ホロライブだけでもその言葉との関係を持つ存在は多い。
脚に触れる海水は自分の心を冷やしてくれる。波はゆっくりと繰り返し今の自分を見つめ直すきっかけをくれる。
地平線の先を見つめながら静かに息を吐きだせば、それは白く空中へと消えていく。
たった一人の、冬の夜。
「じゃあね」
海の家の跡地には、本来ないはずの影があった。
「....」
砂まみれになった足をただただ眺める。自分の足のはずなのに、その状態を気にすることもなくただ静かに。
「.......さむっ」
それでも上着を着ることなく履いてきた靴を持ってその場を後にする。
「....ツイテ来ないで」
背後から近づいてくる存在は首を横には振らなかった。
「着いてきてもいいけど、この先に君の望むものはないよ?」
『それでも』とその子は後をついてくる。振り返ることもなく裸足で砂浜を進んでいく。
「....もしも、だよ。もしも、君があの子に会ったら伝えてほしいことがあるんだ」
雲に隠れていた月が顔をだす。辺りが月光でハッキリと視界に入るようになっていく。
足元には一匹の黒猫。ジッとこちらを見ている。目を合わせると吸い込まれそうな、そんな、そんな、ソンナ
『こら、そんなに見詰めないの。困ってるじゃん』
まるで、何処か気に食わないが貴方の言う事ならばその方が良いのでしょうと言うかの様に猫は主と思われる存在の後方へと進んでいく。
『船長は、元気にしてる?』
「ええ、ここ最近は次のライブで忙しくしてますよ」
他愛ない、そんな会話。でもこの時間だけは、他の誰にも邪魔できない、させない。
『あくあ先輩のゲーム、発売したね』
「フルボイスですよ。ホント、豪華ですよね」
最後に会ったのは、船の上だったかな。
『あの子のこと、頼める?』
「それは に頼んで下さい。 では、彼女を支えることは出来ないですから」
あんまり、時間はないんだ。聞きたいことが、沢山あるの。
『あ、あなたがインターンを終えた後は、どうするの?』
「....答えたくないんですが」
ダメダメ!必ず答えてもらうからっ
「...そんな顔しないでください。ちゃんと答えますよ。だから、こんな時くらい笑っていてください。ね? さん」
それでそれ、で?
「...このまま事務所に就職することになるか、別の会社に就職することにもなっているかもしれません。案外新しい選択に出会って、日本以外に居るかもしれないです」
じゃあ、時々気が向いたら海に来てね。
「...じゃあ、風邪ひいたら さんのせいということで」
『ええ~!?』
ふと月光が遮られた瞬間に、彼女も黒猫も姿を消していた。
『じゃあね、タコダチさん』
『 』
箱推し君
突然海に行きたくなって向かった。
垂れ流しちゃん
今日のことは誰にも教えない。
今回登場した推しを教えてね!
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箱推し君
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垂れ流しちゃん