箱推し君と友達ちゃんは追い詰められていた。見事に行き止まりへと誘導されたのだ。
「話し合いましょうっ!?話せばわかり合えますっ!!!」
「そ、そうだよころさん!!話し合おう?ねっ!?」
そう、追いかけてきていたのは戌神さん。理由はシンプル、友ちゃんがゲーマーズの粘土な人形を揃えようとしないからだ。友ちゃんは私が見つけてきたフブキを購入。その後、おかゆとミオのものは予約したのだ。うん、ころさんのは予約されていなかったのだ。
「今、ころねの粘土の人形を持って帰らないって言ったのは友ちゃんだよね?」
「う、うんそうだよ!だってそれを買ったのは箱推し君だもん!!」
先日、おかゆところねの粘土の人形発売日に予約したものを購入しに行った友ちゃん。その横に居た私は、善意でころねのものを購入して友ちゃんに預けたのだ。「今日は持って帰れそうにないから」って。実際は揃えてもらおうと思っていただけなのだが。
「でも、箱推し君が返さなくていいって言い出して、問い出しても話してくれないから実力を行使しようと...」
「なーほーね」
に、逃げれられない。圧が強くて逃げられないっ!?
実はもう一つ理由が存在しているのだ。ころね本人に、粘土の人形とはいえおかころの仲を割く(実際はお互いの持ち主の元へと帰るだけ)ことが伝わってしまったため、本人が乗り込んできたのだ。
「それで、言いたいことはあるかな箱推し君?」
「いえ、何も。このまま彼女に揃えてもらうのがお互いの為だと思っています」
この裏切り者ォ!!と言いたげな表情でこちらを見てくる友ちゃん。実は私も買おうとは考えていなかったのだ。予約しようと思い立った次の日の店頭で予約が終了しているのを確認してしまったので「ああ、もう買えそうにないな」と諦めてしまっていたのだ。なお、この時友ちゃんは箱推し君がころねの粘土の人形を予約したと本人達に言ってしまったために突然の購入決定のお知らせが発売日前日に私の元に届いたのであった。
「この際だからサイン書いた方が良い?」
やめてください、簡単に世界唯一のアイテムを誕生させないでください。
結局粘土の人形のころねの所有者は正式に決まることはなく、まさかの本人が持って帰ることになっていったのであった。次にその姿を見せるのはいつなのだろうか、『箱推し君が購入して友達ちゃんに渡したはずがころね本人の元へ行くことになったころねの粘土の人形』。私ところね本人は既に友ちゃんに渡す形を選んでいるのだが、本人が頑なに受け入れようとしないのが問題なのだ。
箱推し君
今回の事件の元凶。
友達ちゃん
最近、マネージャーにならないかと声をかけられたらしい。
垂れ流しちゃん
今日はお休み。着ぐるみパジャマでゆっくりしてる。
戌神ころね
粘土の人形を持って帰った本人。それを次に持って事務所に現れるのはいつになるのだろうか?
今回登場した推しを教えてね!
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箱推し君
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友達ちゃん
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戌神ころね