箱推し君逃げて、超逃げて   作:Plusdriver

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豚足をマシュマロという純白に包んで返す事になるきっかけになった日。


Chocolate

あっちこっち、矢印が飛び回る。なんともまぁ、まぁた不思議な事に巻き込まれている私だが、諦めて板チョコを刻み続ける。朝から1人事務所の給仕室を借りて程々に温めた包丁で細かく、溶けやすくしていく。本日は2/13、ヴァレンタインデー前日である。正直余りお菓子作りをしない私だが、チョコレートの扱いは色々とあって覚えている。小学生の頃、弟と共にキッチンにてわちゃわちゃアレンジチョコを作った思い出はとても良いものだ。あの頃からチョコレートは湯煎と覚えている。皆も分離させたくなければ水分は入れないことだ。

 

「さて…」

 

チョコレートを湯煎するのだが、別の問題が私には存在していた。誰に渡すのかと、何を作るのかである。アニメキャラクターやミニホロ達を模した型があるのでそこに流し込む予定なのだが…その型が少ないのだ。作る量に比べて少ないのは少々不味い。

 

「ちょこ!」

 

そんな私に頼れる味方が現れた!その正体はちょこ先!ミニホロな彼女の料理の腕と睡眠時間の長さは私にとってとても心強い味方になるはず…!

 

「というわけで作ってもらいました」

 

あるスタッフの3Dプリンターを本気で稼働させて午後にはミニホロメンズ全員の型が完成した。時間がなかったために造形は形のみのシンプルなものになってしまったが。次回は上手く造形をしてみたい…

 

待ち時間の間に既に存在していた型にはチョコレートを流し込み冷蔵庫内へと封印してある。つまみ食いしたヤツは…フフフ…

 

「…ポッ」

 

突然顔を赤らめ始めたちょこ先。持っている型はルナとすばうのものだ。彼女はイチャイチャを見たい私側だ。とても共感できる。さて、彼女の誕生日は明日の筈…材料に余裕はあるから特性のチョコを送ることにしよう。

 

「ちょこちゃん、一気にいくよ!」

 

「ちょっこ!」

 

段ボールを積んで高さを確保した彼女と並んで再度湯煎し溶けたチョコレートを型へと流し込んでいく。慌てず騒がす、ちゃんと型に流れ込んで整形が完了するように丁寧に進めていく。まぁ、元々ミニホロメンズ用のチョコなのでサイズが小さいのもあるのだが。

 

「量産が可能なこの型を使い、我々(スタッフ)の分も制作する。付き合ってもらえるかな?」

 

「ちょこ!」

 

小さなガッツポーズ姿の彼女。うんかわいい。

 

まぁ、隣で大胆に彼女の誕生日プレゼントを作り始めた事に気が付かないくらいには作業に夢中になってくれて良かった良かった。後は冷えるのを待つだけだね。

 

「さぁて、と」

 

既に完成した1枚のチョコレートを口に運ぶ。甘さは控えめだが苦みが残る感覚もない。素晴らしい…

 

「このYAGOO型チョコレートは気に入ってもらえるかな?」




箱推し君

ちょこ先ことちょこちゃんに誕生日プレゼントとして手を繋いだすばるーなチョコレートを制作。


ユズキちょこ

大量のYAGOO型を渡され生産開始。沢山のYAGOOフェイスの輪郭を持つチョコレートが誕生した。


YAGOO型チョコレート

箱推し君の依頼によりあるスタッフが大量生産した顔の輪郭がとられた型。ゼリーやチョコレート等の型として使われる。
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