「…」
静かに身を潜め、バレないようにソファの後ろに隠れる。私は背が低い。正直もっと欲しかったが今ではどうでもいいことだ。こうやって隠れられるわけだし。
「でさー、友達ちゃんが逃げたんだけど」
「相変わらずだね〜」
今ソファで休んでいるのは星街さんとAZKiさんだ。どうやら友達ちゃんの話題で盛り上がっているご様子。邪魔しないように静かに盗聴を続ける。どうやら友達ちゃんを監禁した際の話をしているようだ。確か監禁を企てている人の中にAZKiさんが入っていたはず…
「あ、すいちゃん。低音さんが呼んでたよ」
「収録で不具合でもあったのかな?」
「ごめんねAZKiちゃん、行ってくるね!」
「「いってらっしゃーい」」
フレアさんが現れて、後輩である低音の名が出る。彼も私と同じく背が低いメンバーの一人だ。ちっちゃいものクラブじゃない。言った人の情報は垂れ流す。覚悟しておいてね?
「うぁ…急に寒気が」
「良くない噂かな?」
変に感覚の鋭いフレアさんから離れるため、ソファから離れて収録スタジオ付近へと向かう。見つけた机の下に隠れて様子をうかがう。
「Aちゃん、エキスポの収録あと何回残ってるの?」
「正確な数は確認しないとわからないかな。次いでに公式番組の収録もするから」
スタジオから出てきたのはそらさんに友人Aさんだ。この2人の情報は手に入ったとしても使わないほうがいい場合が多い。見つかる前に離れよう。
「…ねぇ、Aちゃん。さっきから姿を見せない悪い娘がいるみたいだよ?」
「あー、多分垂れ流しさんかな。今日は箱推しさんは出勤してないし」
何処からか取り出した日本刀を抜刀する前に取り上げてくれる友人Aさん。後でとっておきの情報をあげよう。
「返してよー」
「危ないから持ち歩いたら駄目って言ったでしょ?」
「あやめちゃんから借りたんだよー!!」という声を聞きつつも脚を止めることは許されない。あくあさん、よく「敵だね?」から逃げ切ったよ…私だったらバラバラにされて…
「…」
ブルブルと首を横に振り、思考を切り替える。今回の依頼は次のエキスポまでのホロメンの行動とホワイトデーの情報を得ること。報酬は誰にも話せない。勿論依頼人もね?
「見つけたよ〜、垂れ流しちゃん〜」
お、おかゆ!?ダメ、今捕まったら…
「僕には君が必要なんだよ〜」
その間に「集めた情報が」が入ることはわかってる、でもでも…
「たっくさん、メン限しよ〜?」
結局情報を伝えてしまい友達ちゃんのホワイトデーのお返しを巡る争奪戦が勃発することとなりました。おしまい。
垂れ流しちゃん
情報収集を行う構ってちゃん。Mっ気有り。
低音さん
久々の登場。実は最近カードゲームを始めました。
今回登場した推しを教えてね!
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垂れ流しちゃん
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ときのそら
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友人A
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猫又おかゆ
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星街すいせい
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AZKi
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不知火フレア