モモンガさんが大好きな小さな守護神   作:紀野感無

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はい本当はクリスマスに投稿しようと思っていたものです
爆睡してたら日付変わってました


アホですか

アホですね

ゴメンナサイ


それではゲーム時代でのナザリックの一幕です。どうぞ


幕間の物語〜アテナのレベリング 嫉妬マスクを添えて〜

『なあなあ、アテナちゃんは自分自身のプロフとか書かないの?』

 

『プロフ、ですか』

 

とある相談事を持ち込むと駆けつけてくれたうちの1人、バードマンのペロロンチーノさんにそう言われて思わず考え込んでしまう。なんせNPCを作ったこともなければ自分のプロフィール欄を見たことすらなかったから。

 

『そうそう。形だけとはいえ書いてみると意外と楽しいよ?』

 

『とは言っても私そう言うの作ったことなくて』

 

『そんなの自分の思い描いたままに書けばいいのサ!アテナちゃんが理想とする自分でもヨシ!現実に忠実にしてもヨシ!』

 

『とは言いましても。ペロロンチーノさんはどんなのを書いてるんですか?』

 

『おっ!気になるかい!しょうがないなぁー!それじゃあ俺の作ったシャルティアを見せてあげよう!』

 

『え、いいんですか!』

 

『もち!それじゃあ行こう!』

「ちょっと待てや愚弟!」

「げふっ⁉︎」

 

その瞬間、ペロロンチーノさんがピンク色のスライム-ぶくぶく茶釜さんを始めとする女性の方々に袋叩きにされていた。

 

「あんったねぇ!ふざけんな!あんな純粋な子に何見せようとしとんじゃ!」

「い、いや、アテナちゃんが見たいって…」

「明らかに誘導してましたよね!」

「確かにプロフ書かないのとは言ったけど、気になるって言ったのアテナちゃん…」

「お前のあの狂気じみたシャルティアを見せてアテナちゃんが歪んだらどうするつもりじゃ我!」

「だ、大丈夫だって。俺のシャルティアそんなに変な設定詰め込んでないし…。てか姉ちゃんに言われたくないね!」

「よーし愚弟。今すぐお前を裁判にかけてやろう。あ、モモンガさん?ちょっと事件。うちの愚弟がやらかしかけた」

「ちょぉっ⁉︎」

 

 

『……あのー』

 

 

理由はわからないけど何故かペロロンチーノさんがボッコボコにされてて自分のせいかもと思いチャットを使うとぶくぶく茶釜さんが勢いよくこっちをみる。

 

…‥私、何かしたのかな?

 

『そ、その、私がペロロンチーノさんの書いてた内容を見たいって言ったので…あんまり怒らないで欲しいと言うか…私が悪いと言いますか』

 

『いや違うわよ。いい?アテナちゃん。こいつは超がつく変態なの。こいつの書いた内容を以前に見たけどそれはもうコイツの性癖を詰め込みましたみたいな感じの内容なの』

 

『そうなんですか?』

 

『そうよ』

 

『…それはそれでちょっと見てみたい気もします。ペロロンチーノさんが何を好きなのか私知りたいですし。そうすれば今度お礼とかする時に喜ぶものあげれますし』

 

そう打ち込んだ瞬間、ぶくぶく茶釜さんはまたペロロンチーノさんに向かって何かをしていた。

 

「あんたわかってんの!こんな純粋でいい子なのよ!それをねぇ!」

「ぐふっ、わ、悪かったって。もうやらないって。それよりもうやめて!死んじゃう!デスペナ受けちゃうから!あーーーっ!」

 

そうして、ペロロンチーノさんはグングンとHPが減っていき、ものの見事に瀕死になっていた。

…‥本当にごめんなさい、私のせいで。多分私のせいだと思う。うん。

 

というか、ここって非戦闘領域なのになんでHP減ってるんだろう。

 

「お待たせしました。どうされたんですか?」

 

その場を沈めるために呼んだのかモモンガさんがその場に現れた。そしてまたぶくぶく茶釜さん達がモモンガさんへ詰め寄っていた。

 

…何かを話しているんだろうなってのは雰囲気からわかるけど、何を話してるのかわからないから、こういう時は耳が聞こえないのを恨んでしまう。生まれつきだからしょうがないんだけども。

 

「遅いよ!いや間に合ってはいるんだけど!この愚弟、よりによってシャルティの設定をアテナちゃんに見せようとしたのよ!」

「……ペロロンチーノさん」

「な、なに?」

「ギルティ。とりあえず死刑」

「なんで⁉︎」

 

「おや皆さんお揃いで。どうかしたんですか?」

「いやはや、この様子だけ見ると魔王に連れ去られたお姫様ですね」

 

次に現れたのはタブラ…えーと、タブラ・スマラグディナさんとたっち・みーさん。

 

「この愚弟がシャルティアの設定をアテナちゃんに見せようとしたからとっちめたの」

「…一応聞きますが、何故そんなことを?」

 

「ぐふっ…アテナちゃんにプロフを書かないのかって聞いて、そこからどんなこと書けばいいか、俺の書いた内容を見てみたいって言われたから…」

 

あ、ペロロンチーノさんがその場に倒れた。何が何だかわからなくおどおどしているとたっちさんとタブラさんがこっちを見てくる。

……この人の前だといまだにめっちゃ緊張する。

 

「おや?アテナさんはプロフを作ってないのですか?」

「たっちさん。アテナさん耳が」

「ああそうでした」『アテナさんはプロフを作ってなかったのですか?』

 

『あー、はい。あんまりそういうのに興味がなかったので。作った方がいいですか?』

 

『そんなことはありませんよ。作るも作らないも自由ですから。ただウチのみんなはそういうのに凝りたい人たちばかりですので。もし作りたいと思っているなら皆さんに相談しては?』

『ならば私が相談相手になろう』

 

そうしてたっちさんを押し退けて私の前に来たのはタブラさん。

あの、ちょ、顔近い。怖い。

 

「おいモモンガさん!あの設定魔のほうが近づけちゃまずいだろ!」

「お前の性癖が移るよりはマシだ」

 

『まずはどうしようか。アテナさんの名前の由来であろうギリシャ神話の女神アテーナイの話からしようか』

『えーとそn』

『それよりもギリシャ神話の大筋から知った方がいいかな。あれって大概は主神もとい浮気神と名高いゼウスの浮気とそんなゼウスをしばき回すヘラの物語だからね、わかりやすいよ』

 

私が返信にあわあわしていると続々とタブラさんからチャットが連続して飛んでくる。あの、ちょ、打つの早すぎません?

 

「はーいストップ。アテナさんが困惑してるでしょう」

 

モモンガさんがタブラさんの首根っこを掴み強引に引き離してくれようやく落ち着いたけど…タブラさんってこんな人だったのか。神話が好きとは聞いていたけどここまでとは思ってもいなかった。

 

「はぁ…本来はアテナさんのビルドに関しての相談だったでしょうに。それで本題の方はどうなってるんですか?」

「あーそれね。アテナちゃんはシャルティアのビルドを参考にすればいいんじゃないかってところまでは纏まってる。そこから攻撃的な部分を防御特化に変えてしまうといいんじゃないかってね」

 

「ああ、それでペロロンチーノさんもここにいたんですね」

 

「そういうことです。ただアテナさんが持ってる『守護神』をはじめ、みんな持っていなければ初めて見たという種族ばかりで、これがどのようなビルドにしてしまうのか想像がつかなくて一旦話し合いを終えた感じです」

 

「ふむ、なるほど…ちょっと失礼」『アテナさんは種族レベルを何かこれ以上取る予定はありますか?」

 

『いえ、特にはありません。とりあえずとってみたってだけでここからどうすればいいのか全くわからなくて。今日はそれもお聞きできればと思い声をかけたんです』

 

『ふーむ。ビルドに関してはたっちさんみたいにガチってしまうか俺みたいにロマン構成にしてしまうかでだいぶ分かれてしまうんですが。ガチビルドならたっちさんやウルベルトさん、タンク方面だとぶくぶく茶釜さんも参考になると思いますよ』

 

『なるほど。レベル分配とかは今取ってる種族は全部最大までしてしまって大丈夫ですかね?』

 

『ちょっとステータスウィンドウを見ても良いですか?』

 

『もちろんです』

 

ステータスウィンドウを開き、他人からも見えるように設定し拡大する。

それをみんなが何か議論をしてる…ように見える。喋ってるのかどうかがわからないって本当に不便だね。口の動きだけでもあれば動き方から何言ってるかわかるんだけど。

 

「『守護神』に『戦女神の血を引く者』と…』

「『熾天使』と『智天使』も取ってるのか。この辺って天使イベントガチャの最高レアでしたっけね。そりゃわからんわけだ」

「戦女神というとアテネ神の異名でしたっけ?」

「そうですね。他にも処女神だとか守護神って異名もありますが種族として分かれてるってことはタンク寄りのビルドになりつつある程度はバフ等や回復なんかも自己完結できるタイプのビルドになると思います」

「あちゃあ。種族レベルが謎なやつ中途半端にあがっちゃってる。多分初期の頃の名残だ」

「種族レベル下げたり消したりできるアイテムの在庫ありますっけ?」

「たしか宝物殿に適当に放り込んだ気がします。まあ無かったなら無かったで自分のが余ってるんでそれ使いますよ」

 

……たまに感じるこの疎外感がたまらなく悲しい。そんなことを今更どうこう言うつもりはないけど。

 

「とりあえず現状は予想の域を出ないので今日はアテナさんのレベリングして様子見しましょうか。そこから不必要だと思われる職業クラスをレベルダウンさせたりなどして、他に足りないと思われる職業を習得しに行くって方向で職業クラスを消すアイテムは自分から自腹で出しますね」

「「「「「意義なし」」」」」

「と、とりあえずアテナちゃんにそれ伝えようぜ…絶対に分かってないから…」

「あら生きてたのね愚弟」

 

そうしてモモンガさんから今日1日でレベリングを済ませてしまおうと言う提案がくる。特にやる予定もないので二つ返事で了承をする。たっちさん達もみんな来てくれるそうなのでデスペナの心配もないし他ギルドが襲ってこようものなら普通にたっちさんがしばき回すとのこと。

 

そっか、なら安心……まって、今日1日でレベリング済ませるの?

 

『あの、守護神とか戦女神の血を引く者って、他のと比べて必要経験値バグってるのかってくらい多いですけど、大丈夫ですか?』

 

『多分なんとかなりますよ。課金アイテムでブーストもかけれますし。アテナさんのレベルからみたらかなり格上のモンスターを狩りに行くので大丈夫ですよ』

 

とのことらしい。

私のレベルが今80で今から行くのが……えーと、高難易度ダンジョンの中での最高難易度と。へーこんなのあったんだ。敵の平均レベルが90〜95と。ほぇー。……え?本当に大丈夫?

 

「それじゃ準備ができたらここに集合で」

「「「「了解」」」」

『アテナさんも準備ができたらこちらへお願いしますね』

『あの、本当に大丈夫なんですか?私みなさんの足を引っ張るだけな気が。もう少しレベル低いところとかの方が…』

『大丈夫大丈夫。ここのみんな腐っても廃ゲーマーで狂った部類だから1人を守りながらレベリングを遂行するなんてお茶の子さいさいなのよ』

『そうなんですか?』

『そうなのよん。てことで…みんなの準備できるまで裸の付き合いでもしましょ!』

 

「ちょっと待てぶくぶく茶釜さん!」

「なによモモンガおにぃちゃん」

「そのロリボイスもやめい!あと2人で裸の付き合いってここの風呂に行って気分だけでも味わいに行くんでしょうが一旦待て!」

「えーなんでよ。異性とならいざ知らず同性なんだからいいでしょ。ねーやまちゃん」

「…‥ごめん、これに関してはモモンガさんに同意」

「なんでよ⁉︎」

 

その時その場に集まっていたギルメンは全員こう思ったという

 

((((スライムに襲われてる薄い本になる未来が見える…))))

 

 

(みんな、何を話してるんだろう?)

 

 

 

 

 

〜5時間後〜

 

(つっかれたぁぁぁぁ……)

 

久しぶりにこんなダンジョンに潜ってた気がする。ずーっと熾天使クラスと戦ってタンクをするためにずっと走り回って…本当に疲れた。

 

けど……すごく楽しかったな。

 

 

『どうですか?かなり見違えたでしょう?』

『はい!ものすごく!』

『ならよかったです!』

 

今はというとみんなリアルでお酒やらジュースやらを持ち出し円卓の間に集まって飲めや歌え状態になった。いわゆるリモート宴会だろうか。いるのはモモンガさんにペロロンチーノさん、タブラさん、ぶくぶく茶釜さん、やまいこさん。たっちさんはレベリングが終わるとすぐにログアウトしてた。なにやら奥さんとの約束で一緒に過ごすんだとか。

 

『あ…そういえば』

 

ログアウトする前にもらった物のことを思い出して、それがどんなものかわからずみんなに聞こうと思いチャットを打つ。それと一緒に仮面をつけてみると急にみんなの動きが止まる。

 

何で止まったのかはわからないけどとりあえず質問をする事にし、キーボードをカタカタとならす。

 

『たっちさんからですね、ログアウト前にプレゼントですって渡されたんですけど、何かの記念日か何かなんですかね?今日って私にとっては特に誕生日とか記念日じゃないはずなんですけど』

 

「うわぁ…」

「マジかよあの世界3位…」

「流石に引くわぁ…」

「そんなに負け組の烙印押されたくないのか…」

「酷すぎないかな…?」

 

だけどいくら待っても誰もコメントしてくれない。あれ、みんな寝落ちしたのかな。

 

 

 

 

 

余談だけど貰ったのはクリスマスに1時間以上ログインしてると強制的に配布される何の効果もない赤仮面、通称『嫉妬マスク』だそうです。

 

ユグドラシル内でこれを持っているのはクリスマスをゲームで明かした可哀想な人という烙印を押されるのだとか。

 

 

……なんちゅうもんを渡してくるんですかあの人

 

いやモモンガさんと会えてるから別に文句はないですけど。

 

何でこんな悲しいものを2つも持たなきゃいけないんですか。




オチ?あるわけねぇだろ!(考え付かなかった


次回は普通に続きを投稿します

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