最近あまりに忙しくて、なかなか更新できず申し訳ありません。
どうでもいいかもしれませんが、主人公の名前変えました。
※1/26一部を修正しました。
最近、世界で初のIS操縦者として話題にあがっている織斑一夏。
彼は現在、とある危機に瀕していた。
それは……
「――ということで、カーティス博士が設計されたのが第二・三世代ISの基盤となったと言っても過言ではありません。さらに今、皆さんが使われている教科書や参考書も博士が考案されたものです。では、次は――」
「(な、なんだよこのピックだとかアクティブなっちゃらって、全然わからねぇ…)」
あまりの難易度の頭を抱えていた。
SHRのあと、数年ぶりに再会した幼馴染の“篠之乃箒”と会話をし(一夏曰く、何故か新聞を読んでたことに怒られた)、急いで教室に帰るも実姉に「遅い、廊下を走るな」と怒られて叩かれた。
そして高校生活初の授業を受けているのだが、ご覧のとおりの有様で副担任である“山田麻耶”が丁寧に解り易く授業を勧めているのだが、その内容が全くもって頭に入っていなかった。
「(やべぇ、いったいどうすれば……)」
「織斑君、どうかしましたか?」
「え、あ…いえ」
「わからないことがありましたら、なんでも言ってくださいね。なにせ私は先生ですから」
優しげに微笑む麻耶。
頼ってほしいという願いと急な入学に戸惑いと勉強不足だろうという配慮があったのかもしれない。
それに対する一夏の答えは…
「せ、先生…」
「はい、織斑君!」
「ほとんど全部わかりません(泣)」
「え!? 全部ですか? えっと、今の段階でわからないという方、どれくらい居ますか?」
「「「「「……(シーンッ」」」」」
一夏の発言に驚きの声をあげる麻耶。
自分の説明が新米教師故に解りづらかったのかと他の生徒に確認すると、他に手を上げる生徒は居なかった。
「(げ、マジかよ。皆わかるのか…)」
当たり前だ。
ここに居る全員が遅くても中学から必死になって勉強してきた所謂エリートなのだ。
付け加えると、今やっている授業は一夏以外にとっては復習にあたり、麻耶が説明していた専門用語や情報などもISについて軽く調べればわかるものばかりである。
「織斑、入学前の参考書を読んだか?」
「参考書ってあの分厚いやつ…ですか?」
「そうだ」
「えっと、…古い電話帳と間違えて捨t―――」
[ズドンッ!!!!]
それが一夏の最後の言葉だった。
「はっ!? (ガバッ!!」
「あ、起きた」
「な、なんだ? いま危うくストーリ終了のお知らせになるところだった気がするぞ!?」
「……大丈夫?(主に頭が)」
「ん、ああ、なんとかな(なんか、さらっとバカにされた気がする…)」
寝起きにそんなこと呟けば、そう思われても仕方がないと思うが?
「凄い音なってたね~。皆ビックリしてたよ」
「……正直、死んだと思ったよ…って授業は!?」
「1時間目ならもうとっくに終わってるよ」
「ま、マジか…」
そう、すでに1限の授業は終わっており、当然ながら千冬と麻耶の二人も教室から出ていっている。
「え、えっと…」
「ああ、僕はレイナ、レイナ・シュヴァリエ。よろしくね織斑君」
「おう、よろしくなレイナ」
「わおっ、いきなりファーストネーム?」
「ん? いやだったか?」
「ううん。別にいいよ」
「それで、レイナは何かようか?」
「ああ、そうだ。さっき織斑君。参考書間違えて捨てたって言ったたじゃん?」
「……耳が痛いです」
「このままだと授業に差し支えるかな~って思ってね。僕がこの間まで予習復習するのに使ってのでよかったら上げるよ」
「マジか! すげー助かるよ!!」
嬉しさからか席を立ちあがってレイナの両手を掴み礼を言う一夏。
その光景に『抜け駆けられた!!』と言った声が周囲からあがり、窓際のポニテの少女は『しまった。その手があったか!?』と驚愕と焦りの表情を浮かべる。
「喜んでもらえたなら何よりだよ。大事に使ってあげてね」
「お、サンky――」
渡されたやや厚めの本のような形をした機械を受け取る一夏。
素直にお礼を言おうとしたのだが、そのタイトルに一瞬言葉を失ってしまった。。
それは――、
『サルでもすぐにわかるIS教本~コレで君も明日からIS談義ができるぉ(●´ω`●)~』
「(な、なんだこのすっげームカつくタイトルは…)」
「僕のあいb――知り合いと愉快な仲間たちが作った(神経を逆なでるのが凄く上手な)タブレット」
「……タブレットってもっと薄いやつじゃなかったか? ハリポタの本くらいの厚さだぞ」
「うん。そこは
何処か遠い目をしてそう答えた。
「へ、へぇ~。例えばどんなのなんだ?」
「ん~、普通の参考書と違って機械だから、知りたい単語があれば検索かければ一発で解るよ」
「電子辞書みたいだな」
「そうだね~。でもこれには参考書としての機能だけでなく、クイズ形式で問題が出されるんだよ」
「……つまり、ゲームみたいな感覚で勉強ができるってことか?」
「まぁ、だいたいそんな感じだね」
「へぇ、これなら俺でも長く続けられそうだな」
「……勉強のついでにオマケで精神を鍛える機能が着いてるのがアレだけどね(ボソッ」
「ん? 何か言ったか?」
「ううん。何も~」
何やら不吉で重要なことをボソリと呟くが、いったい何があるのだろうか…。
「まぁ、ありがとなレイナ(ニカッ」
「いえいえ、頑張ってね織斑君(いろんな意味で)」
お互い、笑顔で別れたすぐ後に黒髪のロングポニーの少女が何やら慌てた様子で自身のノートを渡そうとしたり、それとチャンスとばかりに他のクラスメイトが一夏へとアタックするのであった。
【オマケ】
◆クイズに挑戦してみた
「えっと、今日は○月×日で、名前は“織斑一夏”と…」
早速、レイナから譲り受けたタブレットを使う一夏。
名前を登録し終え、取りあえずはチャレンジ問題をやってみることにしたらしい。
タブレットからは何やら音声が流れ、ISに関する簡単な知識を説明をしている。
それを“へ~”とか“なるほど”と相槌を打ちながら聞きくこと数分、遂に問題が出題された。
そして、ここから悪夢が始まったと言えるだろう。
『…さて、ここで問題デェス』
[ジャジャン!!]
「(…なんだろう。今の馬面そうな声は)」
『10年間に世界各地へと平等に配られたISコアでしたが、それはいくつだったでショウ!! \(^o^)/ 答えられますかね~』
最初の優しげな声から打って変わり、若干腹立つ喋り方にちょっとだけイラッとする。
[ピッ、ピッ、ピッ]
その怒りを抑えつつ、先ほどの説明に答えがあったことを思い出して画面を操作する。
[ピンポン、ピンポン、ピンポン!!]
『大正解~♪ おめでとうございます。これであなたも1つ賢くなりましたよ☆』
「ダァァァァアアアアッ!!!!!!! (スパァァンッ!!!」
<一夏の怒りが爆発 タブレットを地面に叩きつけた!!>
<が、タブレットは無傷だった>
「い、一夏!?」
「何だこの機械!? すっげぇ腹立つ!! あと今のテロップも!!」
「お、落ち着け一夏。気持ちは何となくわからなくも無いが、周りが驚いているぞ」
「あ、ごめん皆」
突然大声を上げて周りを驚かせてしまったことに対して謝り、再びクイズに挑むこと数分
「えっとこれは……」
[ピッ、ピッ、ピッ……ブブー!!]
「あ、やべ、間違えて押しちまt―『ファァァァァック!!!!!!』―うおっ!?」
簡単な問題であったが、操作ミスで回答を間違えてしまう。
『こんなことことも わからないのか!!! これだから
所々途切れてるのは、恐らく勝手に録音したのを編集したからなのだろう。
「………」
「い、一夏?」
音声が途切れ、タブレットを持ったままだんまりと突っ立っている一夏を心配げに声をかける箒。
そして…、
「…なあ、箒」
「な、なんだ一夏」
「焼却炉の場所ってどこだっけ?」
「燃やすきか一夏!?」
一夏の発言に思わず突っ込みを入れてしまう箒。
彼の瞳は虚ろだが、雰囲気からマジだとわかる。
「ファイア~だね~」
「というか燃えるのアレ」
「あ、織斑君。ソレ燃えないから捨てるなら不燃ゴミだよ」
「つ、突っ込みどころがズレてると思うよレイナちゃん」
二人の様子を少し離れたところから眺めるのは本(?)の元持主とはダボダボな制服を着たのんびりした子とツインおさげな茶髪な子、黒髪ロングな子の三人。
恐らく休み時間の間に友達になったのだろう。
因みに三人とも先ほどレイナが機械を渡し終えた直後に、自身らのノートを一夏に手渡している。
「いいからちょっと落ち着け一夏!!」
「放せ箒! 俺はこれを燃やさずにはいられないんだよ!!! 今の心のようにドロドロとな!!!」
「お、織斑君がダークサイドに堕ちた!?」
「ダークおりむ~だね~」
「だいたい間違えるからいけないのだろう。こんな問題……」
[ピッ、ピッ、ピピピ、ピッ]
[ブーー!!]
『ハァ…、貴方を見ているとイライラさせられます』
何故か眼鏡をかけたロン毛の腹黒鬼畜な大佐が浮かんできた。
「………」
[ピッ、ピッ、ピピピ、ピッ]
[ブーー!!]
『ヴぁかめ!!』
今度は真っ白な妖精が(ry…
「………(イラッ」
[ピッ、ピッ、ピピピ、ピッ]
[ブーー!!]
『それは違うよ!!!』
[カチャッ]
今度は“超高校級の幸運”を持つ学生のような声が聞こえたあと、本の一部が開き
[バキュゥゥンッ!!!]
「っ!?」
BB弾のようなものが飛び出し、箒の額へと命中した。
「ほ、箒!?」
「し、篠之乃さん!?」
「大丈夫~しののん?」
「………」
ゆらりとたちがる箒。
片手にはどこからか取り出した木刀を握っており、それをゆっくりと上段に構え―――
「ちょっ、落ち着け箒!!!」
「……止めるな一夏。私はコレを叩き切らなければ気がすまないのだ」
その先の行動に真っ先に気づいた一夏が箒を後ろかは羽交い締めにしてとめる
先ほどとは逆の光景だな。
『いや、やめて!!! そんなおぞましいモノを私に近づけないでぇ!!!』
「っ~!!!???」
「お前はちょっと黙ってろ!!!」
なおも続く音声に、奇声を発しながら暴れる箒を一夏が今まで以上に必死に抑えている。
『い、いいよ。受け止めてあげる。だ、だからその…………………………………優しくしてね(ポ///』
[ブツッ]
教室にいる全員がナニかがブチキレる音を聞いた。
「せぇいやぁぁぁああああああ!!1」
一夏の拘束を振り払いその手に持つ木刀を振り下ろす箒。
だが――、
『ATフィールド 全 ☆ 開 !!!』
[ガキィィィン!!!]
謎の八角形のバリアによって空しくも塞がれてしまった。
「っ!?」
「う、ウソだろ!? 箒の木刀が弾かれた!?」
「な、何あれ?」
「バリア~みたいだね~」
「相棒曰く、『キレて壊されないための配慮』だってさ」
「何それイミフ」
『甘い、砂糖菓子よりも甘いぞクリ○ティーナ。この狂気のマッドサイエンティストにその程度のこと通じぬわ!!! フゥーハッハッハッハッハッ!!』
「…(ギリッ」
「「(ひぃっ~~~~~!!!!)」」
どこぞの中二病な大学生の声に射殺さんばかりの表情と殺気を放つ彼女に思わず近くにいた子が恐れおおのく。
彼…いや、彼女たちは思い知るだろう。
コレがまだただの序章にしか過ぎないということ、そしてこれからこの謎の機械に苦労させられ続けるということを……
【割とどうでもいい補足】
◆謎のタブレット
レイナの相棒が勉強の予習・復習のために(ほぼ暇つぶし)で作った機械。
ただ普通に作るのでは面白くないと思い、周りに意見を聞きまわった結果、無駄に高性能な使用になってしまった。
挑戦者たち曰く、「色々とためにはなるが出来れば二度とやりたくない」らしい。
また、1つ作るのにかなりな額を使うため量産できないらしく、またする気も無いとのこと。
主な説明:赤髪で掃除が苦手な割烹着のメイド
小馬鹿にした声:鬼畜眼鏡な大佐
ちょっとイラッとする声:マジカルなルビー
苦労してそうな声:時計塔の名講師(音声は全て途切れ途切れで編集されたモノ)
ヴぁかにした声:エク○キャリバー(笑)
ちょっと根暗な声:弾丸論破な主人公
中二病な声:オカリン