「学校帰りで疲れてる中よく5人全員集まってくれた。」
「そりゃ私達の家ですし」
「フータローまだ家庭教師諦めてなかったんだ。」
「家庭教師は1人もいらないし二度とこなくていいって言った筈だけど?」
「じゃあたった今ここでいらないって事を証明してみせろ。このテストを5人が通常の高校生並みの平均点をとれば金輪際近寄らない上に二度と関わないし家庭教師も辞退する。その方が俺もお前達にとっても好都合な筈だ。」
「まぁそれを守ってくれるならやってあげてもいいわ。でもあまり私達を侮らないでよね。」
風太郎は自作のテスト用紙を5人に渡しそう言うと5人はそれを了承ししばらくして終わり採点をするが
「ほぅ。100点か。・・・・・全員合わせてだが、マジか全員赤点候補かよ。よしだったらこのテストの中の一つだけを答えて貰おうか。第一問厳島の戦いで毛利元就が破った武将を答えて貰おうか。」
風太郎の問題に五月は頬を膨らませながら震えていた。
「フータロー。ちょっと話したい事ができたから。外まで来て。」
「え?まぁ今日はこれで帰るつもりだったし。けどなるべく手短さに済ませてくれよ。」
すると三玖が風太郎に話があると言いながら腕を引っ張り屋上に連れ出した。
「でなんだよ。話したい事って他の奴らの前でも言えるくだらない事だったら怒るからな。」
「ごめんね。わざわざこんな所に連れ出して。あのね。す・す・す・す・す・陶晴賢!!よしスッキリした。」
「えっ!?おいちょっと待て。まさかあの問題の答えを言う為だけに俺を屋上に連れ出したのか?」
三玖はそう答えさっさと帰ろうとするが風太郎が三玖の肩を掴み止めると三玖が弾みでスマホを落としその画面を見るとスマホ画面には風林火山の文字があった。
「見た!?」
「あぁ。もしかして歴史が好きなのか?何故好きなのか教えてもらってもいいか?」
「きっかけは四葉から借りたゲームなんだ。野心溢れる武将に憧れて歴史本も沢山読んだ」
「でも周りのみんなの好きなものとかはイケメン俳優や美人な女優やモデルさんに対して私が好きなのは髭のおじさん。変だよね。」
「いや変じゃない!!昔の詩人金子みすゞが言った『みんな違ってみんないい』と同じようにお前はお前だ。自分が好きなものぐらいは自信持って信じてみろ。」
風太郎が三玖にそう言うと風太郎のスマホに着信音のようなものが鳴り
画面を見るとワーム出現と書かれていた。
「悪い。三玖。俺は急な用事が出来た。ここで失敬させてもらうぞ」
風太郎はマンションから出るとワームの出現場所に向かいそこには複数のワームがいた。
「変身」
HENSHIN
飛んできたカブトゼクターを手に取った風太郎はカブトに変身しカブトクナイガンアックスモードで次々にワームを倒していくがその内の2体が緑色のサナギ体から成長体の蜘蛛の姿をしたアラクネアワームへと変貌するとクロックアップを発動させカブトに連続攻撃をして吹き飛ばした。
「フータロー!!大丈夫!?しっかりして!!」
すると三玖がカブトとワームの中に割り込み息を枯らしながらカブトに駆け寄った。
「三玖!?何故ここに、というかなんでこの姿で俺だと分かった?まさかあの時つけてきてたのか?」
「フータローがやけに急いでたから気になって・・・・所でフータローその姿は一体!?あとやけに気持ち悪いあの化け物は何?」
「三玖、取り敢えずあそこに隠れてろ怪我をするぞ。この姿でどこまでやれるか試していたがここまで来たらやるしかない。」
カブトは三玖を近くの物陰に隠れさせるとカブトはカブトゼクターの『ゼクターホーン』を右側に倒した。
「キャストオフ!!」
CATH OFF
CHANGE BEETLE
カブトはパワーと防御重視のマスクドフォームからスピード重視のライダーフォームへとキャストオフした。
「クロックアップ」
clock up
カブトが腰の右のクロックアップ装置を押すと人間の目で追えないクロックアップを発動しアラクネアワームフラバスの攻撃を受け流しながらアラクネアワームフラバスに『アバランチスラッシュ』を喰らわせアラクネアワームフラバスは爆散すると同時に電子音が流れクロックアップが解除された。
clock over
残り一体となったアラクネアワームニグリティアが仲間をやられて怒っているのか奇声を発しながらカブトに襲い掛かる。
「フータロー!!後ろ!!」
ONE.TWO.THREE
「ライダーキック」
RIDER KICK
カブトは回し蹴りのカウンターキックを向かってくるアラクネアワームニグリティアに喰らわせアラクネアワームニグリティアは爆散した。
「フータロー・・・・カッコいい・・・・」
それを物陰から見ていた三玖の頬が赤くなり心臓のドキドキしていた。
「三玖〜そろそろ帰らないとニ乃に怒られちゃうよー!!えっ・・・・貴方は・・・・」
clock up
四葉が三玖を呼びに来るとその近くにいたカブトを見ると驚くがカブトは再びクロックアップを発動させその場から去っていた。
「あっ・・・ちょっと待ってください!!聞きたいことがあったのに行っちゃた・・・・・」
三玖と四葉から離れたカブトは人気のない路地裏で変身を解除した。
「まずい事になったな・・・・まさか五月のみならず三玖にまでカブトに変身する所を見られてたとはそしてよりによって一番カブトの姿で顔を合わせたくない奴に姿を見られるとは・・・・マルオさんは一体どういうつもりなんだ?俺はあいつらと仲良くして一緒にいる権利はないのになんで・・・・」
風太郎はそう呟きながら路地裏を出てそのまま家に帰っていった。