モモンガさんが大好きな小さな守護神   作:紀野感無

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たまにはリアル編をちょいちょいっと

箸休めにどうぞ


幕間の物語 AOG加入前のアテナ

これは まだ私がゲームを始めたばかりの頃のお話…

 

 

 

 

いつもの持病で病院に通う。いやはや、医者が医者に診察してもらうとはこれまた奇妙なことで、とか最初は思ってたっけ。

 

もう人生に疲れたな、なんて思ってると気晴らしにどうかと勧められた『ユグドラシル』。

 

孤児院出身とはいえ、幸いにも学歴や職業柄、お金だけならたくさんあったし、元々RPGとかMMO系ゲームが好きな私にとって熱中するまでは早かった。

 

ま、先天性の障害で耳は聞こえないわ、それに付随して発声がロクにできんわ、ってのはゲームでも引き継がれたんですけどね。声はともかく聴覚はワンチャンとか思ったけどそんなことなかったね悲しい。

 

始めた当初、あんまりキャラメイキングにこだわってなったので適当に作ってたら、なんか、初期値ボーナスとかいうやつを引き当てたのはよく覚えてる。

 

『幸運値やそれに関するステータスが高い』というもので、簡単に言えば敵を倒した時などにもらえる経験値や、レアドロップアイテムの確率上昇、錬金したときの獲得アイテム数が上昇するなどの効果だね。しかも驚くことにパーティを組めばパーティ全員に適応される。面白いことに私を倒したプレイヤー、テイマーされたモンスターにも反映されたりする。

 

え?パーティ組む奴いないだろって?……ちょっと何言ってるか分かりません。

 

しかし自分はあんまり戦闘とかはやらないだろうなと、そう思ってたのでほとんど気にしていなかったし宝の持ち腐れだった。

リアルで槍術の道場に通わされてはいたけど(無理やり6段くらいまで取らされた)。

 

まあ、うん。だからと言って耳の聞こえない状態で戦うなんて無理だろと割り切ってました。

 

だけど耳が聞こえないなりに楽しみ方は色々とありまして。

特にマップ探索がとても楽しくて、天使の種族を取ったのもただ単に空を飛んでみたいという欲求からだった。ソロの時に頑張って主天使(ドミニオン)にはなったけど、熾天使は流石に夢のまた夢だったね。転生条件を見て目が飛び出るかと思ったっけ。

 

ソロのときからこのゲームはずっと楽しかった。

 

だけど、しばらく経ってもっと楽しいことが起こった。

 

 

事の発端は最悪だったけど。

 

 

ユグドラシルの中でも10本の指に入ると言われてる景色があると噂の、ソロだとどう足掻いても無理ゲーなダンジョンに潜るため、入り口付近にいた人にお願いして即席パーティを組ませてもらった。耳が聞こえないっていうのを加味した上で受け入れてくれたのは本当嬉しかったっけ。

 

その後無事に目的の景色は堪能できた。さらには暫く一緒に行動しないかとも言われ、頼ってもらえたと思ってた私は嬉しくて即OKしたのをよく覚えてる。

 

それから改めて、耳が聞こえないなりに戦い方を考え、結論としては私は前で暴れる方がいいという結論になった。タンクもしくは遊撃部隊をして援護をして貰う形に落ち着き、それに伴って、戦いながら状況把握を多少はできるようになった。

 

例えば戦闘中にミニマップ、目の前の敵、ウィンドウで出してる味方のHP状況を同時に見て並行処理できたりとか、ね。

 

 

 

数ヶ月経ってみんな強くなってきた頃、パーティメンバーから『ナザリック地下大墳墓』の攻略をしないかと提案された。

 

何となく聞いたことはある程度の知識しかなく、詳しい話を聞くと『大墳墓』ではあるが中に入るとめちゃくちゃ凝った作りになってて場所によっては星空すら見れるらしい。

 

ダンジョン難易度としてはかなり高いって話だったけど、星空は是非見てみたいなと思い了承をした。

 

アンデットが多めというので頑張って対策アイテムなんかを集めて、装備も整えて。少しリアルマネーがかかったけど槍も新調したりして。

 

いざ攻略日。

 

 

 

 

 

 

誰も来なかった

 

 

 

 

 

 

 

日付を間違えたのかなとも思ったけど、DMやメッセージに書かれてる日付と今日の日付を見ても間違えてなかった。

 

ナントカ沼地という毒の沼地の目の前で、いろいろと連絡を取ろうと試みるも誰とも連絡が取れないし、ゲームにインしてるのかどうかすら分からない。リアルでの連絡先も知らなかった。

 

 

どうしようか途方に暮れ、最終的に地表付近やできれば地下の一部だけでも見てスクショ撮ろうとでも思い毒の沼地を渡って行った。毒無効ってすごく安心なんだなって改めて思ったね。

 

途中スケルトンとかのアンデットに襲われはしたけど、レベル50くらいまで上げてたし、地表付近はそんなに強くないっていうのも教わっていたから臆することなく進んでいけた。(元々の目的も1階層目あたりにチャレンジしようくらいのノリだったし)

 

 

地表から中に入ったら雰囲気めっちゃホラーで怖かったんですけど。

それはそれで雰囲気がめちゃくちゃ良くてスクショが捗りました。

 

 

そして中に入ってから数十分。

中位のヴァンパイアとか出始めたあたりでやめておこうと思い出口に向かった。転移?阻害がエリア全域にかかってて出来なかったよ。

 

 

いやね、決してね。出てきたヴァンパイアが怖かったとか、そんなんじゃないですからはい。この歳になってこの程度で怖がるなんてそんな。

 

 

十分くらい小走りをしてようやく出口が見えてきた。思ったより深いところまで潜ってたみたい。

いざ出口から脱出!とか能天気なこと思ってたら、突然誰かに肩を掴まれた。あまりにもびっくりしすぎて飛び跳ね、槍を横に薙ぎ払ってしまいました。

 

 

めっちゃ怖かった。

 

 

不意打ち決めたあとすぐに走り去ろうと思ったけど、槍はなんかプニュプニュした感触と共に止まり、引き抜こうとした槍はピクリとも動かなかった。それにびっくりして思わず後ろを振り返った。

 

 

そこにいたのはスライム?みたいなモンスターとやたらめったら豪華な装いしてるスケルトン。それと弓を持ったバードマンだった。後ろにもなんか強そうな赤い鎧を着たヴァンパイアもいる。振り返らなきゃよかったとこの時ほど思ったことはない。

 

 

誰がどうみてもボスモンスターですはいお疲れ様でした。

 

 

なーにが少し高難易度ですか。手も足も出ないボスモンスターじゃないですか。あー終わったデスペナ受けてまたレベル上げとかアイテム集め直しだー、とか思ってその場に座り込んだ。

 

これからどうしようか考えてたけど、不思議なことに一向に攻撃が来ない。上を見上げると、三体のモンスターがなんか、お互いに見合って相談してるように見えた。

 

 

「え、あの。この子どうしたんでしょうか。VCすらないってことはNPC?」

「んなばかな。ずっと見てたけどちゃんとプレイヤーらしい挙動だったぞ」

「でも現になんの反応もないけど…まさか今時VC切ってる人とかいるの?」

「そんなプレイヤー聞いたことないです。そもそも出来るんですか?」

「一応知り合いにやってる奴はいる。ガワと声が解釈不一致になるのが嫌だーつって」

 

 

この時、「え、ユグドラシルのNPCってそこまで精巧なの?」とかトンチンカンなことを思ってました。

 

 

しばらく経って三体ともこっちを見てきて、少し怖かった。

特にスケルトンの人。めっちゃリアルで怖かった。

 

にしても……え、もしかして、この人たちプレイヤーだったりするの?たまたま同タイミングで攻略に来てた人?

 

『失礼します。あなたはプレイヤーですか?』

 

突如チャットが浮かび上がり、そう言われたので首を縦に振る。

 

『少しお話をさせて頂きたいのでVCを付けてもらえますか?』

 

え、あ、あー…

 

どう答えたものか。

 

『ごめんなさい。わたし、VCできないんです』

『というと?』

 

変に言い訳をして疑われるのも嫌なので正直に言おう…。

 

『はいはい、しつもーん。VCできないにしてもなんで私たちに気づかなかったの?何回か話しかけてたんだけど』

 

ん、え?いつから?

 

『それって、いつから話しかけてました?』

 

『君がヴァンパイアブライドと遭遇して撤退し始めた頃から』

 

あの時からかぁ……。(逃げるのに必死で)全く気づかなかった。

 

『その…私、リアルの事情で色々とありまして…』

 

「おいまずいって姉ちゃん!リアルの事情踏み込んじゃ!」

「しょうがないでしょうが!まさかこう返事されるとは思わないわよ!」

「はいはい落ち着いてください。とりあえず返信を待ちましょう」

 

『私、耳が聞こえないんです』

 

チャットにそう打ち込んだ瞬間、3人(?)とも即座に振り返り何かを相談している雰囲気になった。

 

…これ、私生きて帰れるのかな。

耳が聞こえないなら〜とかでPKされるのかな。

 

 

「ほらどうするのさ!最大級の地雷踏み抜いたよこのエロスライム!」

「黙れ愚弟」

「……とりあえず、彼女を保護する、というのはどうでしょう。耳が聞こえない云々は置いておくとして、あのレベルでここに侵入するということは誰かに騙されている可能性が高いですから」

「それは賛成。それにみたところステータス隠蔽とかもしてないし、ガチ初心者が騙されたパターンでしょ」

「了解。インしてる人らにDM送っておく」

「お願いします。さて…ひとまずこの子をどうにかしましょうか」

「交渉は任せた〜」

「姉ちゃんに同じ」

 

 

 

『改めまして、私はモモンガ。ここナザリック地下大墳墓を拠点にしているギルド【アインズ・ウール・ゴウン】のギルド長をしています』

 

『はい。ありがとうございます。私はアテナといいます。ギルドには所属していません。って、ギルド拠点?ここがですか?』

 

『その辺は一旦置いておきます。最初にお聞きしたいのですが、アテナさんは何故ここへ?』

 

これ嘘ついたら殺されるやつですね。めっちゃ怖い。とりあえず正直に言わなきゃ。

 

『パーティメンバーの人に、ここのダンジョン攻略をしないかって言われたんです。景色がとても良くて、場所によっては星空とかも見えるって聞いて。ごめんなさい。ギルドの拠点なんて知りませんでした』

 

『ふむ。ではその辺りを詳しく聞きたいので一度私たちと一緒に来てくださいませんか?』

 

えっ。

 

『いいんですか?私、侵入者なのに』

 

『構いませんよ。貴女1人が暴れたところでどうとでもなりますから。それに…今帰られると少し不味いですから』

 

拒否の選択肢は無いらしい。

半泣きになりながらOKをだし、3人にどこかへ連れていかれた。

 

 

 

 

〜数十分後〜

 

うわぁ……

すっご……

 

何この装飾。

え、すっご。

うわぁ

 

スクショ撮ってもいいのかな?え、いいんですかありがとうございます。

 

何この星空。1から作ったの?

このプログラム自分たちで組んだってなにそれ。

 

(アインズ・ウール・ゴウン見学会の感想は、第九階層に行くまでの数時間、似たような言葉の繰り返しになりましたbyアテナ)

 

 

 

 

『どうでしたか?』

 

『さいっこうでした』

 

『それはよかったです』

 

 

 

「ねえねえ。モモンガさんめっちゃ楽しそうだね」

「……お姫様を誘拐してる魔王にしか見えないのは私だけ?」

「「「「「「わかる」」」」」」

「いや、あれだよ。おもちゃもらって喜びながら見せてくる子供と、それになごんでる父親」

「「「「「「それもわかる」」」」」」

「いーや、魔王の愛娘だね。きっと手を出されたら全軍出撃しだすよ」

「「「「「「もうそれにしか見えなくなった」」」」」」

 

「聞こえてるからなお前ら!」

「??」

 

今現在は第九階層の円卓の間という場所に案内されました。そこにいたのは20人くらいの異形種プレイヤーの人たち。

 

それはそうと第六階層のコロシアムっぽいところの星空が今の所一番のお気に入りです。

 

ほんっとうにすごかった…。

 

 

 

 

 

おそらくは騙されたであろう天使種族の初心者プレイヤーの子から事情を聞き、それを元にその手の調査が得意なギルメンに頼み、元凶とその目的を割り出してもらう。その結果は予想通りのものだった。

 

「んんっ、アテナさんからあらかた事情を聞きました。そして調査してくださった皆さんのおかげで、今回の原因は人間種中心のギルドプレイヤーの仕業とわかりました。アテナさんをリス狩りし続けて転生条件を満たすつもりだったんでしょう」

 

「でしょうね」

「一回俺が殴り込みに行きましょうか」

「なら俺爆撃担当!」

「私は説教担当で」

「ワールドディザスターである私が先陣を切ろう」

「ワールドチャンピオンの私の方がいいのでは?」

 

「あーはい。一旦静かに。そのギルドを潰すのは確定事項として…。皆さんに1つ提案があります」

 

ワイワイと騒いでたみんなが静かになるのを待って、考えていたことをみんなに伝える。

 

「アテナさんをアインス・ウール・ゴウンに加入させてあげたいんです」

 

俺の言葉が意外だったのか、みんながシーンとなる。そんな変なこと言ったかな…。

 

「その理由をお聞きしても?その子が加入条件を満たしているのかどうかは大前提として、その子が入るとしてメリットなどはあるのですか?」

 

そう言ったのはたっち・みーさん。おそらくはギルド間でのイザコザが起きないかどうかなどを心配しているのかもしれない。

 

「えー!いいじゃん!俺は賛成!」

「私も賛成だ。こんなに神話について話せる人はそうそういないからね」

 

ペロロンチーノさんとタブラさんは賛成してくれる。

 

「私はちょっと心配かなぁ。耳が聞こえない喋れないだと色々大変だと思う。なにより、私たちのギルドにいるってだけでPKされてもおかしくないし」

「私もかなぁ。何よりアテナちゃんが入りたいかどうかって意思も大事だと思う」

 

ぶくぶく茶釜さんとやまいこさんなどの女性陣の方々はAOGに入ったことによるトラブルを心配していた。

 

「モモンガさんとアテナさんの決定に従うよ〜」

「右に同じ」

「以下同文」

 

他のみんなは俺の決定に従ってくれるらしい。

 

その他にも様々な意見が飛び交い、1つずつみんなの疑問などを解決していく。

 

「アテナさんの加入によるメリットは大きく2つあります。

1つ目は彼女の所有しているギルド用アイテムです。初心者ガチャの余りらしく、NPC制作可能レベルを引き上げるものも幾つか所持しているみたいです。また彼女自身も今後ギルドを作る予定はないらしく、加入したらギルド関連のアイテムを全て譲渡してくれることになりました。

2つ目はアテナさんのような子を加入させることで、他の異形種をとった初心者プレイヤーの子達も安心してプレイしやすい環境を作れるのでは、と思いました」

 

後半は完全に付け焼き刃で考えたメリットだけど、みんなはそれを指摘せずじっと耳を傾けてくれる。

 

「また加入条件ですが、働いているそうなので問題ありません。確か病院に勤めているとお聞きしています」

 

「病院⁉︎え医者してるのこの子⁉︎」

「看護婦って線も……」

「でも耳聞こえないんだろ?」

「嘘ついたりしてないよねその子」

 

「……大丈夫だと、思います。ちょっと失礼。 『アテナさんはどんな仕事をしてますか』。これでなんて返ってくるか…」

 

嘘をついているとは思えないけど、確かにみんなの言うとおり、耳も聞こえない声も出せないのに病院で働いてるというのは、今更ながらちょっと不自然だと思ってしまった。

 

嘘をついていないといいけど……。

 

『基本的な業務は、私と同じ耳の聞こえない子や喋れない子のサポートだったり、薬剤師として薬を作ったり。暇な時は学校に行って手話の教室を開いたりとか。主に障害を持ってる子を専門に看てます。私自身も医者の免許とか一応持ってますので、資格の写真送りますね』

 

アテナさんの打ち込んだ文字、それから送られてきた写真に写っている資格(顔はもちろんモザイク)というよりは、それが乗せられている机を見た瞬間、俺を含めた全員がむせた。なんせ、めちゃくちゃ高価な机だと一目で分かったからだった。

 

「ゲホッゲホッ……え、何この子富裕層?」

「あたりに散らばっている道具からも超ボンボンの子だと言うのはわかった」

「あれ?でもアテナちゃん孤児院に居たってチャットしてたような……」

「でもそれを抜きにしても……すごくない?耳に障害を抱えてて医者の国家資格とったんでしょ?」

「うん。ボクが保証する。この子、とんでもない努力家だよ」

「医者だって言うなら、調べればわかるのでは?」

「そこまでしたらマナー違反では…?」

 

「一旦この件は置いておきましょう。ぶくぶく茶釜さんの言うようにマナー違反でもありますし。では加入条件に関しては問題ないと思うのですが、みなさんどうですか?」

 

特に異論はないようで、次の話へ進める。

 

「俺たちのギルドに所属することによるPKなどの危険性ですが、俺がアテナさんと行動を共にする事で解決しようと思っています。AOGのギルマスが着いてるのにPKをしようなんて輩、ほとんどいないでしょうから」

 

「それもそーか。けどモモンガさんは大丈夫なの?」

 

「問題ありません。たっちさんやウルベルトさんたちみたいに強いわけではないですが人1人守るくらいは何とかなりますよ」

 

「そう。ならボクは何も言わないよ」

「やーちゃんにおなじー。女性陣が増えるのは大歓迎だから。それはそれとして心配だなーって思ってただけだから」

 

それから、アテナさん自身のビルドが完成するまで(というよりは完成した後も)インする時間が合えば、可能な限りギルメンの誰かが一緒に行動する、ということになりアテナさんもこれを了承してくれた。

 

「では改めて…アテナさんが加入することに賛成の人は挙手を」

 

するとこの場に集まってくれた全員が手を挙げてくれる。

内心ドキドキしていたから安心した。

 

「では…『アテナさん。改めてお聞きします。私たちのギルド『アインズ・ウール・ゴウン』に入りませんか?』」

 

『本音を言うと、とても魅力的なお話です。でも、私なんかがいいんですか?耳聞こえないし喋れないし。皆さんの足を引っ張るだけだと思うんです』

 

『問題ありません。それを込みでのお誘いです。それに俺たちのギルドに入れば今回のような事態は起こしません。それに昔ほどが散ってもいませんからね』

 

『そうなんですか。えーと、少しだけ時間をください。ちゃんと自分で、考えたいです』

 

『勿論です。それまでは…そうですね。あちらの女性陣の方々がお話したいそうなので、眠くなるまで雑談してはどうでしょう?ついでにまだ見て回れていない階層にも案内してもらっては?』

 

『いいんですか⁉︎』

 

本当なら今すぐにでもギルドを潰しに行きたかったけど、すごい嬉しそうな動きをする彼女を見て、今日のところはどうでも良くなってしまった。

 

 

 

それから数日後

 

 

彼女はしばらく考えた末、加入を決断してくれた。

全員から祝福されつつ、特に女性陣は過去1と言えるくらいの喜びの雄叫びをあげていた。

 

「さて、アテナさんも無事加入してくれたことですし……

 

例のギルド。潰しに行きますか」

この場の全員がさらに盛り上がったのは言うまでもない。

 

 




次の日 こんなタイトルのスレが立てられていた。


【弱小ギルドをこれでもかとボコるDQNギルド】


そこにはオーバーキルをしながらリスキルをし続けるバードマンと、手加減のての字も無いワールドチャンピオンと、武器防具を集中狙いし続けるスライム、巨大な鉄拳を装備してボール(襲われてるギルドのメンバー)を味方のところに殴り飛ばしている半魔巨人、初手で超位魔法をたたみ込む骸骨の姿で溢れていた。




【後書き】

箸休めpart2でございます。
さて次は……プレアデスかな?

もうちょいほんわかした感じのを書いていきます

それでは読んでくださりありがとうございました
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