マンハッタンカフェは動じない   作:むうん

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スマートフォンからだと書式が崩れるかもしれません。


#022『ヴィデオドローム・シンドローム』

「異次元につながるチャットルーム? なンだァそりゃ」

 

「さァ? 文字通り異次元につながるんじゃあないか? どういうことなんだい露伴君」

 

 その日、研究データの交換を行う予定だったエアシャカールとアグネスタキオンの着くテーブルには、さらに一人の男の姿があった。岸辺露伴である。その男は、シャカールとタキオンの研究データの話には特に興味を示さなかったが、二人の話がひと段落すると『異次元につながるチャットルーム』とやらの話を持ち出したのだ。

 

「このところ、ネットの噂になってるいわば『都市伝説』さ……最近話題になってるらしい……知らないのか?」

 

「生憎、そういうどうでもいい情報は意図的にカットしてるンでな」

 

「私は……うっすら聞いた覚えがあるような、ないような……で、異次元につながってどうなるんだい。都市伝説ってのはだいたいそこからだろ。 あ! 当ててみよう。異次元に引き込まれて行方不明になる、とかだろ」

 

 どうでもいい、と言う風のシャカールはスマホを弄っていたが、多少は興味があるらしいタキオンはそれらしい『結末』を言ってのけた。露伴は、いつぞやの『スパゲッティ・マン』を思い出し、苦笑した。

 

「……いや、『異次元人』とチャットをすると……『未来』が教えてもらえるそうなんだよ」

 

 ぴく、とシャカールの耳が動いた。

 

「異次元人ねえ……超ひも理論では十次元、M理論では十一の次元が存在すると仮定されているが……なんで未来を教えてもらえるんだろうね。超ひも理論と宇宙ひもを混同してるんじゃあないのか? その都市伝説の作者は……」

 

 タキオンも、ちょっと眉唾だなと砂糖入りの紅茶を口に運ぶ。しかし、露伴は大まじめだった。

 

「かつて僕は『異次元に干渉できる数式』というものに関わったことがある」

 

「あ゛ァ!? なンだそりゃ……!?」

 

 ことロジックにこだわり日々、数式に触れているシャカールは聞いたこともない『異次元に干渉できる数式』に興味を示し、スマホを弄るのをやめた。だが露伴は、話はここからさ、と言う風。

 

「その数式の解自体は理由があって『覚えていない』んだが……確かに存在する。この異次元につながるチャットルームというのは、恐らくその数式が使われているんじゃあないかと睨んでるんだ。この数式は正直言って『危険』だ……もし漏れ出したのなら『封印』する必要がある」

 

「おい待て、漫画家先生よォ……オレらに『何をやらせてえ』ンだ?」

 

「……そのチャットサイト『ヴィデオドローム』を探ってほしい。もし、本当に『別の次元に干渉できる数式』がプログラムに使われているようなら……僕が知人のつてを使って何とか対処する。本当は僕がやりたいんだが……ネットサーフィン程度はできても、プログラムの中身までは分からないからな」

 

 露伴の顔は真剣だった。覚えてもいないものが『危険』だというのはよくわからないし、シャカールは、内心うさんくせェ……と毒づきつつも……興味を捨てきれない自分にも気づき、舌打ちする。

 

「チャットサイト『ヴィデオドローム』……お、あったぞ。フツーに見つかるんだな。ダークウェブとかそういうのかと思ったが検索でヒットした」

 

 シャカールとは逆にスマホを弄り始めていたタキオンは、そう言って『ヴィデオドローム』のトップ画面をシャカールにみせた。最近のポップでオシャレなSNSとは違い、一昔前のややアングラ感のある古臭いUI。90年代かよ……とシャカールは思わず吐き捨てる。

 

「で、このアクセスするだけで『カンフーを覚えられそうな』チャットサイトのどこが異次元につながってるって?」

 

「……テキトーなチャットルームにアクセスするだけじゃあ『異次元』にはつながらないらしい。『特別な会員』として認められて……『専用』のチャットルームにアクセスする必要があると聞いている。正直、それもうまくいかなかった。このチャットルームの参加者とは『波長』が合わない」

 

 フン、と不機嫌そうに鼻で息をする露伴をしり目に、まるでカルトみてえな構造だな……とシャカールは漏らしつつ、自分のスマートフォンでも『ヴィデオドローム』にアクセスしてみた。いわゆるフリーチャットとは違い、アカウント登録を行わなければならないようだが、それでも別に審査などがあるわけでもないフツーのチャットサイトだ。

 

「……つまり、『特別会員』になってチャットルームに入り……そこのソースコードを調べればいいわけか。その『数式』とやら、それほどヤベえブツなら『Parcae』での解析のし甲斐がありそうだ」

 

 数式に興味があるというのはウソでもないし、実際に見てみたく思ったが……シャカールの興味は『未来』を教えてくれるというものだった。実際タキオンの言うように超ひも理論などでは仮説ではあるが、別次元がある可能性は低くはないとされている。そして、ロジカルではない。あまりにもロジカルではないが……『未来』を知る可能性が、ゼロパーセント以下の可能性でもあるというのなら。己の導き出した『7㎝の限界』が間違っていることをつきつけられたいとでも無意識に考えていたのか。

 

「……いいよ、やってやるさ」

 

「フン……『好奇心は猫をも殺す』というが……例の『数式』はそういうモノだ。頼んでおいて何だが深入りはするな……と『警告』はしておくよ」

 

「はいはい……」

 

こうしてシャカールはチャットサイト『ヴィデオドローム』の一件に関わっていくことになる……

 

 

 

◆◆◆ マンハッタンカフェは動じない #022 『ヴィデオドローム・シンドローム』 ◆◆◆

 

 

 

 自室に戻ったシャカールは、とりあえずPCを立ち上げて例のチャットサイト『ヴィデオドローム』に適当な捨てアドで登録。登録名は『unsigned』。そしてこれまた適当なチャットルーム……ちょうど最新の発言があった『雑談部屋1042』に適当に入室してみた。掲示板というのは海外ではまだそこそこ盛り上がっていたりするのだが、結局はSNSやその他チャットツールの勢いに押されて死にゆく文化だ。そういうのを体験しておくのもいい……という考えではあったのだが。

 

4021:unsigned ID:neBRXQOOI

Sys:unsignedさんがチャットルームに入室しました

 

4022:クロノス ID:VAnqIZfll

いやだからね、そういうことじゃあないんだよ。

僕は自治しようとかそういうのじゃあなくて荒らしに反応しないなんてのはネットの基礎でしょ?

 

4023:切腹侍 ID:lL66iJoAS

ネットの片隅でいらん正義感振り回すなボケ死ね

 

4024:名無しの虎党 ID:U/D2kUXhr

結局どいつもこいつも自己満でしかないわけや。無価値すぎ。

ルサンチマン燃やすんも体外にせえよ

 

4025:ウォーロード ID:5jccz7o6y

Sys:ウォーロードさんがチャットルームに入室しました

 

4026:切腹侍 ID:lL66iJoAS

わけわからんわ。自称神祇大卒は違いますなあ

 

4027:ウォーロード ID:5jccz7o6y

Sys:ウォーロードさんがチャットルームから退出しました

 

4028:unsigned ID:neBRXQOOI

Sys:unsignedさんがチャットルームから退出しました

 

 

 シャカールは呆れかえりながら、チャットルームから退出した。本当にくだらない。時間の無駄だ。別のチャットルームを覗くか……そう思い、いくつかのチャットルームに入ってはみたものの、中で繰り広げられているのは無意味なマウントの取り合い、足の引っ張り合い、煽り合い、下世話な話ばかり。

 

「……ネットの悪い所の煮凝りみてェなトコだな、ここは」

 

 本当にこんなところに『異次元に通じるチャットルーム』だか『別の次元に干渉できる方程式』なんてものが存在するのか? ガセをつかまされたか……とシャカールがヴィデオドロームからログアウトしようとした時だった。ふと、気づく。

 

「なンだァ……よく見りゃ『預言者待ち』とかルーム名についてる部屋が多いな……」

 

 『預言者待ちルーム033』『預言者待ちながら雑談』『預言者さん来てください』『預言者をあがめるルーム』『預言者待ちしてます』……そういったタイトルのチャットルームが多くみられる。『預言者』。おそらくは例の『特別会員』の事だろう。

 

「なるほど……『特別会員』に選ばれねえやつらが、そのおこぼれを与ろうってわけか……」

 

 いくつかの『預言者待ち』チャットルームにアクセスする。先ほどよりはいくらかはマシであることを願って。

 

908:unsigned ID:neBRXQOOI

Sys:unsignedさんがチャットルームに入室しました

 

909:うい@引っ越し中 ID:w+yIsBiqa

今年の皐月賞は誰が来るんですか?教えてください預言者さん!

 

910:ハンサムマン ID:pALXPSuLi

そのゲーム、発売延期になるけどクソゲーですぐ

ワゴンに入ったらしいから中古で買った方がいいよ >豚野郎さん

 

911:上機嫌なサイコロ ID:qE3v0rXX0

大道寺コンツェルンの株、売った方がいいか悩んでるんですけどわかりませんか?

 

912:ジャミ ID:fd6y/L4xk

今の彼氏が浮気してるか、浮気してないかわかりませんか?

 

913:豚野郎 ID:6GHqofaU6

マジかぁ……期待してたのになぁ。情報ありがとうございます。

 

 

 ……ビンゴだ。一人の発言者に何人もが食い気味に質問を投げかけているところを見つけた。どうやらオレンジの名前が『特別会員』と言う事らしい。さて、ここまでは順調だ。が……どうする? 特別会員になる方法をこいつから聞き出すことができれば手っ取り早いが。シャカールは『ハンサムマン』と名乗るユーザーの会員プロフィールをチェックする

 

ハンサムマン
フォロー

ID:pALXPSuLi

 

会社役員。年収3000万。2児のパパです。

座右の銘は『面白きこともなき世を面白く』

#起業家応援 #ベンチャー起業家と繋がりたい #ハンサムマン流投資術

上記タグ巡回してます。

追記:1/21特別会員入り

 

21
 
フォロー中
3089
 
フォロワー

発言ログメディアメッセージを送るこのユーザーを通報

 

「これまた……」

 

 『いかにも』なプロフィールにげんなりしながら考えを巡らせる。いきなりダイレクトメッセージ送信……というのは早計過ぎる。がっつきすぎだ。それにもっと他にも、とっつきやすい相手がいるかもしれない……シャカールはそう考え、『特別会員』を見つけるたびプロフィールを確認したが……あまりにも『層』がばらけすぎている。

 

 さっきの『ハンサムマン』のような層を狙った胡散臭い商売かと思えば、主婦や学生、小さな町工場の工員に、コンビニのバイト。果ては中学生までが『特別会員』に選ばれている。

 

「ふーん……無作為に選んでやがるとすりゃ厄介だが……」

 

 無作為に選んでいるなら、複数アカウントによる総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)を仕掛けてもいいが、もう少し深掘りする。発言ログやメディアを精査。何か共通点はないか……

 

「…………もしかして、だが。『一芸』に秀でたやつを選ンでやがるのか?

 ハッ、ずいぶん簡単なンだな『特別会員』サマの選定方法ってのはよ」

 

 この『ヴィデオドローム』と言うチャットサイトは、UIの作りは古いが結局はウマッターやウマスタグラムのようなSNSに似た作りになっており、気に入った会員をフォローして発言を追う事ができる仕組みになっている。最初こそ、フォロー/被フォローの比率が偏っている者を選んでいるのかと思ったが……フォローを多くされる、ということはなんだかんだ理由がある。特にこの『ヴィデオドローム』のような知名度のまだ低いサイトには『業者』アカウントが少なく、結局フォロワーを増やすには実力がモノを言うのだ。

 

 『ハンサムマン』はやり手の起業家として。その他選ばれている者はなんらかの方法でこの『ヴィデオドローム』内で一目置かれている。例えば、例の中学生特別会員などは空手の世界大会2位の実力があり将来のオリンピアン候補と言われている逸材で、その練習風景や優れた身体能力をアピールする動画などをアップしているそうだ。

 

「さて……どうしてやるかね……」

 

 手っ取り早いのはウマ娘である自身の身体能力を用いた動画などをアップすることだが……『こういうサイト』で『身バレ』するとめんどくさそうだ。となると、違う方法がいい。シャカールは鋭い犬歯を見せてにやつきながら、しばらく画面を見つめて……それから再びキーをたたき始めた。

 

 ――おおよそ二週間後。

 

326:ヤサイスキー ID:oVtMNVpB+

unsignedさん早く来てくれー

 

327:みかちゃん@プリファイ舞台鑑賞済み ID:2phTaHvG5

推してるウマ娘の子のメイクデビュー、ちょっと遅めに

なりそうなんだけど勝てるかどうかが知りたい!

 

328:altalt ID:UfNnEafRi

unsignedのことみんな信じてるわけ? 特別会員でもないんでしょ?

 

329:ナイスマッスル@体が喜ぶ食事法 ID:z4/RkYuOn

特別会員でもないのに未来分かるのがすごいんじゃん

 

330:龍神 ID:jvVbQ+nkX

unsignedさんホンマ神

 

331:三女神の四人目 ID:RP7UXP1sh

次のサマードリームトロフィーの出走メンバー予測キボンヌ

 

332:ソーキソバ♪ ID:P3IelO02E

次のファル子ちゃんのライブのセトリ、予測できたりしない?

 

 

「こんなもんか……」

 

 シャカールは、『unsigned待ちチャットルーム』の発言を見ながらほくそ笑んだ。そう、シャカールがやったのは『Parcae』を使った直近のトゥインクルシリーズの結果予測。自分以外のウマ娘の取りえるデータはすべて入力してある『Parcae』はことレース結果に関してはスーパーコンピュータ以上の演算が可能な、シャカール自慢の『相棒』である。

 

 当然、その予測結果は外れることなく、いまや『unsigned』ことシャカールは『ヴィデオドローム』のちょっとした有名人になっていた。そして、このバズり方は必ず『運営側』から接触してくるであろうという『直感』がある。何故なら、『特別会員』のお株を奪う『未来予知』をしてくるものを放っておけば、『特別会員』の価値が下がりかねないからだ……

 

「お……」

 

 おあつらえ向きに、ダイレクトメッセージに新着の文字。一般ユーザーからのくだらない『凸』を避けるために運営からのメッセージのみを受け取るように設定してある以上、答えは……

 

運営よりお知らせ

 

あなたは『特別会員』の資格ありと運営側が判断し、

今回のメッセージを送らせていただきました。つきましては、

unsigned様に特別会員入りの意志はございますでしょうか?

 

もし特別会員にご加入いただく場合、このメッセージに承諾の意と

受け取れるご返信をお送りいただけると幸いです。ご加入を辞退される

場合、このメッセージは無視あるいは破棄をお願いします

 

◆なお特別会員は以下の特典を受けることができます◆

 

・特別チャットルームへの入退室権

・簡易のいくつかの管理者権限(チャットルームの保有数上限なしなど)

・特別ユーザーネームカラー

・年2回(春・秋)のユーザー交流会へのお誘い(任意)

 

 

「………………」

 

 カタカタカタカタ、と静かな部屋にキータイプの音。

 

ユーザー名:unsigned

ID:neBRXQOOI

 

ok、特別会員とやらの資格、さっさと付与してくれ

 

 

 答えは当然、OKだ。あとは資格が付与され次第、『特別チャットルーム』とやらに入ってソースコードを抜き取るだけ。簡単なことだ……かんたん……な……

 

――バララッ

 

「あ゛?」

 

 シャカールは、その瞬間まるで自分の顔面が両開きの本の様に開いていくよくわからない感覚と共に意識を失い、キーボードに突っ伏した。そう。露伴はタキオンから事前にシャカールはかならず『異次元に干渉できる数式』に手を出すと教えられており、先手を取ってヘブンズドアーで『特別会員になったらしばらく意識を失う』と書き込まれていたのだ。

 

「すまないね、シャカール君……おおい、こっちだ。ソースを確認して、もし例のコードがあったらこのサイトの閉鎖に向けて動くよう君の上役にかけあってくれ」

 

 シャカールが気を失うと同時に、様子を伺っていた露伴、タキオン、そして『SPW財団』のエージェントたちが中に入り例のサイトの確認を行っていく。

 

「ついでに彼女の研究データをちょいと読んでおこうかな……! フフフ……悪く思わないでくれよシャカール君!」

 

 タキオンなどは役得とばかりに、シャカールの記憶を読んで彼女の秘密研究のデータを盗み取っていたが。

 

「ありました……例のコードです。やはり……どこからこれが流出してしまったのか……」

 

「さあね。そこんとこは僕の知ったことじゃあないが……とにかく『危険』な物だ。流出元まで、しっかりたどるのが君たちの『財団』の役目だろ」

 

 こうして、『ヴィデオドローム』は数日中に『危険なサイトに認定された』との理由でプロバイダーによって締め出され……なんどか復活を繰り返したものの、結局そのまま立ち消えになり。人々の記憶からも忘れ去られていったのだが……。

 

 深夜午前二時。メイショウドトウがすやすやと寝息を立てる中、エアシャカールは静かに『Parcae』を立ち上げ――その画面に『ヴィデオドローム』を表示する。

 

「……念には念をってな……『Parcae』に自動でソースを保存しておくようなコードを組み込んどいて今回は助かったぜ。あの露伴とかいう野郎、あからさまに例の『数式』を見せたくはないって態度がありありだったからな……」

 

 シャカールは、露伴が『催眠術』のようなものを使うということを、タキオンとの会話の中で聞いていた。彼女はなんとも歯切れが悪くそう言っていただけだし、シャカールもその時は大して感想を抱かなかったのだが……まさかいつのまにか催眠にかけられ、肝心なところで眠らされてしまうとは。

 

「自己暗示だとかも案外バカにならねえのかもな……今度催眠療法でもとっかかりに調べてみるかァ?」

 

 そっくりそのままローカルに保存しておいた『ヴィデオドローム』。当然、オフラインでありアクセス者は自分一人だが、すべての機能は問題なく利用できる。例の『数式』はすでに『Parcae』にぶち込んで解析中だ。となれば……シャカールは、『特別会員専用』のチャットルームにアクセスする。それは膨大な数の個室チャット……つまり一対一方式のチャットルームで、当然すべて『空き』状態だ。

 

「『異次元人』の顔でも、覗いてみますかね……」

 

 その中の一つに、シャカールはアクセスした。

 

 

【挿絵表示】

 

 

今、『あなたの端末』に映し出されている少女は、『あなた』をみて……驚愕し、そして呟く。そのあまりの『レイヤーの違い』に。圧倒的な『リアル感』に。そして『存在感』に。

 

「ン……だよ……これ……」

 

シャカールの脳は、理解を拒んだ。

 

←To Be Continued?


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