先程ゲームセンターにて音ゲーする為に崩した小銭をガチャマシンへと投入する。必要経費は最低限でいきたいと願いつつハンドルに手をかける。
「…いざ!」
ガラガラ、ガチャン
プラスチックとギアの音が響き、取り出し口にカプセルが現れる。大丈夫、これはまだ始まりに過ぎない。このままストレートにぶっちぎってやる!
「よし!」
初手は伊那。以前海であってからしばらくしたら普通に事務所にいてびっくりした経験がある。タコダチ、マイフレンド。
「…」
無言でワクワクしてる友達ちゃんに空となったカプセルを渡し、再びマシンと向き合う。さて、どうしてこうなったのだろうか。
キッカケは実にシンプル。ガチャマシンのラインナップにEN勢のラバーストラップを見つけてしまったからだ。ミニホロ達が大人しくなりつつある現状、まだ見ぬミニホロ達に怯えることなく立ち向かう勇気がいる。え、長い?まぁ簡単に言うと偶には推し活しないとね。
全5種類、がうるん、もりおぺ、いななん、あめり、きららがラインナップされている今回のガチャの確率はネット上での物は均一だったが実機はそうは行かない。しっかりと機体の中身と軍資金の限界を確認する。さぁて。次、いってみよう!
ガラガラ、ポン!
カプセルの中身はアメリア。彼女と言えばしゃっくりのイメージが強いが、バスのドライバーとしての印象も強い。何と言うか、少しズレてるのがいいというか…
「次!」
思考停止、目標は再度マシンを稼働させまだ見ぬラバストを引き当てることのみ!
ガチャリ、ぽん
出てきたのはカリオペさん。死神代表である。本人曰く既にミニホロが現れているらしく目撃情報が入っているとか何とか。
「折り返し!」
チャリン、チャリン、チャリン、チャリン、チャリン!
「ええい、冗談ではない!何故最後の100円が入らないのだ!」
入れても入れても、返却口へと帰ってくる100円。ハンドルを所定の位置に戻さなくても100円入っちゃうのはバグだと思うんだ私(開き直り)。
「あ、あぁ、あああ…」
遂に始まってしまった。残りのメンバーをすり抜けアメリア2体目のご案内。できればお帰りいただきたい。一方通行なのがなぁ…
「小銭無いなった」
「両替、行ってきなよ」
肩に手を置く友ちゃん。もう片方の手のスマホのカメラが私を捉えている。やっぱり撮影してたんだ…ふーん?
「3000円崩せばいいよね…」
両替機へと走り出した私を確実に捉えたであろうカメラのデータは後で破壊するとして、取りあえずは残りを手に入れるために走る。
メダルが擦れる音が響く。この時間は虚無感がすごい。この後また両替しなきゃいけないのかどうかとか、全部出るまでいくら溶かすことになるのか...想像したところで無駄なのだが。音が止まったのを確認して両替機から小銭を回収する。
おわりぃ
「ただいまぁ」
「なにその、有金全部溶かした顔してるよ?」
友達ちゃんにそう指摘されて自分の顔を揉む。むにゅう
「...後2人、いってみよー」
「あは」
友達ちゃんがまたスマホを構えたのを視界に入れつつ無視してガチャマシンと向き合う。イクゾー
がらがらがらああ
「よし、あと一人!」
フェニックスキター!安心と安全のキアラネキだ!これで勝つる!(フラグ)
…そういえば、KFP日本支店はどうなったのだろうか?
「後はぐらだけだね」
友達ちゃんの言葉は正しい。そして、それが1番の問題なのだ。ぐらのラバストが入ったカプセルがマシンの外側から見える位置に複数確認できる。賭けだ。排出率20%(当社比)のゲームに参加する価値はある!
「せい!」
がりりりり、がしょん
「勝った!推し活完!」
「なにそれ?」
高らかに宣言し、安心を覚える。3人の野口さんで済んだのは素晴らしいの一言に尽きる。カプセルを開ければ、「Hi!」と聞こえてきそうなくらいkawaiiサメチャンが。
「よし、ホロメンに見つかる前に帰るよ!」
「ふへへへへへ」
帰宅後、連絡が来ていたのでメッセージを確認したのですが、
「「「「「What time will my mini holo come?」」」」」
とEN勢から来ていたのは恐怖でした。ついでに動画はホロメン達にバラまかれてましたとさ。
箱推し君
推し活していたところを定期的に発見されていたりする。
友達ちゃん
誰かが沼っているのが好きだったりする。
垂れ流しちゃん
今度箱推し君と昼食へ行くことに。やったぜ。
ミニホロEN勢
ステンバーイ、ステンバーイ