか持ってきてない」

「テントはあるんや…」

プロヒーローの登場により

緊張感から疑問が強くなる

 

「ここら一帯は私らの私有地なんだけどね」

マンダレイ、茶髪に

赤を基調としたドレスコスチューム

個性【テレパス】

パスを繋いだ対象に対し声を飛ばせる

距離はほぼ無限

 

マンダレイが指差した方向を凝視する

目視にてその目的地を確認するが…

「あんたらの宿泊施設はあの山の麓ね」

「「「遠!!」」」

 

明らかな遠方、指された指の先にある山は

ちょっとやそっと歩いて行ける距離ではない

 

そのリアクションの直後

地面がぐらつく

「地震!?」

「違う!これは」

 

 

 

「今はAM9:30…早ければ12時前後かしら」

マンダレイの言葉に一同が嫌な予感を受ける

「12:30までに辿り着けなかったキティは

 お昼抜きね」

 

無慈悲なマンダレイの追い討ちを聞いた後

地面が波を打ち

柵から真っ逆さまにA組を押し流した

 

「悪いね諸君、合宿はもう始まっている」

最後に確認できた相澤先生の表情は

満点の不適な笑みであった

 

@プッシーキャッツ私有地の森

「【マニュアル】!」

突然の出来事に呆然としている皆を黒腕で抱える

一部自力で着地した者を含み全員が森の中に降り立つ

 

その直後、【テレパス】により指令が出る

「私有地につき個性の使用は自由よ

 今から3時間

 自分達の足で施設までおいでませ、この」

魔獣の森を抜けて

 

@プッシーキャッツ私有地

 →魔獣の森

「んだ、そのドラクエめいた名称…」

「マジュウだ〜!!?」

上鳴君の叫んだ方向に振り向き座間に

黒弾を構える

 

全長2メートル前後

蛇の様に顎を外せるのか

骨格とかけ離れている開かれた口

四足歩行

 

「鎮まりなさい獣よ下がるのです」

口田君が個性でマジュウに語りかける

 

しかし

「危ない!」

マジュウは止まらない

 

「「「こっちにも出た!」」

次から次に向かってくるマジュウ

構えた方向とは反対から声が上がる

「あっちは任せろ」

「クタバレや!!」

「【一撃(インパクト)】!」

 

@魔獣の森 別視点

「しかし無茶苦茶なスケジュールだね

 イレイザー」

「まぁ、通常二年前期から取得予定の物を

 前倒しで取らせるつもりで来たので

 どうしても無茶は出ます」

マンダレイと相澤が会話をする他所で

ピクシーボブ

 

金髪に水色を基調としたドレスコスチューム

個性土流

触れた地面を自在に操ることが可能

マジュウの正体はピクシーボブの個性!

努力で形作って同時操作ができるとか

どんだけだよ、キャリア12年

がマジュウを操り、A組に襲い掛からせている

 

 

 

 

 

・緊急時における

個性行使限定許可証

・ヒーロー仮免

自衛のための術

「敵が活性化し始めた今、あいつらにも」

「ちょっとイレイザー」

 

マンダレイと話していた相澤を

ピクシーボブが呼び出す

「すぐ出発しな」

「?」

「あの子たち」

 

@魔獣の森

「んだよ、ただの土塊か」

「拘束してもお構いなしに動こうとしやがる…」

「案外脆いのですね…」

爆豪勝己、轟焦凍、八百万百

そして

 

「緑谷!」

「わかっっった!」

【腕鞭】をより細くしなやかに

指を複製し、それを束にした【指鞭】で

マジュウを

他3人に引けを取らない速度で破壊する

 

緑谷出久が激進していた

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