藤丸「高度育成高等学校?」   作:日常自販機

17 / 23
オマタセシマシタ
ちょっと短いです。リハビリと思っていただけたら幸いです。



勉強

 

「……………」

 

カリカリカリとノートに鉛筆の書き込む音だけが部屋に響く。

 

喫茶店の下見と内装の確認が終了した後、モルガンにマネーイズパワーのイシュタル具合を聞いた。彼女はさも当然のように

 

『わが夫、あれは貴方だけが貯めるものではありません。カルデアに滞在するサーヴァント達が集めた資金・物資・素材も含めであのQPが上がっていきます。今風に言うと【自動周回システム】といえば解りやすいでしょうか。ほら現に沢山の物が』

 

……うん。実際に半端ないQPが手元に。1億とか10億とかじゃない。それ以上の額が手元に表示されている。

 

『ですが…そうですね。確かにレートは高めに設定しました。予定であれば、貴方が私に泣きついて「何でも言うこと聞くから!」の一言を言わせるのですが、思った以上にサーヴァント達が奮闘するのも事実。これも我が夫のなせる人望と言ったところでしょうか。ふむ……であれば

 

ではこうしましょう。確か次のテストが再来週でしたね?その際に満点をとりなさい。但し、入学してから関わった女生徒も同じく満点を出すように導きなさい。それらの条件がクリアされたときレートを1つ繰り下げましょう。我が夫ならば容易いことでしょう?

 

それと、恐らくですがこの学び舎では抜け道が確認されています。貴方が抜け道を使用したと此方で確認出来たときは罰ゲームを受けて貰いますのでお覚悟を』

 

こんな感じで私は今勉強中です。決して罰ゲームが怖いわけでは無いんです。ホントだよ?

 

「……しっかし、さっきから何の音?」

 

勉強中に隣の部屋(リビング)から扉が開け閉めされる音が引っ切り無しに聞こえるのだ。

 

「ちょっと確認するか」

 

リビングに顔を出すと、蒸気の熱と音が半端ないチャールズ・バベッジと自身のことを呂布と言うレッドラビットとフランの姿があった。

 

「どうしたのさ赤兎馬、さっきから音がするんだけど」

「おやマスターお邪魔でしたか。あと呂布です」

『折角の勉強中邪魔して済まないマスター』

「ウー!」

「うんごめん呂布、それとバベッジ先生とフランも」

 

…いやホント何でこの人選?てか誰がオーケーしたのこれ。ダ・ヴィンチちゃんか?ダ・ヴィンチちゃんだよなこれ。『面白いからGO!』とか言いそうだけどさ!?

 

「んでさっきから玄関かな?開け閉めする音が鳴ってるんだけど何かあったの?」

『うむ。どうやらマスターに客人の様なのだが、私達が対応すると直ぐ扉を閉めるのだ』

「……え?」

「バベッジ殿の言う通りで、チャイム…でしたか。あれが鳴った後、この私が出迎えたところ『間違えました』の1言で扉を閉めるんです。不敬と思いませんか?ヒヒン!(超イイ声)」

「ウー!ウー!ます…たーは選ぶべき(訳:貴方達は仕方無いけど私は大丈夫だと思ったら同じだった。もうちょっとマスターは友達選んだほうがいい)」

 

……………すぅ〜………ふぅ。

よし大丈夫だ。俺は歴戦のマスター。ちょっとやそっとの事なんかじゃ動じない。そうだよ、過去に幾度となくあった【ぐだぐだイベント】とか【ハロウィンイベント】とか網羅して来たじゃないか。あんなトンチキイベントと比べたらこんな事…。

 

………入学して1ヶ月半という期間でロボット、UMA(誤字あらず)、ウェディングドレス着た女の子を部屋に招き入れてるのは世界で俺1人だろうなぁ…。

 

「終わった。………よしっ放っておこう」

 

俺は何にも知らないし、何にも聞いてない。友人であろう人達が来たことも知らないしチャイムが鳴ったのも聞いてない。それでいい。それが良い。

あとの事は明日以降の自分が解決してくれるさ。

 

「マスター、現実逃避しているところあれですが電話鳴ってますよ。私が出ますか?」

「ステイ!呂布(赤兎馬)ステイ!あとフランとバベッジ先生も動かなくていいからね!あと蒸気温どうにかして!」

 

何故そんな意気揚々と電話に出ようとするの!?気持ちは大変ありがたく受け取っておきます!

皆を落ち着かせつつ受話器を手に取る。

 

「はい。もしもし藤丸です」

『夜分遅くにすまない。真嶋だ』

 

……なんでだろう、急に汗が。

 

「…ドウシタンデスカ?急に」

『いや何大した事じゃないんだが………藤丸、単刀直入に聞くぞ』

「ハイ」

『お前の部屋に不審な人物が居ると報告があったんだが?』

「………………【不審な人物】は居ませんよ」

『ん、そうか。なら良いんだが。いや、なに坂柳が藤丸の部屋に行ったら変な輩が出てくるって連絡があったんでな。一応連絡したまでだ。気にしないでくれ、じゃあな』

 

受話器からツーツーツーと音がするようになった。何とか乗り切ったと安堵の溜息が自然と出てくる。

この場にいるのは不審人物ではないから大丈夫だ。うん。他の人から見たら不審人物だけどネ!

ていうか人物ですらないし。

 

「……勉強する気も無くなったし、寝るか」

「うー?ウー!(添い寝いる?)」

「……………いい?」

「う!わかっ……た」

「では私達は退散しましょうか。また何かあればお呼びくださいマスター」

『うむ。呼んでくれれば勉強は見るぞ。何時でも呼び給え』

 

そうして退散するバベッジ先生と赤兎馬。…そう考えたら伊吹童子とかドラコーとかイヴァン雷帝とか来るより遥かに楽なんだよね〜人の話聞いてくれるし。イヴァン雷帝はデカいから。

 

「う!マス…ター!寝る!」

「ん。ありがとね…」

「パパ…と寝るより…心地良い!臭くないし」

「それ…は言わない…であげ…て、ダディ泣く」

 

段々と意識が遠退く。そろそろ夢の世界に入るようだ。近くにいるフランの体温を感じながら眠りに入る。すやぁ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時またもやミスを犯した。

こんな状況を見て終わる動かないサーヴァントはいない、ていうか動くサーヴァントしかいないということを。

 

 

 

 

 

「ンンンンンンンンンンンン…パシャリ」

 

「チョットそれはいただけないかなマイボーイ…パシャリ」

 

「おっ!金になりそうなことしてんじゃねぇか…パシャリ」

 

「「フハハハハハハハ…パシャリ」」

 

 

「あ〜らら、これはチョットカバー出来ないかな。ごめんねお兄ちゃん」

 

「うん。フツーに羨ましいから傍観させてもらうよ、頑張れ!」

 

「…あーやばいの見ちまった。すまんマスター役に立てそうにねえわ」

 

「………だから私以外のバーサーカーは退去すべきと言ったのに…!」

 

 

 




いや〜職場で給料未払発生してマジヤバ(2ヶ月目)

因みにパシャリの部分は声に出しながらカメラで撮影してます。
なお一部の人は小声です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。