さて、感想で私の「愉悦」とはいったい?とか「不法侵入したのは?」等とコメントしてくれたが、
ぶっちゃけ何にも考えていなかった。
まあアニメとか小説を読んで「こいつヒドイ目に会わせよう」とか思って、尚且つそれが藤丸に降りかかれば「愉悦」になると……
失礼、毎週とまではいかないが適度に更新していくつもりではある為今後ともよろしくお願いします」
ラスプーチン神父もとい言峰神父から告げられた「愉悦」の次の日。学校内ではこんな噂が広まっていた。
「おい。聞いたか?例の噂」
「その噂って…あれか?副会長の?」
「あっ…私も聞いたよ。あれでしょ?」
「「「夜中に全裸で走り回ったってやつ」」」
「しかも走ってる最中『裸はやっぱいいな!』とか叫んでたみたいだぜ?流石に真似できねえよ」
「その他にも、後ろから刺された事もあるみたいよ?多分痴情の縺れじゃないかって噂してる」
「…ただよ。その時の叫び声が「ギャーー!頼むから勘弁してくれ〜!」とか。随分コミカルになったよな」
因みに、副会長とは南雲雅…だったかな?特徴は金髪。あと顔がイケメンで腹黒そう。
ただ…なんかこう。聞いたことのあるようなフレーズが随分ある。金髪で全裸……ローラン?
あとは…金髪で後ろから刺される…そしてコミカルな叫び声………イアソン?
「ハハッ…イヤイヤ、そんなまさかネ゙」
……もし予想が当たってたらゴメンナサイ、南雲副会長。貴方の骨は拾いますよ。
そんな事を考えていると真島先生が教室に来た。次の授業は現国では無かった筈だが、どうしたのだろうか。
「……っと藤丸ちょっと」
「ん?はい」
どうやら自分目当てみたいだ。
「藤丸…あんた何やったのよ」
「いや?多分何も?チョット行ってくるね」
真澄さんにそう告げ、真島先生に付いて行く。ただ、真島先生がチラチラと此方を見ており、何かを言いたそうにしている。
「あの…どうしたんです?」
「いや…あー藤丸?」
「はい?」
「……何やった?」
「はい?」
疑問に疑問を返す形になってしまった。何とはなんだろう。自分がやらかしたことを頭に思い浮かべると、学業では特に無い筈だ。それ以外だと多々あるが。
「っと着いたぞ」
「応接室ですか?」
「藤丸……頑張れよ」
「え?」
何故かエールを貰った。本当にどうしたのだろうか。今日は先生が先生らしくないというか、頼りないというか。
「すいません。件の生徒を連れてきました」
「入れ」
「はい。ほら藤丸」
先生が扉を開け俺を中に入れる。そこにいたのは……
「遅いわ!この我を待たせるとはイイ度胸ではないか!雑種!」
真島先生!お疲れ様です!
◆◇◆◇◆◇◆◇
「おうっ!……久しぶりです。お元気でしたか!?」
危うく王様と発言するところだった。流石に監視の目がありそうなところでは、この発言も危ないだろう。
「たわけ!この辺のカメラは既にハッキング済みよ。余計なチャチャは入らんわ!」
「本当ですか!?王様!流石です!」
「ハッ!我を誰と心得る。この世全ての財を持つ至高の王よ。この位察しできなくて王などやってられぬわ。…いや、若い時の我であれば後々の貴様の反応を見て、笑い転げているかもしれんな」
そっちの方が面白かったかもしれん……とボヤく賢王。それだけは勘弁していただけないかと。
「それより、そこのアサシン。いい加減姿を現さんか、王の……いや今はゴージャスPか…。ええい!どちらでも良いわ!それとも我が宝物の餌食になるか!」
「チョッ待って!『主殿』何どうしたの?」
ふむふむ、成る程。それは…まあ仕方ないのかな?取り敢えず了解。
「えーっとですね王様。今回のアサシンは、若い時の王様…つまり英雄王の方ですね。そちらに殺られた記憶があるとのことで、苦手意識があるみたいです。なので、今回は勘弁していただけないでしょうか?」
「ん?そんな記憶は…ああ。成る程、あの特異点の出来事、もしくは別の聖杯戦争の記憶か。仕方あるまい、今の我はゴージャスP。王ではないので此度は許すとしよう」
ほっと息をつく。良かった、本当に寛大で良かった!
「まあよい。さて、貴様を呼んだのは他でもない。秘書よ、例の物を」
「はい。それでは此方を、マスター」
そうして傍らにいた今回の秘書さんから書類を受け取る。…というか
「今回は蘭陵王なんだね」
「……ええ、まあ」
「虞美人パイセン…よくOKだしたね?」
「…というより」
「其奴はあれだ。あの厳ついバーサーカーからの又貸しよ。奴程、話がスムーズに進む英霊はそう多く無かろうよ。件のぐっさん…だったか?即OKを貰えたからな」
……未来予知してたんだろうね。
若干苦笑いしながら、蘭陵王から書類を受け取り中身を確認すると、何かの申請書…というより任命書かな?
「王様?これって」
「なんだ…察しが悪い。既に他の英霊共から聞いていると思ったんだが?仕方あるまい、この我直々に貴様にオーダーをくれてやろう!」
座っていたソファから立ち上がり、勢いよく俺に指を指す賢王。
「藤丸立香!我が小規模デパート、ケヤキモールにて喫茶店の店長として任命する!…この我からのオーダーだ。まさかと思うが断りはしまい?」
こうして、店長になりました。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「だが今の貴様は学を収める立場。今はそちらが優先で構わん。開いた時間で上手く経営してみせよ。幸いにも凡百の英霊共が手助けしてくれるだろうよ。そして売上の一部を貴様のPPにしても構わん」
「あの、モルガンマネーイズパワーシステムの方は?」
「あれか、貴様あのレート確認していないのか?あれだぞ?一言でいうとイシュタルだぞ」
「……確認しときます」
「用は済ませた、では帰る。多忙の身であるのでな。行くぞ!」
「かしこまりました。ではマスター、またいつか」
と蘭陵王と賢王もといゴージャスPは退散していった。
「というわけになりました」
「何がどうしたらそうなる」
そして、残った俺と外で様子見していた真島先生が応接室で事情説明。
途中、真島先生の背後に宇宙とキャットが一緒に見えた気がした。
「真島先生。ちょっと相談なんですが」
「ん?何だ」
「出来れば俺が店長になったこと内緒にしてほしいんですけど」
「構わないが…他の先生達の口を塞ぐにはポイントが必要になるかもしれないぞ?」
「大体どれぐらいになりそうです?」
「……初めての事だからな、1人10000p〜50000pあれば口を塞ぐ事が出来るかもしれん」
今の手持ちは90000プラスα位のポイントがある。であれば…
「そしたら今の手持ち全部渡すので、1年のクラス担任を務める先生方。真島先生、茶柱先生、星ノ宮先生、坂上先生の口封じをお願いします」
「俺もか?別にポイントを払わなくて良いんだが…」
「念の為です。HRでバラされるのは勘弁してほしいですから」
「……わかった」
「あと、他の先生方の交渉もお願いします。依頼料は余ったポイント全部で」
「成る程、そうきたか」
多分だけど先生方も、この敷地内にいる限り支払いはPになる筈。手元に多く残したければ、頑張って交渉するしかなくなるわけだ。
「交渉の件了解だ。書面上に起こすか?」
「そうですね…今日は取り敢えずいいかなと。それは出来上がり次第で」
んん~!と身体を伸ばす。
流石に疲れた…。まさか王様が来るとは思わないって。
これから授業か…いやだな、帰って寝たい。
「授業をサボりたいって顔に出てるところ悪いが、次は自分の授業だ。普通に参加してもらうぞ」
「へーい」
こんなんで如何でしょう