冥王来訪(ハーメルン投稿版)   作:雄渾

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 インドから帰ってきて早々、マサキは東独を訪ねる。
そこでアイリスディーナからユルゲンが騒動に巻き込まれたことを聞く。
ニューヨークに飛んだ、マサキを待つものとは……


虚々実々(きょきょじつじつ) 後編(旧題:隠然たる力)

 その頃、アイリスディーナはどうしたであろうか。

彼女は、初級士官の課程として、人文・社会科学の講義を受けていた。

 冷戦期は、19世紀以降の近代軍隊から変容の時期であった。

軍隊は戦争遂行の道具である。

そのような一面的な認識は、すでに過去のものとなりつつあった。

 そして急速な科学技術の発展は、そのことをより強めた。

将校に求められることは、高度な科学技術に基づく装備を運用する技術者という面も大きい。 

 従前の東独軍では、ソ連赤軍と同様に、厳格に定義された職務を遂行する人材が重要視された。

しかし、BETA戦争で各部隊を指揮する将校の自己裁量が求められる場面が増大した。

 通信が途絶し、孤立した部隊をどう運用するか。

自ら問題解決を試行錯誤しなければならない場面が増えてきた。

その為、自ら判断を組み立てる事が出来る能力を(はぐく)む人文科学の教育課程(カリキュラム)を大幅に追加した。 

 ちなみに現在の米空軍でも同様の措置が取られている。

学科教育の半分の時間を、人文・社会科学に割り当てることが決められている。

 

 午前の講義が終わったころ、アイリスディーナは戦闘団長室に呼ばれていた。

そこには、帝国陸軍の野戦服に身を包んだマサキが立っていた。

彼女の目には、どことなく気障(きざ)に映った。

「き、木原さん……いつの間に来られたのですか」 

驚きとも好奇心ともつかない声を出した彼女は、目を丸くした様子だった。

「せめて、事前に連絡でもくれれば……」

 アイリスディーナとの半年ぶりの再会に、マサキも心躍った。

久しぶりに聞く「木原さん」という声が、マサキの鼓膜を心地よく震わせた。

「お前に()いに来た」

 突然のコットブス空軍基地訪問に、アイリスディーナは、まだ驚きを隠せないようだった。

マサキが目の前に現れたことを、信じられないようにつぶやく。

「どのような要件で……」

 ある種の感動に包まれて、マサキの手を両手で(おお)った。

「午前の課業が終わったばかりなので……。

帰宅するは、ちょっと先になりますが、待っていてもらえますか。

家に帰ったら、ゆっくりお(うかが)いします。

私の方からも重要な話がありますので……

昨日いただいたばかりの、南米のグァテマラ産の本物のコーヒーを入れましょう」

「その必要はない」 

 アイリスディーナの表情が、途端に(くも)った。

目の前にいる、責任者のハンニバル大尉をないがしろにする言動の為ばかりではない。

マサキが、自分の事を差し置いて、仕事を優先すると思ったからである。

「えっ!」

 彼女もまた、若い現代の女であった。 

私より仕事が大事なんだ……でも、それは仕方ない。

そう、考えた矢先である。

 アイリスディーナの意図を察したマサキは、その手を握り返した。

「今すぐ、お前を、連れ出す許可を取りたい。

年頃の娘が帰りが遅くなるようでは、周囲も心配するからな」

「……」

彼女は、心の隅で申し訳ないという気持ちを抱きながら、()じらいの笑みを浮かべた。

「俺とゼオライマーで遠乗(とおの)りに出かけよう。今すぐにな……」

 戦闘団長室の椅子に座るハンニバル大尉は、右手に付けた自動巻きの腕時計を見る。

視線をアイリスディーナに戻すと、その場で二つ返事で快諾してくれた。

「同志ベルンハルト少尉、只今より12時間開放する」

 国家人民軍の規則によって、休暇届は、前日の午前中までに提出せねばならない。

本来ならば、認められないのだが、急な半休を調整してくれた様だった。

 

 午前0時までの門限を決められて、外出を許されたアイリスディーナ。

彼女は、マサキと共に基地の外に出た。

 ベルリンにあるボルツ老人の邸宅に場所を移して、マサキの土産話に花を咲かせた。

「先日まで、インドにいらしたと……」

 本来ならば、そういう質問に答えないのが軍人の常である。

元々が民間人のマサキは、警戒心が甘かった。

「ちょっとばっかり、モルディブやセイロン*1に遊びに行っていた」

マサキは、日に焼けた頬へ微笑を浮べながら、

「一応、土産は何がいいかわからないから、適当に買ってきた。

インド産のバナナ*2や、ダージリン*3、アッサム*4、セイロンの茶葉。

絨毯(じゅうたん)に、カシミヤのスカーフ……」

 そういって、山積みになった段ボールから包み紙に包まれた物を取り出す。

包み紙にくるまれていたのは、インド原産の宝石や貴金属類であった。

それらを、無造作に机の上に並べながら、

「セイロンは、ルビーの原産地の一つでな……

お前の好みに合うかわからないが、民族衣装のサリーもあるぞ……

気が向いたら、好きなものを着てくれ」

 アイリスディーナは、瞬きもせずに、赤く頬を染めて、マサキを見上げている。

夢を見ている感じだ。

そんな表情だった。

「お忙しいところを……一番に……」

 彼女は、瞳を震わせ、感極まって、打ち震えている。

思いがけない一言に、マサキは昂奮(こうふん)を覚えた。

「ああそうだ、お前の顔を拝んでみたくなったのさ」

おもむろにホープの箱を取り出して、タバコに火をつけると、こう切り出した。

「アイリス、重要な話とは何だ」

「実は……」

 アイリスディーナの話はこうだった。

 ユルゲンと一緒にいるマライが何やら重大な問題があるので、マサキの事を呼んでほしい。

その様な内容の電話を、昨日受けたという事である。

 マサキは、重要な話と聞いて、いくつかのパターンを類推した。

 まず、ユルゲンに西側のスパイが接近したという事である。

駐在武官、外交官、大使館事務員を装ったスパイ。

それらが虚実(きょじつ)織り交ぜた怪情報をユルゲンに渡し、彼を自分たちの協力者にするというパターン。

 次に、ユルゲンとマライの関係の変化である。

もっとも懸念されるのは、マライの妊娠である。

 国家人民軍の任務とはいえ、夫婦として偽装している内に、本当の夫婦同然になった。

あるいは、出国前から深い関係なのかもしれない。

だが、国外という事で羽目(はめ)を外したことも考えられる。

 家庭環境が、決して幸せとは言えない、ユルゲンとアイリスディーナの兄妹だ。

今回の問題も決着の付け方によっては、全員が不幸になる。

 ユルゲンやアイリスディーナはおろか、一方の当事者であるマライ。

そして、ユルゲンの妻であるベアトリクス。

 救いは、ユルゲンとの間にすでに一子がいる事か……

ベアトリクスの妻としての立場はゆるぎないし、問題はないと思うが……

 ただ彼女は、文化的に妻妾(さいしょう)を設ける東洋人でもないし。

一夫多妻制を許容する、第三世界人ではない。

どう諭すか、これも考え物だな……

 マライもマライで、自分の子供は愛しかろう……

好んで自らの体に宿った生命に手をかける女はいない……

少なくとも、彼女に関してはそう信じたい。

 海外出張で、単身赴任中の夫が男女の過ちを犯すというのは、よくあるパターンだ。

せめてもの救いは、同国人同士という事か……

 最後に考えられるのは、ユルゲン自身が米政府に出奔(しゅっぽん)する用意をみせるという事である。

しかし、これは考えづらい。

東ドイツ政府は、すでにベアトリクスとユルゲンの息子という人質を抱えている。

 出奔事件で思い出されるのは、元の世界で、1976年*5に起きたベレンコ中尉亡命事件である。

ソ連防空軍のベレンコ中尉*6は、1976年9月6日に、ソ連極東での軍事訓練中に出奔。

ソ連の最新鋭戦闘機、MiG-25に搭乗し、そのまま、日本の防空網を破って、函館に亡命した。

 彼の場合は、母親が継母で、妻との間は疎遠(そえん)で、子供もなかった。

亡命するにしても、ユルゲンとベレンコ中尉では環境が違い過ぎる。

 ユルゲンの母は離婚したとはいえ、月に一度は面会するなど彼の事を気遣っている。

それに、ベアトリクスとの結婚は見合いなどではなく、長い恋愛の末だった。

順当な手続きを踏んで結婚もしたし、子供も一人とはいえ、いる。

 子は(かすがい)というように、ユルゲンとベアトリクスの仲は、そう簡単には切れるものではない。

おそらく、最後のパターンではないはずだ。

 

 あと考えられる、最悪のパターン。

ユルゲンが西側の諜報員に接触を受けたのと、マライが妊娠が判明したのが、同時期に起きた。

その可能性は、ありえなくはない。 

 避妊をしていない20代の夫婦の妊孕(にんよう)率というのは、非常に高い。

結婚後1年で80パーセント、2年で90パーセントだからだ。

 マライの年齢が、何歳(いくつ)か知らない。

だが、ユルゲンと同い年、あるいは2・3歳上だとすると、その可能性は排除できない。

 思えば、アイリスディーナは、不遇な人生を辿(たど)った娘だ。

父がアルコール中毒、母が家庭を捨てて、間男(まおとこ)に走った。

 幼少期から、家族の愛に()え、団欒(だんらん)を知らず、(さび)しい思い出しかなかったのではないか。

もし、5歳年上の兄、ユルゲンがいなければ……。

こんなに優しく、清楚には育つこともなかったであろう。

 大概、このような崩壊家庭に育った少女は、生の実感が乏しく、自傷行為に走りがちだ。

リストカット、薬物の過剰摂取(オーバードーズ)、不純異性交遊……

 男でも脱落する戦術機の衛士勤務も、ある種の自傷行為とも受け取れる。

母メルツィーデスの事を反面教師としての、非常に強い信仰心と貞操観念も同じだ。

 ここで、ユルゲンという彼女の精神の支えに、何か不都合が起きれば……

このまま、軍隊にのめり込んで、家庭の幸せや、女としての生活を捨ててしまうのではないか。

 そんな薄幸(はっこう)の美少女を、救ってやりたい……

この時、マサキは、アイリスディーナに対して、男としての強い欲望を感じた。

 マサキが紫煙を燻らせながら、悶々と思いあぐねてる時である。

 何気なくアイリスディーナの顔に目線を移した。

マサキを見つめるアイリスディーナは、真剣そのもので、畏敬と興奮の色に染まっていた。

「どうか、木原さん、兄さんやマライさんを救ってあげてください……

どのような事になっているか、わかりませんが……」

いつもの優しい声がしたが、マサキは視線を外すことも、身動きすらも出来なかった。

 

 

 マサキは商人服*7に着替えると、その日の内に、ニューヨークに飛んだ。

アイリスディーナの話を総合すれば、当地にいるユルゲンに何かあったらしいことが判明した。

 どんな内容の事か、誰と接触したかは、現地を調べてみないとわからない……

マンハッタンの日本総領事館を頼るしかないのか……

 そう考えている時である。

現地時間の15時前に、涼宮(すずみや)総一郎(そういちろう)から、連絡があった。

 彼は、コロンビア大学の留学生で、ユルゲンと同じブレジンスキーのゼミ生。

そして、マサキの護衛を務める白銀と懇意にしている間柄だった。

「木原先生、ベルンハルト大尉の奥さんの事を知りませんか」

 この話を聞いたとき、マサキはキツネにつままれた*8感覚に(おちい)った。

ユルゲンの妻、ベアトリクスは、今、産休でベルリン郊外の実家にいるはずだ。

そんな判り切ったことを、なぜというのが第一印象だった。

 しかし、詳しく聞いてみると、違うらしい。

涼宮の言う妻というのは、マライの事を指し示いるらしいことが分かった。

どうやら、留学中にマライを自分の妻として周囲に紹介していたらしい。

そのことが、この誤解の原因だった。

 マサキは、マライの姿が見えなくなったことを恐れた。 

まさか、誘拐事件ではあるまいか。

散々、ソ連や東側諸国の誘拐事件を経験してきた彼は、第一番にそのことが頭に浮かんだ。

 真っ先に、FBIとニューヨーク市警(NYPD)に連絡を入れる。

そして、美久や白銀たちと手分けして、ニューヨークの街中を探すことにしたのだ。

 時は1979年。

この時代は、携帯電話もポケットベルもない時代である。

 捜索には、非常な困難を極めると思った。

だが、偶然立ち寄ったセントラルパーク内の動物園にいる所で彼女と再会する。

「よお、マライ、久しぶりだな」

 背中を向けていたマライに後ろから声をかけた。

その直後、いつもとは違う空気が流れていることに気が付いた。

「どうして……」

 東ベルリンならともかく、ニューヨークに降ってわいたように現れたマサキ。

彼の事を、不思議そうに見つめていた。

無言のまま、マサキはマライの前に立っていた。

 直後、マライはしゃがみ込んでしまう始末だった。

マサキは抱え起こした。

しかし、完全に力をなくした女の体は、意外と重い。

「どうした」

耳元でささやくと、やっとマサキに(すが)り付いて、マライは立ち上がった。

「こんなところでへこたれてどうする。

ニューヨークの夜は冷える……そんな薄着では凍え死ぬぞ」 

 マライの支度は、ベージュの薄手のプルオーバーセーターに、リーバイスのジーンズ。

日没になれば氷点下近くまで気温が下がる、短いニューヨークの春に向かない格好であった。

「それで良いの……もう死にたいわ」

 あながち冗談ではなさそうだ。

 マサキは、ますます何かあると感じた。

だが、そんな素振りは見せず、着ていた濃紺のローデンコートをマライの背中にかけてやった。

「そいつは構わないが、死ぬ前に何があったか、詳しく教えてくれないか」

 そんな会話を交わしながら、マライを支えて、セントラルパークの近くにあるホテルに向かった。

マライの話は、思ったより深刻なものであった。

 米国務省主催のレセプションに参加したユルゲンに、西ドイツ人が近づいた。

アリョーシャ・ユングと名乗る、怪しげな女であった。

 領事館職員と称する女は、ユルゲンに戦術機に関する機密情報を提供した。

その秘密情報の見返りに、西ドイツの協力者になれと迫ったというのだ。

マライは、そのことを物陰で漏らさず聞いていた。

だが、ユルゲンには問いたださなかった。

 

 ふとマサキは思慮に返って、しばらくは沈黙していた。

マライの様子を見極めながら、マサキは口を開いた。

「フフフ、なんだそんな事か……それくらいなら、俺がどうにかしてやるよ」

マサキは言葉を切り、タバコに火をつける。

「てっきり、ユルゲンが……お前の事を(はら)ませたのかと思ったが……」

 それにしても、孕ませたという言葉を聞いたマライの驚きは大きかった。

 思いがけない言葉に愕然(がくぜん)とした。

この男は、どこまで知っているのだろう。

この時、初めて、マライはマサキに恐怖に似た感情を覚えた。

「奇麗ごとを並べ立ててても、仕方があるまい。

真実をさらけ出した方が、かえってすっきりとすることもある」

 マライは、外人のマサキに、自分とユルゲンとの関係を話しても、詮方(せんかた)ない*9事ではないか。

その様に諦めていた。

 彼女は、妊娠している事実を何の感慨(かんがい)もなく、他人事のように受け止めていた。

驚き、慌てるどころか、ひどく冷静で、まるで軽い風邪(かぜ)に掛かった様な受け取り方であった。

 なかば唖然とするマライの両手を、マサキは強く握った。 

「お前はユルゲンの女だ、つまりはアイリスの身内という事だ。

遠慮はいらん。なんならお前の事を助けてやってもいい」

「貴方には、関係のない事でしょう!」

 マライは、マサキの手を邪険(じゃけん)に振り払うと、いつになく声を強張(こわば)らせていった。

彼女は、マサキの顔を見れないまま、目を閉じた。

「今の反応を見ると、図星の様だな」

 その言葉は質問というよりも、マサキの独り言の様だった。

「お前とユルゲンに何があったが知らんし、聞きたくもない。

だが、お前には、今死なれては困るのだ」

 マライは、つき上げられたように胸をおこした。

その顔は、能面より白かった。

 マサキは、そのとき見た。

彼女の顔が、涙に洗われている。

「えっ」

 マサキは、あらぬ方に視線を泳がせていた。

この男は、何を考えているのだろう。

 マライは、東洋人の瞳の中に、無限の哀しみを見たような感じがした。

今までに、一度も見せたこともない色だった。

「詳しいスパイの情報や、内容を聞いていないからな……

それに、今お前が抱えているのは、ユルゲンの子だろう……」

「ええ、そうよ……」

 マライの忍び泣くような声が、聞こえた。

「そうすると、アイリスの大事な甥になる……。

アイリスは俺の女だ、つまりは俺の甥にもなるってことさ」

 静謐(せいひつ)を破るような嗚咽(おえつ)が、聞こえた。

マライの、烈しいこらえ泣きであったのだ。

 その悲泣は、見るにも堪えない。

マサキは、その逞しい体を馴れ馴れと、すり寄せて、彼女の背をなでるのだった。

「とりあえず、今回の件が決着がつくまで、お前とお前の子供の命を預からせてくれないか。

ユルゲンに近づいた、マタ・ハリ*10は、俺が調べて、懲らしめてやるよ」

 西ドイツのスパイが、ユルゲンに接触した。

この大きな秘密を知ったことは、何かの役に立てそうな気がした。

 東西ドイツ両国にも、政治的スキャンダルとして、なにか利用できるのではないか。

マサキは、初めて悪魔的な笑みを浮かべるのであった。

*1
今日のスリランカ

*2
インドは世界一のバナナ生産国である。総務省統計局「世界の統計2023」によれば、2020年の生産量は3150万4000トンで、全世界の生産量の3割ほどを占める

*3
インド北東部にある東ベンガル州の都市。標高2000メートルの高地で茶葉の産地。茶葉の銘柄は世界三大紅茶のひとつ

*4
インド北東部にあるアッサム州の都市。亜熱帯地方にある茶葉の産地の一つで、輸出量も多い。今日は、茶葉の消費の殆どはインド国内向けである

*5
昭和51年

*6
ビクトル・イワノヴィチ・ベレンコ(1947年2月15日 - 2023年9月24日)

*7
軍隊言葉で、主に背広の事

*8
狐に化かされること。また、思いがけない出来事が急に起こって、何が何だかわからず、ぽかんとする様

*9
どうしようもない、やりきれない事を指す言葉

*10
女スパイのこと。由来は、第一次世界大戦中に活躍したドイツ軍の女スパイの名前から




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