@林間合宿-2日目A
〔爆発音〕
「起床!!」
八百万さんの声に一同が
寝ぼけ眼のまま寝床から飛び退く
@林間合宿-2日目朝
炊事をしながら
瀬呂君達を補助する
視野を広く持ちながら林間合宿に挑む
「んぁ!?悪りぃ緑谷」
「助かった☆」
「糖が…」
ボロボロの補習組は
今にも倒れそうになっている
食事を摂りながら
椅子から転げ落ちそうになる
それはそれとして今日も
@別視点
「だから…いきなり出てくんな!」
浮遊する平皿が現れた
@林間合宿-2日目個性強化に
「個性を伸ばす…って」
「A組はもうやってるぞ早く行くぞ」
B組と心操君が合流した
「そうなのあちきら四位一体!」
「煌めく眼でロックオン!!」
「猫の手 手助けやってくる!!」
「どこからともなくやってくる…」
「キュートにキャットにスティンガー!!」
「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!!」
(full.ver)
@林間合宿-2日目個性強化
「…緑谷氏」
片腕で身体を支え、曲げた状態で維持する
その間は足を伸ばし、広げる
「何時間やってるのである?」
「んと…どれくらいだっけ?」
「3時間だよ」
「「3時間!?」」
「さぁ、今だ撃ってこい」
うつ伏せ状態から瞬時に攻撃に移る
拳を単純に撃ち込み、続け様に連撃
手を【ニュートラル】で軸へと変え
足撃、隙を埋める様に撃ち込む
「よぉぉぉしまだまだキレキレじゃないか!!」
その全てを回避され、反撃を受け
それを相殺する
「それじゃあ交代だ」
「イエッサァ!!!」
改めてうつ伏せ状態になり
腕を曲げ姿勢を維持する
「「この人だけ
性別もジャンルも別もんなんだよな」」
合流したB組を他所に個性強化はつづいていく
@我ーズブートキャンプ
現在3〜5名内複合型2名
「緑谷氏?」
「どうしたの宍戸君?」
「いやそれはこっちのセリフである」
両腕のどちらでも無く
片足で直立し、虎さんと打ち込みを行う
「エグい」
〔スパーリングの音〕
残った両腕と足で【軟体】の攻撃を相殺する
〔CAT Punch〕
「…エグい」
砂の上でぐらつくことなく足で捌き
腹部への打撃を両腕で捌く
「伸ばせ千切れヘボ個性」
地面スレスレを蛇の様に
移動をしながら撃ち込まれる攻撃
「イエッサァ!!!」
それをバランスをとりながら
捌き続ける
「宍戸あんなのとタイマンとか」
「正気じゃないですな…」
〔決して軽くない衝突音の数々〕
ニュートラルの筋力は僕の頑張り次第
「底が見えんがそれでもPuls Ultraだ!」
@林間合宿-2日目昼
カレーを作りながら相澤先生に質問をする
「他の先生方はいらっしゃらないんですか?」
栄養ブロックを食べる相澤先生と
カレーを食べる
B組+プッシーキャッツを他所に…
「合宿は
ヴィランに悟られぬように人員は最低限でな」
「よってあちしら
4人に白羽の矢が立ったって訳ね」
「特にオールマイトは敵側の目的の一つと
推測されている以上来てもらうわけにはいかん」
「…そっか」
「良くも悪くも
目立つからこうなるんだあの人は」
「良くも悪くも…」
…何もなければいいけれど
オールマイトから話が聞きたかったと
少し残念でならない
鍋を回しながらパンと平皿を
「はい洸汰君」
「ふん」
洸汰君の前に配膳する
「洸汰いつの間に?」
「うっせぇ」
@林間合宿-2日目昼過ぎ
「…」
「オールマイトに何か用でもあったのか?
相澤先生に聞いてたろ」
食器を洗いながら声を掛けられる
振り返る
「洸汰君のことでね」
「洸汰?誰だ?」
「車の中にいた子が居てね」
「あぁここに来た時に
車に向かって話してたのはそう言うことか」
…
「洸汰って奴は
個性、超人社会そのものを嫌ってるのか」
「うん」
轟君が洸汰君を見やる
「轟君なら何て声を掛ける?」
「場合による」
「そりゃあ場合によるけど」
「素姓もわかんねぇ
通りすがりに正論吐かれても
煩わしいだけだろ…」
…言葉単体で割り切れるなら
それだけだったってことだ
大事なのは
「何を思い、何をしたか
何をしている人間に言われるか…だ」
「…」
「言葉には常に行動と覚悟が伴う…と思う」
「お前意外とデリケートな部分に
ずけずけ首突っ込むからな」
「ッグ…」
耳が痛い
「そう言うの気にせずぶっ込んでくるからな」
「ごめん」
蛇口を閉め洗っていた鍋らを
水切り台に移動させる
余計なお世話だったのかも…
@林間合宿-2日目夕方
「どうした」
「虎さん」
「少し体が傾いてるぞ」
「本当だ…」
無意識のうちに重心が
曲げていた健側に傾いていた
それを戻し、改めて考え事を始める
@そんなこんなで
「肝試しの下見だぁ!」
陽が頭をたれ、山の影が伸び切る
芦戸さんが飛び上がり
歓喜の声を上げる
「その前に…」
A組とB組が捕縛布に捕獲される
「何で☆」
「うぉ!?」
「やっぱこうなるか…」
「…」
「大変心苦しいが
補習連中はこれから俺と補修授業だ
すまんな」
「嘘でしょ☆」
「んなご無体な」
「仕方ないっすよね」
「…」
ムゴい…
ずるずると引き摺られ
マタタビ荘に連行されていく
物静かな物間君もどこか落ち込んでいる…
違う
拳藤さんの峰打ちが入ってる表情をしていた
速過ぎる手刀、全員が気づかないほど
@林間合宿-2日目夜
「…?」
「どうしたん?デク君」
「何か言った?」
「何も」
確かに聞こえた声
振り返えっても他の人は居ない…
「これは…」
直感じゃない…この感覚は前にもあった
【透視】により
周囲を確認するが問題なかった
「芦戸さん、ごめん」
「ちょ!?緑谷?」
黒い球を手渡し
【スカイランナー】で上空へと
視界を360°確保できるように液体を被る
「…!」
いつぞやの黒いモヤ
「黒霧!!!」
叫ぶと同時に【スカイランナー】で突っ込
もうとするが…
突風に紛れて何かがとんできた
「!!?」
空中で蹴られる
「機械の犬?」
四足歩行黒い獣が緑谷の着地の後に
音もなく着地する
エンジン音を携えて…