箱推し君逃げて、超逃げて   作:Plusdriver

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疲れと眠気と、雑談モドキ


だーくねす!

私は枕である。名前は箱推し君。まだまだ新人社員の私は今推しの枕になっていた。

 

「んみゅ…」

 

おかわわわわわッ!!!!!

 

太ももの間で頭が回転する。器用に角を避けているあたり、普段の寝返りでも中々困ってるんじゃないだろうか、なんて事を考えてないと確実に総帥の眠りの邪魔をしてしまうだろう。

 

先日友達ちゃんがこよりの膝で強制的に膝枕をさせられたらしく凄い困惑していたことを思い出す。

 

「実は今日ホロメンの中にノーパンの人がいるんだって」

 

そう友達ちゃんから聞いて速攻スカートやズボン等をお手洗いにて入念に調べていた垂れ流しちゃんがいたっけかぁ…。結局あれは誰だったのだろう?友達ちゃんが凄い疲れてたけど…

 

「ラプラスさーん、そろそろりは…」

 

扉を開き、レッスン部屋へと入ってきたプロデューサーが「やばっ」と呟きながら静かに近付いてくる。

 

「今日はここまでにするって伝えておいて。リハーサル自体は既に何回も通してるし、そろそろ休ませないとってマネちゃんと話してたからさ」

 

「分かりました」

 

小声で伝えてくれたプロデューサーが部屋から出ていくのを見守り、膝の上の推しへと目を向ける。あはぁ〜、てぇてぇ…

 

何時もこんな小さな体にholoXを背負ってクセの強い同期と一緒に…ん?

 

角に違和感を覚えた。なんかいつもより色が薄い?

 

気になってしまい角を触るとスポンと抜けてしまった。

 

「はぇ!?」

 

角が外れたのだ。鍵として掃除屋(インターン)に使われたり、こよりには返品されたり侍や幹部に餌付けされていたりした彼女自身のシンボルと名高い角が、外れたのだ。

 

「ふぁ…おはよぅ…」

 

尻尾をフリフリさせながら目覚めた彼女は何も気にすることなく私の太ももで遊び始める。

 

「寝心地よかったぞ〜」

 

「ら、ラプ?角外れちゃったけど…」

 

言われてから角のあった場所を触り髪の毛以外何も無いことに気が付いた彼女は慌てることなく私の持っていた角を触る。

 

「これ、皮だ」

 

What?

 

「角の色変わってたでしょ、この時期になると皮が向けるんだよね」

 

「いやでも、明らかに皮にしては大きくない?」

 

今明かされる衝撃の真実!!??

しかし問題はそこではない!

 

今彼女は、ラプラス・ダークネスは片側しか角が生えてないのだ!

 

「あ、心配するなよ?何年か一回、根本から生え変わるんだ」

 

ニュッと生えてくる角。事務所のLED照明に照らされて光る角には傷一つない。

 

「ん〜、良く寝た!よぉし!残りのリハーサルも頑張るぞぉ!」

 

お待たせしました!とレッスン部屋から出ていく彼女に私は声を掛けられなかった。というか、この角(皮)どうしよう…飾る?




箱推し君

抜けた角を家で飾ることに。

垂れ流しちゃん

ノーパンホロメン発見!

友達ちゃん

膝枕のときに頭を動かせなかった。理由は…うん。

ラプラス

尻尾と角の生えたただのいい娘。この後リハーサルが終わっていることを伝えられて再び箱推し君の膝で一眠り。寝る子は育つ。
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