では、どうぞ…
※どうでも名前変えました。
<1年1組>
「こ、これは…」
「「「「「じ~………」」」」」
「想像以上にキツイ…」
やぁ、俺は織斑一夏。
名前からわかるとおり男で、今日からIS学園に通う1年生だ。
え? なんで男なのに女性しか動かせないかつ女学院であるIS学園に通っているのかって?
それは俺がISを動かしたから。
おっと、なんでISを動かせるのかについては聞いてくれるなよ。
なぜなら、俺にもわからん。
さて、俺が座っている席は何の拷問か真ん中の列の最前列。
嫌でも視線が集中してしまう。
針の筵とはまさにこれのことだな。
[ガラッ]
「みなさ~ん。席について……ますね~」
お、どうやら先生が来たみたいだな。
頼むからこの危機的状況を――
「みなさん、ご入学おめでとうございます♪」
打開してくれなかったよ……
「私はこのクラスの副担任になりました山田真耶です。今日から皆さんはこのIS学園の生徒です。この学園は全寮制で学校でも放課後も一緒です仲良く助け合って楽しい3年間にしましょうね」
「「「「「(し~ん……)」」」」」
「あ、あれ? じゃあ…、名字が“あ”で始まる人から順に自己紹介をしてもらおうかな…」
「「「「「(し~ん……)」」」」」
「…グスッ、それでは相川さんからお願いします…」
「はい、相川清香です。中学の頃はハンドボールをやってました。趣味は……」
な、自己紹介だと!?
“あ”から始まるってことはすぐに織斑の“お”はすぐじゃねえか!!
ど、どうする? 何を言えば――
「えっと、次は織斑君。お願いします」
もう俺の番来たぁぁあ!!?
え? 早くね?
“いうえお”の人もう終わったの!? それとも居なかっただけ?
「あの~織斑君?」
「へ? は、はい!!」
「「「クスクス…」」」
声が裏返っちまった…。
恥ずかしい…///
「あの~、織斑君。自己紹介してもらってもいいかな? ダメかな~?」
「わ、わかりました」
[ガタッ]
さて、席を立ちあがったはいいが……。
「「「「「(じ~~~)」」」」」
な、何て言えばいいんだ。てかこっちみんな!!!
「え、えっと……織斑一夏です」
「「「「「(じ~~~)」」」」」
え? 何その“それで?”みたいな視線。
あの、ホントかんべんしてください。
自己紹介とか全然考えてないんです。マジで…
こ、こうなれば……
「スゥ…」
「「「「「…(ゴクッ」」」」」
「いj―『寝坊したーー!!!!』―う~?」
俺が言葉を言うのとほぼ同時に廊下の方から何やら大声で叫ぶ声と廊下を全力疾走しているであろう足音が聞こえてきた。
[バンッ!!!]
「セ、セーフ?」
凄い勢いで開けられた扉から黄緑色の髪を片側に纏めた女の子が現れそう言った。
が、残念だけど、先生がSHRを始めてるからアウトだ。
「先生、セーフですよね? セーフって言ってくださいよ~」
「え、えっと…」
あれ? そう言えぼこの子確かこの間の……
「アウトだバカ者(スパンッ!!」
「アイタッ!?」
扉の後ろから千冬姉が現れ、彼女の頭を叩いた…って千冬姉!?
「きゃぁぁあああ! 本物の千冬様よ!!」
「ずっとファンでした!」
「私、お姉さまに憧れて北九州からこの学園に来ました!」
うがっ!? み、耳がぁっ!?
「はぁ……、よくも毎年これだけの馬鹿者が集まるものだ。全く感心させられる。毎年これだと作為的なモノを感じるぞ」
「あ、あははっ……」
そう語る千冬姉は本当に迷惑そうで、鬱陶しいという態度を隠そうとせず、山田先生なんかは苦笑している。
「きゃぁあああああっ!! お姉さま、もっと叱って! 罵って!」
「でも時には優しくして!」
「そして、つけ上がらないように躾して~!!」
本日二度目の
耳が痛いぜ…。
「はぁ……さっさと席に着けシュヴァリエ。織斑もだ」
「はぁ~い」
「あ、はい…ってそうじゃなくて何で千冬姉がここに!?」
「織斑先生と呼べバカ者(スパンッ!!」
「ぐわぁっ!?」
おおう、この痛み…間違いなく千冬姉だ。
「え? 織斑君って千冬様の弟なの?」
「いいな~。変わってほしい」
いやいや、色々と大変だぞ。
「何を失礼な事を考えている(スパンッ!!」
「がっ!?」
「そしていい加減席に着け(スパンッ!!」
「うげっ!?」
に、2連続だと…
「フン…。諸君、私は織斑千冬だ。私の仕事はお前ら新人をこの一年間で使い物にするのが仕事だ。返事は“はい”か“YES”で答えろいいな」
それ選択肢なくね?
[スパンッ!!]
「うがっ!?」
「いいな?」
「「「「「は、はいっ!!!」」」」」
クラスのほぼ全員の意見が一致した瞬間だったとさ…。