道中でなんだかんだがありながらも、研磨と萌絵画は無事
「うっわ、やっぱり
感動と驚愕が
「すごいね!みんなズボン履いてる!」
一方の萌絵画は全く関係のない部分に興奮していた。と言うのも、
「他の学校なら中学みたくスカートなんだろうけど、これはこれで見る価値があるな……」
しかし、研磨もにへらとしたにやけ顔をしながら萌絵画の下半身に視線を移した。腰から股をきれいに隠してしまいよほど運が良くなければ見たい部分を見ることが叶わないスカートとは違い、尻だろうが股だろうが覆い隠した部分がはっきりと見えるズボンの方が思春期の男子には刺激的ではないだろうか。
と、にへらとした笑みを浮かべて一人物思いに
「研
萌絵画の指摘は、研磨のにやり顔を苦笑いへと変えた。
「お~、教室もめっちゃ綺麗だな」
二人が足を運んだのは
教室には既に十人程度の新入生らが自身の席に居り、各々読書をしていたり談笑をしていたりと思い思いに自由な時間を過ごしている。
「よっ!初めまして!」
整然とした教室を背景に
振り返ると、満面の笑みを浮かべた男子生徒が一人立っていた。逆立つように尖った黒髪も相まって無邪気で人懐っこい印象を持たせる青年である。
「出入口に突っ立ってないで入れ!ほら!」
「うおっと!急に押すなよ!」
「ちょっと押さないで!転んじゃう!」
彼は研磨と萌絵画の肩を押しながら教室内へと足を踏み入れて行く。その間も笑顔を全く崩すことはなく、二人を席へと座らせた。
「二人共ちゃんと時計見ろ!入学式は学級別なんだからさ!」
そう言って教室内に掛けられた時計を指差すと
「オレは【
いきなり二人に声をかけて強引に教室内に押し込み、そして唐突な自己紹介で締め括り、流河と名乗った青年も自身の席へと向かった。
そして、
「さて……新入生の皆様。今更かも知れませんが……」
下半身が蜘蛛の胴体で、上半身には蛾の
「入学試験の合格と我らが
その女性は丁寧かつ穏やかに、教室内の22名の新入生徒たちに宣告した。
NAME:大地輪高校ヒーロー科一年一組の担任(仮称)
QUIRK:蜘蛛と蛾と人間のキメラ(仮称)
HEIGHT:131.22cm(腰から頭頂部)、156.08cm(腰から脚)
WEIGHT:372.50kg
PERSONALITY:不明
異形型の女性ヒーロー。下半身が蜘蛛、上半身が人間、背中から蛾の翅を生やす。容姿はかなり整っており、一言で言うなら「女も一目惚れする美女」。
NAME:出水流河(いずみ りゅうが)
QUIRK:水槽・ウォーターカッター
HEIGHT:170.43cm
WEIGHT:80.20kg
PERSONALITY:超絶フレンドリー
オリジナルキャラであり原作キャラの血縁者枠。
原作キャラである出水洸汰の従兄弟叔父で、ウォーターホースの従兄弟の末の弟。幼くして両親を失い、ヒーローに懐疑心さえも抱いている洸汰に懐かれている数少ない人物。
個性は二つあり、水槽は飲んだ水を心臓のような形状の体内器官に蓄える個性で、ウォーターカッターは左手の爪先から手首にかけての汗腺から、水槽で蓄えた水を高速で放出する個性。