ザクッ、ガリッ、もぐもぐ
スナック菓子を咀嚼する音が響く部屋で今日も私箱推し君はとあるものを食べていた。
「美味しい…」
虚空に消えるほどに小さな声は誰かに伝えるためではなく、ただふと溢れてしまっただけに過ぎない。
「…買い過ぎたかなぁ」
私が食べていたそれは先日発売した『板芋 ホロライブシールコレクション』である。ホロメンのシールを付けた所謂食玩と呼ばれるものである。ウエハースチョコレートにおまけカード等、色々皆も売っているところを見たことがあるのではないだろうか。
今回収録されているのは20名のメンバーのノーマルとレアのシール、計40種。狙うは全メンバーのコンプリート。レアリティは気にしない!気になんかしてないんだからね!
「あ、団長だ」
板芋を1枚食し、インターバルを挟むことなく新しいものを開封する。顔を出したのはノエル。3枚目である。出過ぎだよ!
「…今度牛丼でも奢ろう」
音割れ団長とか、私知らない。知らないよ?
後はちょこ先生が出ればこの多々買いも終了なのだ。レアでもノーマルでもどちらでもいいから出てくれ。板芋は美味しい。しかし、私は開封しまくった結果殆どを食べている(一部は友達ちゃんにあげました)ため、流石に食べ疲れてきたのだった。とりあえずは、今日はここまで。これ以上の開封は自らの健康状態に異常を生みかねない。
ファイルには既に、ちょこ先生以外のメンバーのノーマルが収められている。一箇所空いたその場所に収めるべきシールはまだ出ない。
「と言うわけで団長いる?」
「…既にこよりを貰ったよ」
複数枚揃ってしまったものを友達ちゃんにあげていたので、こよりが1枚彼女のもとに存在している。残念だったねノエルお姉ちゃん、貰ってもらえなかったよ。
「ほら、友ちゃんも食べよう?」
「お酒にあいそうだよね〜」
2人して板芋も頬張る。音は事務所に響いて、香りが拡がって、何故かホロメンを呼び寄せる。
「らら〜いおん♪何食べてるの?」
「「板芋」」
コンソメ、その意味は何だったか。そんな関係ないことを考えながらも咀嚼は終わらない。
「おお〜、私だ」
「ちゃんとレアも出てるんですよ」
麺屋ぼたん、今度ランチにでも行こうかなぁ
「ん…構ってよぉ。箱推し君?」
窓から覗く昼過ぎの太陽を直視しないように眺める。何だか、大事な何かを失ったみたいな感覚を覚えッグ
「イタイイタイ!?」
「もぐもぐー!ぼーたんー!」
「うわぁ!?」
首元をもぐもぐされ、更には椅子を回転させて私の上に被さるように乗ってくるししろん。何事!?
「相手してくれないと、食べちゃうぞ?」
「ッ!相手しようじゃないですかぁ!」
え、何をしたのかって?顎の下を撫でながら背中をトントンしただけですよ?凄くスリスリしてきて末っ子モードだったんでしょうね!
「なんで助手くんからぼたん先輩の匂いがするのかなぁ〜?」
許して!
箱推し君
この後、団長のレアが2枚出ることに。ししろんカワイイヤッター!
友達ちゃん
コヨーテのシールを所持していることがホロメンにバレる。やっちゃったねぇ?
垂れ流しちゃん
箱推し君の膝の上をホワイトライオンに奪われた。下剋上を検討中。
皆も板芋を食べよう!美味シイヨ!!!
今回登場した推しを教えてね!
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箱推し君
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友達ちゃん
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垂れ流しちゃん
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獅白ぼたん
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博衣こより