「…」
今日も画面とにらめっこ。勝者なしの悲しい戦いを続ける。アレも使いたい、いやでもこっちの方が…
「うがぁ!」
事務所に他に誰もいないからこそ奇声を上げる。
「…いや、まだだ。まだ可能性が…ッ」
私がパソコンで確認していたもの…それは…
「やっぱり『ふつうのパソコン』高過ぎない!?何処がふつう!?明らかに高性能パソコン!!」
値段、である。ホロライブカードゲーム、通称ホロカのシングル、つまり1枚の値段である。
「汎用パーツは安くないとデッキ沢山組めないじゃん!?」
このホロカだが、まだストラク1種とパック1種、エールセットの僅かなカードプールなのだ。その為、どのデッキにも採用し使用できるカード、汎用と呼ばれる強強カードは値段が上がりやすいのだ。
「『じゃあ、敵だね』は効果からしても分かる、分かるんだよ…でもさぁ!」
分かっている、分かりきった事なのだ私の独り善がりだと。でも言わせて下さい。
「再販、まだですか…」
いくらホロライブ勤めだからって試遊品は貰えない。というか流出するとヤバいものばかりだからサッサと返すに限ります。サヨナラしてからもう数日、私の『AZ単』はまだ組めない…
「パック、予約しとけばなぁ…」
ここ最近になってストラク買える店増えてきたけどパックはホント何処でも見ない。
「や、やるしかないのかぁ…?」
椅子から崩れ落ちそうになりながらも先日旧:Twitter(新:X)での告知ツイートを表示する。
「次の弾にはフブキにおかゆ、ちょこ先生…」
あ、フブキの推しホロ!テキスト公開されとる!
「すこんぶカード化来るかぁ…」
なんかもう、オリジナルで『箱推し君』とか『箱逃げ!』とか作ってみようかな?テキストはそんなに強く無くて〜イラストは、誰に発注しよう?
「ふっふふ〜ん♪」
「楽しそうですね、箱推し君♪」
「ハイ!後はストラク3種やパックに汎用カードが再録されれば…ん?」
の、のどか先輩…!
「ま、まだ休憩中では?」
「そうですよ〜、既に仕事を終わらせてデッキ構築に悩む後輩が羨ましいなぁ〜とか思ってないですよ?」
思ってるよ、絶対思ってる!!さっきから肩痛いもん!
「えっと、やりますか?ホロカ」
一瞬キョトンとした顔だったのに、笑顔でデッキを取り出した。え、今どこから出した!?
「そうそう、次弾のカードのサンプルを貰ってきたんですよ〜。これでデッキ組んで遊びましょう!!」
ドンと机に置かれるストレージ、のどか先輩は既にソファーへ移動済み。やっぱりこの人もAちゃん先輩の後輩なんだなぁ…人間やめかけてるというか。
「取り敢えずストラク全部見せてもらっても?」
たまには就業中に遊んでも怒られないよね?これ仕事だし。全体的にカードのテキストを読み、50枚を選択しメインデッキ、色に合わせたエールデッキも軽く構築する。
「じゃあ掛け声の時に一呼吸空けて貰っても良いですか?少しアレンジするので」
「良いですよ〜」
「それじゃあ行きますよ!Let's!」
「「ライブ スタート!!」」
箱推し君
ただのカードゲーマー。運営チートは使えない、使える訳がない。予約しなかった私が悪いのだ…。ゲーム開始時の掛け声に「Let's」を付ける。現在の使用デッキは『AZki単』。
友達ちゃん
フブキのデッキを握りたい新星カードゲーマー。別のゲームにてフブキやゲーマーズのデッキを使用するが、1番使用回数が多いのはねぽらぼ。
垂れ流しちゃん
『promise』デッキを使用。ガチ勢。
のどか先輩
一足早く『フブキ』デッキを使用。マスコットがステージで駆け回ることに。