「「...」」
私は今、全力でこの状況を打開する方法を考えていた。まぁ、何も思いついていないのですが。
「...なんで私達、こんな所で止まっているんだろうな」
「確かに。時間あるなら、カフェでも行きますか?」
「時間はあるぞ。フブキのヤツ、収録がおしているらしいからな」
そんなやり取りから2人で某喫茶店へと向かう。店内は混んでいないが、既に冬の空模様。数分もすれば夕日が綺麗に
「そう言えば、まだ名乗ってなかったな。私は黒上フブキ。黒上とでも呼んでくれ」
「これはご丁寧に。箱推し君と申します」
注文を終え、2人で向かい合って座ってから挨拶をした。黒髪ロングで尻尾は黒白、☆が存在している彼女は黒上さん。
「話はフブキから聞いているぞ?随分頑張っているんだってな」
「いえいえ、Aちゃん先輩には負けます」
「ああ、うん。あの人はな...」
2人して遠い目をしながらも、それぞれの注文品を飲む。そういえば
「黒さん、突然ですが家に来ませんか?」
「ホントに突然だな?」
以前、家にとある人物が来た時に呼ぶなら黒上さんが良いなと考えていた事を本人へと伝える。
「なんだそれ...まぁ、中々面白そうな。フブキよりも先に箱推しの家に行くってのも」
そう言いながら目を閉じ飲み物を飲む姿はとても絵になる。黒いキツネ...良い!
「という訳で、連絡先を教えて貰っても?」
「いいぞ、フブキにはバレるなよ?」
「ええ、勿論です。では、日程は後ほど」
冬、二人で静かに風に巻き上げられた枯葉を見つめる。もはや秋ではないものの、暖かい日々が続いたからか未だ葉を残した木々が散見される。
「なぁ、箱推し」
「なんですか?」
黒上さんは静かにカップを机に置いて、突然迫ってきた。
「...勝手にいなくなるなよ?」
「えっと?」
話が見えてこない。いなくなるな?それは出来ない事では無いだろうか。人がいなくなってしまう時は、その大半が突然だ。『命』を『運』んでくると書いて『運命』となる。
「...言葉にはできないけど、おまえが勝手にいなくなりそうな気がしてな。せめて、居なくなるなら一言置いて行くことをススメておく」
「...気には、しておきますよ」
そこから会話は続かなかった。ただ無言で、時の流れに身を任せる。
私がいなくなるのは何時になるのだろうか?それは案外すぐに来てしまうのかもしれないし、そうでないのかもしれない。
「収録が終わったみたいだからな、一緒に行くぞ。箱推し」
「それでは戻りますかね、私も少し用事を思い出しましたので」
事務所に戻る道はいつもよりも遠く感じた。
箱推し君
いろんな事に巻き込まれやすい。無論、事件にも。
友達ちゃん
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垂れ流しちゃん
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今回登場した推しを教えてね!
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箱推し君
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黒上フブキ