二人は相棒(仮)   作:壬生咲夜

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初めまして、壬生咲夜です。
別サイトで書いているSSで思いついたSSです。

素人な上に仕事が忙しく、基本的にカメ更新となります。
最悪でも月に一度は投稿できるよう頑張ります。

それではどうぞ!!



本編
第00話「プロローグ」


とある航空機の一室。

 

「………(ペラッ」

「…zzzz」

 

俗に言う、VIPルームに一組の男女が居座っていた。

 

少女の方は倒した席に寝転がり、毛布を被って熟睡をし、

青年の方は膝に毛布をかけ、片手に本を読んでいる。

 

二人とも年が若く、この一室に居る光景はある意味異様にみえるだろう。

 

 

[ポーン]

 

『当機は間もなく○○空港へと着きます。席にお戻り安全――』

 

 

目的地に近付いたことを知らせるアナウンスが流れ、男は読んでいた本を閉じる。

そして、未だに寝続けている隣の少女へと声をかけた。

 

「…おい」

「スピ~zzz」

「………」

 

[ゴンッ!!]

 

「あだっ!?」

「…起きろ」

 

青年の拳が少女へと振り下ろされ、その激痛で少女がはね起きた。

 

「も~殴らなくたっていいじゃん! コブが出来ちゃったよ!!」

 

涙目で青年を睨む少女だが、身長の差で睨むというよりも上目使いに近い。

そこに可愛らしい容姿に涙目が追加され、そこら辺の男ならイチコロな攻撃だ。

 

 

「…そうか」

 

が、青年には一切通ず。

素っ気ない一言で済まされてしまった。

 

「ム~、て()!!」

 

[ドムッ!!]

 

再び本を読み始めた青年に少女の手刀がクリーンヒット!!

 

「…何をする」

「僕の頭にコブを作った仕返しだよ。どうだざまぁみろ!!」

「………」

 

両手に腰をあて胸を張り、どうだっと言わんばかりの表情を浮かべる少女。

 

「…すまなかったな。ほら、頭を出せ」

「ん~」

 

少女の言葉にナニかを感じたのか頭を差し出すように言う青年。

彼の言葉に何の疑問も持たずに頭を差出し――

 

 

「…イタイノイタイノ、トンデケー」

「アタタタッ!!!??? コブをピンポイントにゴリゴリしないで!? 痛いっ、イタイからお願い!!」

 

モノ凄い棒読みでコブを集中的に攻められ、あまりの激痛に悲鳴をあげるのだった。

 

 

「うう~、――のバカ~、おたんこナス~、ハゲ~」

「…はぁ、さっさとベルトを締めろ。そろそろ着くぞ」

「はぁ~い…」

 

青年の言葉に素直に従い、ベルトを締める少女。

 

 

「もうすぐだね……IS学園」

 

ベルトを締めたあと、暇つぶしにと外の景色を眺めていた少女がポツリとそう漏らす。

どうやら彼女は今年、IS学園に入学するようだ。

 

「…直ぐには行かないがな。しばらくはホテルで宿泊をする」

「学園に行くまで、色んな企業に顔を出すんだっけ?」

「…ああ、パーツの流通やら契約やらでな」

「……ごめんね。僕の我がままに付き合わせちゃって」

「…別に構わない。俺は俺の目的があってお前に付いてきただけだ。だから、お前はお前の目的を果たせばいい」

「……ありがと」

「………」

 

騒がしかった一室がしんっと静まりかえる。

少し前までと違い、今は少女がやや落ち込んだ様子で下を向いていた。

 

 

 

が――

 

 

 

[パシンッ]

 

「よし!! こんなのは僕のキャラじゃないもんね。気合いを入れて頑張るぞ!!」

「…単純だな」

 

自身の頬を両手で叩いて元気を取り戻す少女。

その様子に少しだけ呆れたように青年は話した。

 

「単純で結構! 小難しいことは苦手だもん」

「…はぁ、お前には苦労するよ」

「フフ、頼りにしてるよ相棒」

「…はいはい、任されたよ相棒」

 

互いの拳を差し出しあい軽く小突く。

いやいやそうな口ぶりだが、青年の方もまんざらでは―――いや、少しだけ楽しそうだ。

 

 

「よ~し、待ってろよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

「お寿司に天ぷら、そして芸者!!」

「………」

 

[ゴンッ!!!]

 

「あだっ!?」

 

 

先ほど以上の威力を持った拳骨が少女に振り下ろされた。

 

 

 




と、いうわけで、飛行機内でのオリキャラ2人による会話でした。
原作キャラが出てないばかりか、IS関係も学園の名前しか出てないですね…。
二人とも名前名乗ってないし…

あ、キャラ分けするために、少女の方は一人称を僕。
青年の方はセリフの前に“…”を入れます。

それでは、これにて失礼します。
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