きっと今私の顔は死んでるのだろう。表情は無い、刻一刻と迫る処刑の時間に対して恐怖するのではなく、諦めの感情をぶつける。まぁ、隣にいる友達ちゃんはガタガタと震えているが。逃げ出さないように椅子に四肢をガッチリと固定されている点から用意周到な人が彼女の味方にいるのは間違いない。
「は、箱推し君…私達どうなっちゃうの…!?」
「知りたい?」
答えてもいいけど、多分聞いたら直ぐ逃げたくなるよ?
「う…ぁ……むりぃ…」
会議室から疲れ果てたラプラスが出てくる。普段とは異なり角はなく、その代わりにケモミミを生やしていた。
「ま、まさか!?」
「そのまさかだよ、友ちゃん」
会議室から普段感じることのない威圧感が。ラプラスをあのようにしたのは部屋の主、風真いろはである。
「次の方〜」
まるで病院のような呼び出し。救いはないのですか〜?
「諦めて行こうか」
「嫌ぁ…助けてぇ…」
会議室内には顔色の悪いこよりの姿が。様子を見るにケモミミの生える薬を提供することで自分の身を守ったようだ。その代わりに精神は…うん…。
「ハイ、コレヲノンデクダサイ」
一瞬顔色が戻ったが直ぐに元の色合いに戻ってしまう。希望を抱いて、絶望したかな?
さて、現実逃避もここまでだ。コルクで蓋をした試験管を渡された。この薬は間違いなくあの薬…!
「ッ!」
コルクを親指で外し、腰に手をあて一気に飲む。喉を通るのは少しドロっとして苦みのある粘性の液体。味は前回よりも雑である点から、量産しているものではなく急遽その場で作ったのだと考えられた。まぁ、その思考は見事に掻き消されたが。
「狐尻尾が3つ!御耳は2つ!吸わせていただきまぁす!」
知らないのか友達ちゃん。風真にフィジカルで勝とうとすると色々と犠牲にするものが多いのだ。諦めて吸われるに限る。たまに噛まれるらしいから気をつけなければ…
そんな顔
「ほんのり優しい甘さを感じつつも、何処かで嗅いだことのある香り…」
あっ…ヤメて…オカシクなりゅ…いッ!?
「これでおしまい。もう行っていいでござるよ〜」
「え、あ…イヤ…こよりぃ…」
「…後で上書きするから」
「そういうことじゃない!!!」
「騒がしいでござるね。次の方ぁ?」
「い、イヤぁああああ!!!!」
会議室の音がガンガンと頭に響く。頭痛に耐えながら自分の席に辿り着きなんとか座る。耳を髪と一体化するように倒して塞ぐ。尻尾は…垂れ流しちゃんにでも触らせればいいや…
取り敢えず今は休みたい…
箱推し君
実際には鳴ってはならない音が鳴る程に座れていたり噛じられたりしている。全年齢版ではこれくらいしか描写できない。
垂れ流しちゃん
先に吸われて机の下ですみっコ暮らし。
友達ちゃん
R-18
博衣こより
その日、彼女は思い出した。風真の身体能力には自分では立ち打ち出来ないのだと。薬を使って皆を犠牲に助かろうとするが見事に最後に吸われた。
星街すいせい
実は一番優しく吸われており、被害が一番少ない。
沙花叉クロヱ
薬だけ渡され、放置。