個性『ゆびをふる』   作:ウォイウォ

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初登校、A組

 春、それは高校生活の始まり!!!

 

 

 

 鏡の前に立ち、制服姿の自分を見る。

 

 

 おぉーーー、良い感じ

 

 THE 高校生って感じだね。

 

 花のJKとやらに成ったことがしみじみと伝わってくるよ。 

 

 

 中学の頃の制服も気に入ってるけどね。

 

 やっぱり、雄英の制服ってだけでテンション上がってくる。

 

心の中のマイクもYEAH!!と言ってる気がするよ。

 

 

 

 

リビングで朝食を取り、玄関まで移動する。

 

 

手と足に若干の痺れ、体も少し暑くなってる。

 

 

緊張だ。これまでの私と明確に違う。

 

 

ヒーローの卵としての私が、始まるのだ。

 

 

靴を履いて、見送ってくれる母に一言

 

 

 「いってきます!!!」

 

 

 「いってらっしゃい……あや!!」

 

 

 玄関を開いて外に出る。

 

 よぉーし、がんばるぞっっ!!!

 

 

 

 

 

 ~A組教室前~

 

 ここが私の教室だ。中から声が聞こえてくる。

 

 ピシャッと扉を開けて入ると、大体の生徒が揃っていた。

 

 皆、個性的な人たちだな…と見渡したら

 

 いた、金髪の人だ。

 

 うーん、同じクラスだったか。

 

 まあーなんとかなるでしょ。

 

 気にしてもしょうがないよね。

 

 

 見た感じ、眼鏡を掛けたガタイの良い生徒と揉めているようだ。

 

 あの調子でどんどん人と関わり合って、「へんしん」のことも忘れてくれたら良いな。

 

 揉めてる人たちを横目にし、私は自分の席に着く。

 

 少しすると、もさもさした緑髪の男子と

 

 柔らかそうな雰囲気の茶髪の女子が入ってきた。

 

 席の数から見るにこれで全員揃ったかな。

 

 

 すると、扉から寝袋をしたおじさんが入ってきた。

 

 

 ?????????????????

 

 

 教室中静まり返った。

 

 

 よくわからないけど、そういう歓迎ギャグなのかもしれない。さすが雄英だ。ギャグセンスも尖ってる。

 

 おじさんは、寝袋から出ると

 

 教師の上等文句ともいえる「皆さんが静かになるまで◯秒かかりました。」を繰り出した。

 

 私たちの場合、8秒だった。遅いのかな?

 

 

 「担任の相澤消太だ。よろしくね」

 

 「早速だが、体育着着てグラウンド出ろ。」

 

 

 結局、あの寝袋なんだったんだろう。

 

 私はそのことが頭から離れなかったけど、指示に従ってグラウンドまで行った。

 

 

 

 

 

 ~グラウンド内~

 

 

 「個性把握……テストォ❗❓」

 

 

 誰かが叫んだ。

 

 

 「入学式は!? ガイダンスは!?」

 

 さっきの茶髪の子が質問すると

 

 

 「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ」

  と相澤先生は返す。

 

 

 そういうもんなのかなと思った。

 

 

 続けて相澤先生は言う

 

「雄英は"自由"な校風が売り文句」

 

「そしてそれは"先生側"もまた然り」

 

 

 ……どういう意味なんだろう? 

 さっきの寝袋と関係あるのかな……

 

 「ソフトボール、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横飛び、上体起こし、長座体前屈」

 

 「中学からやってるだろ?」

 

 「" 個性 "禁止の体力テスト」

 

 「爆豪、中学の時、ソフトボール投げ何mだった?」

 

 相澤先生があの金髪男子に問いかける。

 

 あの人、爆豪って言うんだ。ようやく名前わかったよ。

 

 「67m」

 

「じゃあ個性を使ってやってみろ、思いっきりな」 

 

 爆豪君は軽く準備運動をし、ボールを手に持ち姿勢をとる。

 

 「んじゃまぁ………………死ねぇ❗❗❗❗」

 

 FABOOOOOOOOOOOOOM❗❗❗

 

 ビュオオオっと風が吹き、ボールは遥か遠くへ吹き飛んでった。

 

 投げるってよりは、撃つって感じだったね。

 ソフトボール撃ち…うーん、語感は微妙だ。

 

 

 「まず、自分の「最大限」を知る。

 それがヒーローの素地を形成する合理的手段」

 

 相澤先生は電子端末が測定した飛距離を見せながらそう言った。

 

 『705.2m』

 

 

 「なんだこれ!!、すげー面白そー❗」

 

 「705mってまじかよ」

 

 「" 個性 " 思いっきり使っても良いんだ。さすがヒーロー科!!」

 

 

 皆、好ましい反応を示している。

 

 かくいう、私も少しワクワクしてきた。

 

 ただ、私の場合、かなり運が絡んで来そうだね。

 

 

 「…………面白そう…………か」

 「ヒーローになる為の3年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?」

 

 

 

 

 「よし…トータル成績最下位の者は見込みなしと判断し、『除籍処分』としよう。」

 

 

 …………………………………………

 

 ……………………………………

 

 ……………………………

 

 へ?、ジョセキ? 

 

 ジョセキって除籍ってこと?

 

 除籍ってナンダロウ? 退学ってことなのかな?

 

う、うそでしょ…

 

 

 

「生徒の如何は、先生の" 自由 "」

 

 

 

「ようこそ、これが『雄英高校ヒーロー科だ』」

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回、8回以上ゆびをふります。

オリ主は異形型でもあるので、緑谷君より順位が低くなることは「いのちがけ」などを引かない限りはないと思います。

 引くなよ…引くなよ…
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