藤丸「高度育成高等学校?」   作:日常自販機

8 / 23

いつも感想、お気に入り登録、評価ありがとうございます!
あのアンケートはいつも2000~3000字だったんですけど
皆さんが読むのは何字ぐらいなのだろうかという意味のアンケートです。
ここから徐々に文字数上げていきたいと思います。
とりあえず続きです
今回は4560字です


二日目~部活動紹介

 

「‥‥ねえ。藤丸‥あんた本当に大丈夫?」

「‥‥‥‥ダイジョウブ‥ダイジョウブ」

「いや大丈夫じゃないよね。もう顔が青を通り越して紫になってるんだけど」

「藤丸に何があったんだ‥何か知ってるか?」

「さあ‥帰り際は特に異常は無かったですけど‥」

 

静謐ちゃんを背負ったまま過ごすこと暫く、今は昼休み。あのあと清隆に保健室を薦められたけど、逆にデッドエンド一直線になる可能性が高くなるから、断って授業を受けてきたけど‥

真澄さん、葛城くん、坂柳さんから珍しく心配してくれてる。

なんでもサーヴァントは霊体化してると周囲の影響は無くなるが触れている場合はその限りでは無いみたい。

現に俺の周囲に近寄っても毒の影響が無いことが証明されている。

‥まあ今もこうして静謐ちゃんは俺の背中にピッタリだから俺にだけ影響を及ぼしてるんだけどね‥‥

 

「‥‥それに、授業中はまともに受けれてるからなんとか大丈夫だよ。」

「いやあんたの後ろ姿を見てる此方がはらはらするわ」

「あはは‥それは申し訳ない」

「それにしても藤丸君?なぜ授業中だけ普通に受けてるのですか?その体調であれば突っ伏してしてもおかしくありませんのに」

「なんでって、それは評価に響くかもしれないからだよ」

「は?なにあんた。いきなり成績について考えてるの?」

「流石に真面目なのは良いことだと思うが不調の時は不調と言った方が良いと思うぞ」

「フフフ‥藤丸君?評価とはどの事を言ってるんですか?」

 

ああ‥これは、坂柳さん。気付いていてわざと言ってるな。もうあからさまだよ。

 

「そっちの成績じゃなくてクラスの評価の事だよ。‥‥坂柳さんは知ってる‥というか気付いてるみたいだけど」

「クラスの評価とは‥まさか!藤丸昨日聞いた内容とはこれの事か?」

「葛城くんも気付いたみたいですね。ええ恐らく葛城くんの思ってることで合ってると思いますよ」

「‥え?ちょっとどう言うこと?」

 

真澄さんのために今知り得ている事を推測や憶測も含め説明する。まあ俺はホームズとかじゃないから気付いた時点で話すんだけど昨日は‥お遊びってことで。

 

「実際昨日質問したとき真嶋先生は『1ヶ月待ってくれ』って言ってたから本当にわかるのはそのときだろうね」

「‥なるほどね。そう考えたらあの監視カメラの量にも納得いくわ」

「それに4クラスまず10万配布って時点で怪しいし、この時で‥えーと1クラス40人だっけ。」

「そこでまず1600万。そこから仮に毎月とすると」

「1億9200万か?更に仮定で三学年全員に毎月となると」

「年に5億と7千6百万‥‥で良いんだっけ?計算が合ってれば」

「数字が仮にあっていなかったとしても、この額はいきすぎだな。」

「うん。だから、5月に入るまでは質問されない限り答えるつもりは無かったんだよね。不安にさせたくなかったし。

それにこれには確固たる証拠も何もない。本当に推測や憶測でものを言ってるから何とも言えないんだよね」

 

その言葉に近くにいる坂柳さんを除いた面々は渋い顔をしている。

肝心坂柳さんはさっきから笑顔で此方を見るだけで反応はなし。

‥さっきから『面白いものを見つけた』って顔に出てるのがわかる。これも含めていいたくなかったのに。

そこで葛城くんは顔を此方に向け

 

「藤丸。この事は皆に知らせるつもりはあるか?」

「え?」

 

そりゃあ真面目に授業受けようぜ。ぐらいは言おうかなって思ってたけど‥

 

「‥‥出来れば、来月まで様子見したかったかな。何が原因で減るのか確かめたかったし。」

「そうか‥‥これに関しては俺の方からも周りに伝えておこう。幸いにも授業中寝るやつがいるからな」

「それでは私からも伝えておきましょう。携帯いじる人が近くにいるわけですし」

「うぐっ」

 

真澄さん‥携帯使ってたんですね

 

その時教室に備え付けられているスピーカーから音楽が流れてきた。

 

『本日午後5時第一体育館の方にて部活動の説明会を開催します。部活動に興味のある生徒は、第一体育館の方に集合してください。繰り返します、本日――――』

 

部活動か‥‥折角だし何かに入ろうかな‥。

学んだことを活かせるとしたら‥‥美術部?それとも剣道?柔道?八極拳?吹奏楽?弓道?陸上?ボクシング?

 

「皆は?何か入らないの?」

「私はパス。葛城は?」

「俺も決めかねている。一応説明会には行こうと思うが」

「坂柳さんは‥‥「喧嘩を売ってるんですか?」ごめんなさい」

 

安定の坂柳さんだった。

 

「それじゃあ葛城くん。一緒に行く?」

「‥ふむ。であれば数人増えてもいいか?」

「うん。いいよ」

「わかった。よろしく頼む」

 

やっぱり彼は普通にいい人だ。この隣の性悪とは全然違う。

 

「なにか仰いました?」

「いや?なにも」

 

―――――――――――――――

 

 

時は過ぎ放課後。昼休み以降、満足したのか静謐ちゃんはちゃんと俺から離れて護衛に徹してくれてる。

そのお陰か、顔色もみるみる内に元通りになり授業も難なくこなすことが出来た。

‥‥まあその回復速度には逆に驚かれたけど。

 

話を戻し、俺と葛城くん。その他で第一体育館に部活動の話を聞きに来ていた。その中には、橋本君という仲良くなった。チャラ目な生徒も一緒にいる。

その橋本君が俺に近寄ってきた。

 

「なあ知ってるか?藤丸。」

「?何の話。?」

「この学校に部活で有名人がいるらしいぜ?聞いた限りだと全国の常連なんだと。」

 

意外だ。彼は案外ミーハーなのかもしれない。

 

「へえ~ちなみにどの部活?」

「陸上と弓道と剣道らしいぜ?その中でも陸上には豹がいて、剣道と弓道の顧問が虎らしいぜ。ただ弓道は‥すまん。実力はあるけど最近低迷しているらしい。半端ない実力者が辞めたとかなんとか」

 

陸上に豹‥剣道と弓道の顧問が虎って‥‥弓道‥ね

 

「ねえ‥それって本当に虎?ジャガーじゃなくて?」

「ん?タイガーって呼ばれてたから虎だろ。なんでジャガー?」

「それじゃあ気のせいか‥」

 

一瞬頭によぎったのが、うちのジャガーマン‥‥ではなくそれの依り代になった人物の事だ。エミヤとかに一度話を聞いた事があった、自分の育て親‥に近しい人で、その人の為なら自分の命も擲つぐらい大事な人だと。

その事を話すエミヤの目は何処か遠くを見ていた。てかジャガーマンを残念そうな目で見ていた。

 

「一年生の皆さんお待たせしました。これより部活代表による入部説明会を始めます。私はこの説明会の司会を務めます。生徒会書記の橘と言います。よろしくお願いします」

 

話していると、準備が整ったようで体育館の舞台上にズラッと部の代表者が並んだ。

 

「うおっすげえな。見ろよ藤丸あの先輩。がたい良すぎね?」

「うん。ごっついね。何?入るの?」

「いやいや。勘弁してくれよ。あんなのが沢山いるところとか。だったら‥ほらあの弓道部の先輩がいるようなところに入るよ」

 

確かに俺でもそうする。あの筋肉の塊にはお近づきにはなりたくない。

そして、二人で部活の紹介を聞きながら話す内に、舞台上から1人2人と降りていき最後の1人となる。

 

マイクの前に立ち何か発するのかと思いきや、何も話さない。何かあったのだろうか

 

「頑張ってくださーい」

「カンペ、持ってないんですか~?」

「あはははは!」

 

一年生から煽るような声が投げ掛けられるが、その先輩は微動だにしない。その事が影響したのか。それとも彼がそうさせたのか。いつの間にか体育館は話し声や笑い声が一切合切消えていた。

その静寂が30秒ほど続いた頃だろうか‥‥彼はゆっくりと全体を見渡しながら演説を始めた。

 

「私は生徒会長を務めている、堀北学といいます」

 

彼曰く生徒会は上級生の卒業に伴い、一年生から立候補者を募ることとなっている。立候補とかに資格は必要無いが、もしいるならば部活の所属は避けた方が良く、原則受け付けていないみたいだ。

 

「それから――私達生徒会は、甘い考えによる立候補を望まない。そのような人間は当選することはおろか、学校に汚点を残すことになるだろう。わが校の生徒会には、規律を変えるだけの権利と使命が、学校側に認められ期待されている。その事を理解できる者のみ、歓迎しよう。では「生徒会長!」っ」

 

終わるであろうタイミングで俺は声を張り上げた。結果周囲の目線は俺に集まり隣の橋本君からは「おい!ばかっ!」と小声で言うがシカトだ。

 

「なんだ?何か疑問か?」

 

そういう彼の表情は先程までと違い口端が若干上がってるのが見える。こういうのを待っていたのだろうか。

 

「これから一年生に何かめんどくさいことって起こりますか!?」

 

その一言にその場にいる、一年生はざわつくが、先輩方の表情が一瞬だけ変わるが直ぐにポーカーフェイスがみてとれた。

更に言えば生徒会長は面白い人物を見つけたと、顔に出ていた。

 

「それは君の目で確認したまえ。ではこれで終了とする」

「え‥えっと。皆様お疲れ様でした。説明会は以上となります。これより入部の受付を開始いたします。また、入部の受付は四月いっぱいまで行っておりますので、後日を希望される生徒は、申込用紙を直接希望する部にまで持参してください。」

 

あの一言があったからだろうか、張りつめた空気は瞬時に霧散し話し声がちらほらと聞こえるようになってくる。

 

「‥お前な‥頼むから、空気を読んでくれよ。隣にいた俺までヤバかったじゃねえか。それになんだよ面倒臭いことって」

「あはは‥これも情報収集ってことで」

「なんだよ、何かわかったのか?」

「藤丸。先程の意図、俺にも聞かせてくれないか」

「良いけど‥かなり普通だよ?」

 

あの時、質問をしたとき恐らく余りにも漠然とした質問だから、普通だと呆れ返るか、からかうような仕草があっても可笑しくない。だけど今回はちょっと違う。

固まったんだよね表情が。人は予想外の事をぶつけられるとやっぱりショックは少なからず受けるもんなんだよ。予め身構えていたなら話は別だけどさ、だけど生徒会長は見事だったとも。遠くから見ても表情が変わらないんだもの。でも他の先輩方はそうはいかなかった。

 

「‥ということは、藤丸は生徒会長に質問が本命ではなく、質問をした時の周りの反応を見たいが為にしたということか?」

「簡単に言えばそういうこと。だって先輩が勢揃いってこの時位しかないし。あと、いかにも「俺が一番だ」みたいな人を驚かせるようなことをした時って面白いよ?」

「‥‥お前は、肝っ玉据わってると言うかなんと言うか」

「‥‥うむ。傍から見たら愚か者の所業だな。だが、この学校の内容を少なからず把握している場合は違うだろうな」

「ああ。俺も姫さんから話を聞いたときはマジかって思ったけど、ここまで来れば納得だな。」

「理解してくれたなら良いよ。それに推測混じりでわかったことがもうひとつ」

「まだあるのかよ」

「多分だけど、生徒会長もどんな事があるのかは把握していないみたいだね。いや正確には把握できないってところかな」

「なるほど‥あの自分の目で確認してみよ。とはそう言うことか。この学校に不信感を抱けばわかることだな」

「いやいやいや、そんな事でわかるのはこの変態だけだからな」

「誰が変態だ」

 

その後、俺は弓道部に申込をし、とりあえず明日から参加するようにと説明を受けた。装備一式はあちらで支給してくれるから大丈夫らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部長、美綴綾子

 

そして

 

副部長、間桐慎二

 

彼らがこれから所属する弓道部の先輩方の名前だった。

 

 

 

 

 

 

 

 






はい。出てくる人は予め出てきたら面白いかなって
事で登場させました。
穂群原学園?知らないですね

FGO以外(慎二と美綴を除く)の型月作品のキャラの是非

  • だせ!(沢山)
  • いらない!(この二人以外出ない)
  • 幕間等で適度に出演(試験でたまに登場)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。