この藤丸君は少々疲れきっています。
作者の思い浮かぶ藤丸君です。
時は4月、周囲には胸に期待を膨らませ笑顔で門を通る学生で溢れている。
そして、頭上には祝福するかのように桜が舞っていた。
「‥‥マジで通うのか‥」
そんな中俺だけ大きく溜め息をついていた。
それを不思議に思ったのか数名が変な目で此方を見るが興味が無くなったかのようにすぐに去っていく。
「恨むぞ~ダヴィンチちゃん」
此処に通うように仕向けた天才に悪態をつく。
実際通うことが無ければ今も尚カルデアにいるはずだった。
経緯を語ると少し遡る。
大体2ヶ月か3ヶ月前まではカルデアに所属しそれぞれのサーヴァントと交流しレイシフトし身体を鍛えていた。
しかし唐突にダヴィンチちゃんが
『そういえば藤丸君学校行かなくて良いのかい?』
等と言い出した。この間まで人理がというか世界がアカン事になっていたのにそんないきなり学校だなんてと思い、あとサーヴァントの皆に勉強を教わっているから大丈夫と伝えたが意味はなかったようで
『んじゃ、ちょいとツテがあるからそこに行きなよ。大丈夫!二年間が無いとか時代がとうとかは抑止力というか歴史の修正力がグイーンとなんか上手くやったみたいだし平気平気』
そのツテやグイーンの部分がかなり気になるがいつまにか他の皆も乗り気になったのか短期間で色々な事を仕込んできた。
今までは戦術関係がメインだったが剣や槍、弓、格闘術、果てに文学、数学、芸術、陶芸、女性関係と面白がって仕込んで来るから洒落になら無い。
特に女性の事については
『いいかマスター。君は女性関係がかなりヤバイ。ついでに今もかなりヤバイ。私と同等かそれぐらいだ。つまり余り関わらない方が身のためだ』
『勉強とか普通に過ごすのならまだいいと思うが、不意に相手のヤバイ一面を見てしまった時やtoloveる的なハプニングには気を付けろ。』
『ましてや相手の弱い一面をも見てしまった時は近寄らない方がいい。女性関係がこれ以上増えたらカルデアひいては男性サーヴァント皆がぼろ雑巾になってしまう。知っているか?君が特異点先で女性と関わり頬を赤く染めた時のカルデアの状況を』
『という事で君に私から教えるのは肉体接触を華麗に避ける為の動きがメインで、あとは料理と弓道だな。なに?弓に関しては才能が無いと言われた?動く的に当てろというわけじゃないんだ。止まっているなら君でも当てられる。戦闘中じゃない。落ち着いてゆっくりと狙えば大丈夫だ。』
と赤い弓兵が熱心にというか実際に体験したかのように捲し立てるものだからつい頷いてしまった。
それに反して青い槍兵や筋肉の塊達は面白がって
『いいか女はな些細な事に気づいてやると上機嫌になるのは当たり前なんだ。そこから更に一歩行けば尚良しだ。』
『ええ。確かに今このカルデアには見目麗しい女性が沢山いらっしゃるとも』
『だがな。流石にありゃ重すぎる。重すぎて此方が潰れるぐらいだ。だからなマスター』
『マシュのお嬢ちゃんが大事なのは見ていてもわかる。それに他のサーヴァントの皆もな』
『此処で1つ男として上の段階に行くために、まず同年代の女を2か3人かそれ以上口説いてこい!』
『あっ…ついでに可愛い子いたら紹介してね』
『私は胸が大きい人がいたら』
『俺は師匠じゃなければOKだ!』
と言う始末。当然それぞれの関係者に密告した。
次の日に『私はマスターに要らんことを言いました』と廊下にグリコのポーズで1日中立たされていたのは見なかった。
マシュはというと
『うー。やっぱり行かなきゃですよね。実際先輩は年齢的には高校生ですもの。
個人的にはカルデアに残ってほしいんですがやはり一生に一度しかない高校生活。存分に楽しんで欲しいんですけど‥‥』
『‥‥わかりました!このマシュ・キリエライト。カルデアのコネや技術等々を活かして何とかして先輩のいく高校に潜入して見せますとも!』
『なので一足先に待っていてください先輩!絶対に行って見せますので!』
『‥あ‥彼女は作らないように』
‥‥最後の言葉には冷や汗が一気に出てきた。
思い出しただけでも寒気がする。ランサー達が重いって言ったことがよーくわかった気がする。
そしてそんなこんなで今に至るわけだ。
まあやはり心配なのかカルデアの中から一人だけ護衛として着いていく事になり隠密に長けるアサシンのクラスから今も姿を消して着いてきている。
門から暫し歩くとそれぞれのクラスが書かれているボードが見えてくる。
当然目の前にはクラスを確認する生徒でごった返しているわけだ。
「だよな‥‥アサシン頼む」
あまり下らないことにお願いするのも気が引けるが、頼まれるのが嬉しいのか笑顔でお任せをと言う。
確認が終わりアサシン曰く俺のクラスはAクラスらしい
クラスはアンケートをとります。
サーヴァントもアンケートをとりますので少々お待ちを