ああ、もう分かっているんじゃないかな。
結末はとっても簡単だよ?
「...」
目が覚めればそこは見慣れた事務所の自分の液晶画面が...とはなってくれないのがこの事務所である。今日もタレントの出入りが激しく、収録も数多く行われている。確か先程収録を終えて、明後日提出予定の課題を行おうとしてたはず...
両手には手錠、足は椅子の足に固定化され口には可愛らしいハンカチが...
あ、これすいせいさんのだ。
犯人が分かったところで現状に変化はないし、現在の時刻すら分からない。
机の上に置かれた自分のスマホへと手を伸ばす。よかった、一応フェイスID登録しておいて。
あれから一時間程度過ぎていたようだ。今日の私の仕事が終わっていたことに安堵しつつもこの状況をどうにかする方法を考える。手に取れるもので手錠を外すことは出来ないし両足のロープなんてどうやって解いたものか。考えている間に、件の犯人がやってきたのだ。
「あ、起きたんだ箱推し君」
「ンぐ」
ハンカチを外して貰うことでようやく話せるようになる。いや、思ったよりも苦しかったなこれ。
「...あの、これ外してください」
「ん~、だぁめ☆彡」
バタンと椅子を静かに倒されたことで私と床の距離は数センチまで縮む。胴体が背もたれに括り付けられていない為に衝撃は体の中を駆け抜けていく。肩痛い...
「やっぱりロープ足りなかったかぁ」
両足の拘束に思った以上にロープを使用したらしく、胴体は固定化されていなかったようだ。足ではなく胴体だったらまだよかったものを...
「本当はもっとしっかり君を捕まえたかったんだけどなぁ」
「お断りですね。これ以上自分の身を危険にさらすような真似はしたくないッ」
両腕を使い椅子を引きずりながら移動を開始する。目的はホロメンの待機場所になっている廊下だ。そこまで行ければ何とかできるかもしれないっ
「で?それをすいちゃんが許すとでも?」
椅子の足を捕え私の腰を掴み逃げられないようにしてくるが、今の私には新しい手段が存在するのだっ
「助けて!井筒さぁあああああああああん!!!!!!!!!」
そう、お互い色々苦労している井筒さんに助けを求める。今日の収録はポルカの伝説!
「そんなに叫ばなくっても聞きたいこと聞いたら開放するからさ」
絶対噓だ!そんな顔してないよ!だったらその『いつもご機嫌だと思うなよ』顔はなんなのさっ!?
「えっと、何を聞きたいんですか?」
「かんきん」
「監禁!?」
既に友達ちゃんだったり、一部のホロメンを監禁した、または今後も行っていくことになりそうな彼女の口から監禁だとっ!?今以上に脱出できなくなるのは困る、マジで困る。箱推し君みんなの為にこの場からの逃走を全力で行わなければ...ひぅ!?
「お、おぉ~」
「あの、その、辞めて...」
腰の手がもみもみと動きまくる。とても、耐え難い何かが身体を駆け巡る。
「い、言います!言いますからやめぇ!?」
結論から申し上げますと、彼女は『換金』について聞きたかったらしい。姉街の集めたグッズを(勝手に)売りたいらしくその方法を成人している私に聞きたかったそうだ。
「換金なら、保護者を連れていく必要があるので気を付けてくださいね」
「.....かんきん、したいなぁ」
私の拘束は何時外してもらえるんだろうか...
換金とは、物を売って現金に換えることである。
箱推し君
話を聞きたいすいちゃんに拘束された。なんなら話をした後も拘束されている。
星街
歌うま危険なすいコパス。
姉街
薄い本が数冊なくなっていたらしい。
今回登場した推しを教えてね!
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星街すいせい
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姉街
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箱推し君...?
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推しは何処?ここ?