ヤングアベンジャーズ「少年期の終わり」   作:ゼブラーの野郎

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♯6 We are Young avengers

ケイト「ウソでしょ……例の“アイツ”って……ドクタードゥームのことなの?」

 

スピード「よりにもよって……って感じだな」

 

グウェン「別世界のあなた達も知ってるなんてドゥームの悪名はすごいわね」

 

キャシー「ど、どうしよう。アベンジャーズやファンタスティックフォーが総出でやっとなんとかなるようなメガヴィランが相手なんて……」

 

エリ「ビビるなキャシー。俺達だってアベンジャーズだ。それに相手が強大だからって逃げるわけにはいかない。戦うんだ。俺達が最後の防衛線なんだ!」

 

キャシー「!……うん。私も逃げない。みんなと一緒なら戦えるよ!」

 

エリ「ああ、やってやろうぜ。そうだろ、スパイダーマン」

 

グウェン「もちろん。私達が力を合わせれば――」

 

 

 ピーター「ダメだ」

 

THWAP! THWAP THWAP THWAP

 

グウェン「!?……ピーター!? 何を……」

 

ハルクリング「なにすんだよ! なんで俺達にクモ糸を……」

 

ピーター「君達は強い。でもその前にまだ子供だ。戦わせるわけにはいかない」

 

マイルス「な……何言ってるんだよピーター。僕達は――」

 

ピーター「特に君だ、マイルス。エディとの戦いでハッキリわかった。君は他人を守るために自分を犠牲にする。僕は君達を失いたくないんだ」

 

マイルス「ピーター……!」

 

ピーター「僕はアイアンマンみたいに賢くないし、ソーみたいに強くもない。キャプテンアメリカのように君達を守ってやれない。だから……戦うのは僕一人だ」THWIP!

 

グウェン「ピーター!」

 

 

 

 ドクタードゥーム・・・MARVELを代表するメガヴィラン。天才的頭脳と科学技術、魔術を駆使する強敵。本名ヴィクター・フォン・ドゥーム

 東欧の国ラトヴェリアの国家元首でもある。ファンタスティックフォーのMr.ファンタスティック(リード)とは因縁のライバル

 生身の人間でありながらあらゆる機能を搭載した鎧を着込んでおり、かなりの強さを誇る。魔法にも長けており、科学と魔術が交差する男

 幾度となくアベンジャーズやFFと戦い、さらには超宇宙的存在から超越的パワーを奪ったりもした

 

 

 

 <THWIP

 

ドゥーム「来たか、最後のアベンジャーよ」

 

ピーター「これはこれはラトヴェリアからVIPのお越しだ。アポ無しで来られたらこっちも困るから、今日のところは一旦お引き取りねがえませんかね?」

 

ドゥーム「悪戯の神は役目を果たした。NYを障壁で覆ったことで国外のヒーローは呼べぬぞ」

 

ピーター「ロキが裏切るのはお約束だからね。別に驚いちゃいないさ」

 

ドゥーム「余の目的は貴様を始末することではない。この地にてとある“実験”を行う。邪魔をせぬのなら見逃してやろう」

 

ピーター「やあ、こいつはビックリだ。あのドゥーム陛下が見逃してくれるって? しかも宣戦布告してきたのにやることが魔法実験? ずいぶん素っ頓狂な計画性だね」

 

ドゥーム「忌々しいリチャーズをはじめ、アベンジャーズらヒーローどもがいない今、余の実験を阻む者はいない」

 

ピーター「それで、その実験てのはどんなのさ? 電子レンジでゆでたまご温めるとか?」

 

ドゥーム「これだ」SNAP

 

 /VVVOOOOOOWWWWW……\

 

ピーター「空中にドゥームボットが……8体」

 

ドゥーム「八紘の陣!」カッ

 

 >MMMMMOOOOOOWWWWWWW<

 

ピーター「ドゥームボット同士が光の線で繋がって……宙に巨大な魔法陣を描いたのか!」

 

 

ドゥーム「全ニューヨーク市民を贄とし、地上とあの世を重ねる。死の世界と生の世界を反転させるのだ」

 

 

ピーター「前からイカれたヤツだとは思ってたけど、とうとう正気を失ったか」

 

ドゥーム「貴様にもあるのではないか? この世を去った者ともう一度会いたいという願望が」

 

ピーター「よせドゥーム。そこは僕の地雷原だ。それ以上踏み込むと自分でも何をしでかすかわからないぞ」

 

ドゥーム「図星らしいな。貴様の望みを余が叶えてやろう。大人しく見ているといい」WWWOOOO……!

 

ピーター「そんなことさせるもんか。僕の命に代えてでもお前を止めてやる!」THWIP!

 

 

 

ウィッカン「糸よ解けろ糸よ解けろ糸よ解けろ……タスケテケスタ!」WHOOOOMM!

 

グウェン「わ、本当にウェブ拘束が解けた。魔法って便利ね」

 

エリ「よし、行くぞみんな。スパイダーマンに加勢するぞ」

 

スピード「だが相手はあのドクタードゥームだぜ。俺達が行ったところで勝てる見込みあるか?」

 

エリ「だからって逃げ出すわけにはいかない。地球を救えるかやってみようや」

 

マイルス「ああ、ピーターは来るなって言ってたが黙って見てられるもんか。僕達だってやれるってことを見せてやろう!」

 

ケイト「あなたはベンチで控えててくれていいわよ、トミー」

 

スピード「冗談言うなよ。何もしないであんな独裁者に負けるなんてあんまりみじめじゃないか。やれるだけのことをやるさ」

 

 

 

 <ザザザッ!

 

エリ「そこまでだドクタードゥーム! 俺達が相手を――」

 

グウェン「っ!」

 

ドゥーム「ほう、今度はチビっこアベンジャーズのお出ましか」

 

 ピーター「――……み……みんな……にげ……ろ……君達……勝てない……」

 

マイルス「ピーター!」

 

グウェン「ひどい……あんなになるまで……」

 

ドゥーム「お子どもよ、貴様らがドゥームに歯向かうなど100年早い。無謀な愚行はやめて勉学に励むが吉ぞ」

 

エリ「~~~っ! 子供じゃない! 俺達はもう大人だ! 立派なアベンジャーだ! 俺達の力を見せてやる! いくぞみんな!」

 

ウィッカン「稲妻よ稲妻よ稲妻よ……モンガー!」FA-CHOOOOOOOOOOOOMMM!

 

ケイト「ニトロの刺激を味わいな」SHOT! KA-BOOOOOOOOOOOMMM!

 

ドゥーム「ふむ、雷神ソーと射手ホークアイの赤ん坊といったところか」ホコリ パッパ

 

ウィッカン「っ……効いてないのか!?」

 

スピード「任せろ。いくら破滅の探求者だろうと俺の速さにゃ追いつけない!」SPEEEEED!

 

 スピード「だだだだだだだだ!」PUNCH! KICK! CHOOOP!

 

エリ「俺のアメフト式タックルをお見舞いしてやる!」BAAAAAMMM!

 

ハルクリング「アメリカ! 君は後ろから、僕は前からいく!」ダッ

 

アメリカ「OK! タイミングは合わせる!」ダッ

 

 ハルクリング&アメリカ『クロスボンバー!』GWAAAAKKKIIIIII!

 

キャシー「ジャイアントキャシー、パワー全開! 十六文キーック!」BAAAAMMMP!

 

 

ドゥーム「……なかなか興味深い遊戯だったぞ、お子達。だがアベンジャーズを名乗るには少々経験と力不足だったな」

 

ケイト「ウッソォ……やっこさん全然へっちゃら」

 

ドゥーム「余のアーマーにはダメージ無効化フィールドが搭載されている。如何な攻撃だろうと我が身には傷一つ付けられぬぞ」

 

キャシー「ず、ずるいよそんなの!」

 

ドゥーム「悪戯ッ子にはお仕置きが必要だな」VVVEEEEEEE!

 

ウィッカン「!……バリアバリアバリア! タスケテケスタ!」FOOOOM!

 

 >FSSHHAAAAAAAAAAAAMMM!<

 

ウィッカン「っ!……ダメだ……フィールドが保たない……!」VVVEEEEEE!バリーン!

 

ウィッカン「ARRRGGHHH……!」ドサッ

 

ハルクリング「ビリー!」

 

ドゥーム「1ダウン」

 

スピード「俺のブラザーをよくも!」SPEEEEEED!

 

ドゥーム「このドゥームのうわばいを刎ねるつもりか?」ZAAAAAKKK!

 

スピード「AAARRRGGGGHHHHH!……で、電撃を周囲に放つなんて……」ドサッ

 

ドゥーム「2ダウン」バサァ

 

エリ「ま、マントの裏にミサイルがビッシリ詰まってる。まさか!」

 

 <POOF! POOF! POOF! POOF! POOF! POOF! POOF!

 

ケイト「わー! ミサイルの雨~!」

 

 BOOOOOMMM! BOOOOOMM! BOOOOOMM! \KA-BOOOOOOOOMMM!/

 

ケイト「――……!」

 

キャシー「……大丈夫……エリ……ケイト……」

 

エリ「キャシー! 巨大化して盾になるなんて……」

 

キャシー「NNNMMMMM……」ZOOOOOMM

 

ケイト「そんな……キャシー!」

 

 

ウィッカン「……くっ……はあ……はあ……」

 

スピード「ちくしょう……よくもやりやがったな」ゼイゼイ

 

キャシー「うう……痛い……熱い……うう」

 

ケイト「強い……これが……ドクタードゥーム……」

 

ハルクリング「この鉄板頭! 俺が相手してやる! 来いよ! そのブリキの顔面にパンチをお見舞いしてやる!」

 

ドゥーム「健気だな。余とて子供をいたぶるのは心苦しい。だが貴様らは己を大人だと言う……そして余の邪魔をするのならば排除するしかあるまい」ス…

 

ケイト「!」

 

エリ「ま、待て! 待ってくれ! ドクタードゥーム……やるなら俺をやれ」

 

ハルクリング「エリ!?」

 

エリ「俺の命でよければくれてやる。だがこれ以上仲間を傷つけるのはやめてくれ」

 

ケイト「エリ……」

 

エリ「アンタの機嫌を損ねたってんなら俺が罰を受ける。その代わりみんなには手を出さないでくれ。頼む……」

 

ドゥーム「ほう、自らの命を差し出すか。だが貴様一人の命では割に合わん。代わりに選ばせてやろう」

 

エリ「……選ぶ?」

 

ドゥーム「余の邪魔をしないというのなら貴様等お子どもを見逃してやろう。代わりにNYの全市民の命を代償とする魔法実験を続行する」

 

エリ「!」

 

 

ドゥーム「貴様等は大人なのだろう? 大人は決断するものだ。選べ、仲間の命か、ニューヨークの罪なき人々の命か」

 

 ドゥーム「さあ、選べ」

 

 

エリ「……いいや、選ぶ必要なんかない。俺の目的は陽動なんだからな」

 

ドゥーム「なに?」

 

 

アメリカ「オラァッ!」THWAAAAAAAMMM!

 

ドゥーム「っ!……ヌウ……隙をついて背後から攻撃か。だが余にはダメージ無効化フィールドがあると言っただろう!」ガシッ!

 

 >FFZZZZAAAAAAMMMMM!<

 

アメリカ「ッ!?……ぐっ……力が吸われる……!」ZZZAAAAAA!

 

ハルクリング「ドゥームがアメリカの首根っこをつかんでエネルギーを吸い出してるんだ!」

 

ケイト「アメリカ! 逃げて!」

 

アメリカ「……ダメだ……パワーがっ……逆流する!」ZZZAAAAAAA!

 

ドゥーム「ほう、貴様のパワーは次元を貫くのか。そして異なる次元のエネルギーをその身に秘めている……」

 

 ドゥーム「つまるところ、貴様はこの世界の生まれではない。別の世界から流れ着いたのか。なんと哀れな」

 

アメリカ「っ……!」ZZZAAAAAA!

 

ドゥーム「故郷から遠く離れ、家族も友も無く、ヒーローごっこで心の隙間を埋めようとしても所詮は余所者……哀れな少女だ」

 

 ドゥーム「どれだけ気丈に振る舞っても、貴様は永遠にひとりぼっちのままだ」

 

 

 KLAK-KLAK

 

グウェン「ひとりじゃない」

 

 

 >WHOOOOOOOOOOMMP!<

 

 

ドゥーム「ッ!?――……っ!……ぐっ……こ、これは……!」ZZZRRRAAAKKKK……!

 

グウェン「Mr.ファンタスティックが残してくれた対Dr.ドゥーム用アンチテックショットガンよ。ドゥームの鎧の機能を強制シャットダウンさせる秘密兵器ってわけ」

 

アメリカ「ぶはぁっ……! はあ……はあ……ぐ、グウェン、ありがとね」

 

グウェン「どういたしまして。さ、アメリカ、一発カマしちゃって」

 

アメリカ「ああ、お待ちかねの……“鉄拳制裁タイム”だ!」

 

 > P O W !!! <

 

ドゥーム「AARRGGGHHHH!」

 

アメリカ「一度言ってみたかったんだコレ」

 

 

 

 鉄拳制裁タイム・・・ファンタスティックフォーのザ・シングの決め台詞。『戦いのお時間だぜ!』や『ムッシュムラムラ!』などの訳もある

 

 

 

ケイト「効いてる! アーマーの防護機能が無効化されてるわ!」

 

ドゥーム「GGHHH……こざかしいマネを……余に勝てるとでも――」

 

 >――ッッッ!――<

 

ドゥーム「!?GGGHHHHHH!」

 

 

デイジー「ヴィクター・フォン・ドゥーム! 投降しなさい! 我々は戦略国土調停補強……ああもうっ、めんどくさいわね。SHIELDよ!」

 

 フィッツ『武装を解除するんだ。これは合衆国に対する明確な侵略行為だぞ』

 

 シモンズ『わあ! フィッツ、あなたあのドクタードゥームに命令してる! すっごーい!』

 

 フィッツ『ジェマ、マイク入ってるから隣でそういうこと言わないでくれ』

 

 ヘリキャリア<WWWOOOOOOOO……!

 

ケイト「ジョンソン捜査官! それにシールドのヘリキャリア!」

 

ハルクリング「ジェットパック背負った騎兵隊の登場だな」

 

デイジー「私は振動を発生させるスーパーパワーを持ってる。今の衝撃はあなた個人に地震を発生させたようなものよ。今度は本気で打ち込む。ブリキの鎧でどこまで耐えられるかしら?」

 

ドゥーム「NNMMM……バカな……この街はロキの天球によって封鎖されているはず。なぜ……」

 

 ロキ「そりゃ俺が呪文を唱えて天球を解除したからな」バナナモグモグ

 

グウェン「あっ! ロキ!」

 

アメリカ「何余裕ぶってバナナ食ってんだ!……って、フィールドを解除したって?」

 

ドゥーム「なんだと!? 貴様、裏切ったか!」

 

ロキ「おいおい冗談だろ? 俺にそんな台詞吐くのかよ。俺を誰だと思ってる?」

 

エリ「お前……ドゥームに味方するフリをしてたのか」

 

ロキ「NYをフィールドで覆えば外から中には入れないが、逆にこっちから外にも出れない。だから援軍の準備が整うまでドゥームをこの場に足止めすることにもなるってわけだ」

 

ドゥーム「ザコをいくら味方につけたとて余を倒せると思うか!」

 

ロキ「シールドだけじゃないさ。パワーパフチャーリーズエンジェルのお出ましだ」

 

 

 >BOMMMKKK!<

 

ドゥーム「GAAHHHHH!?」

 

 THWIP!

 

シルク「みんな、待たせたわね!」

 

カマラ「ヤッバイ! ドゥーム郷にパンチかましちゃった! リリ、今の動画あとでスマホに送っといて!」

 

アイアンハート『こんな時に何言ってるのカマラ。今は目の前の悪党をやっつけることが先決でしょ』

 

カマラ「そうだったそうだった。やいドクタードゥーム! よくも私達の友達にヒドイことしたわね!」

 

ヴィジョン『傷つけられた人々のためにも、我々が仇を討ちます。覚悟しやがれ缶詰頭』

 

 

ケイト「みんな! 来てくれたんだ!」

 

キャシー「ヴィジョンも修理できたのね! ……ってなんだか口調がおかしいけど」

 

アイアンハート『遅くなってごめんなさい。ヴィジョンはまだ直ったばかりで少し本調子じゃないの。でも口が悪いだけで他は万全だから!』

 

スピード「なんでそ~なるのっ」

 

ウィッカン「でも彼女達が駆けつけてくれたんだ。こんなに心強いことはないよ」

 

シルク「助けに来るって約束だったもんね」

 

エリ「HA! こりゃ百人力だな」

 

 

ロキ「そういうわけでさドゥーム郷、こっちは戦力が整った。対してあんたは孤立無援。一人ぼっちはどっちかな?」

 

グウェン「さすがロキ。イヤミな物言いが上手いね」

 

ドゥーム「……アーマー再起動完了……ダメージ無効化フィールドが立ち上がらんか……だが基本機能は復旧した」EEE……

 

 ドゥーム「理解しておらんようだな。貴様ら程度がどれだけ集まろうが、余は一撃で貴様をまとめて消し去ることが出来るのだぞ」EEE……

 

ヴィジョン『ドクタードゥームの手甲に超エネルギー反応』

 

アイアンハート『これは……山をも砕くほどのエネルギーよ!』

 

ロキ「えっ」

 

ケイト「!」

 

ドゥーム「塵となれ!」

 

 <ZZSHHHAAAAAAAAAAAAAAAAAMMM!

 

ロキ「わぁー! 兄上お助けー!」

 

アメリカ「おらぁ!」BOOOOOMM!

 

 ☆<ZZSHHHAAAAAAAAMM――……!

 

ドゥーム「!?……」

 

アメリカ「残念、あんたの特大ビームは次元ポータルの先に飛んでったよ。無人の世界にな」

 

ハルクリング「うまい! やるじゃないかアメリカ!」

 

ロキ「……うん、俺の狙い通りだな」

 

ケイト「さっすが。ナイスよ親友」グータッチ

 

アメリカ「どーも」グータッチ

 

 

 

 ナイスよ親友~・・・ケイトとアメリカは後々ヤングアベンジャーズやウェストコーストアベンジャーズでチームメイトになり、本当に親友となる

 

 

 

ドゥーム「おのれ……おのれ! 貴様ら程度がこのドゥームに歯向かいおって! もはや容赦はせん! 己の無力さを思い知らせてくれる!」FA-CHOOOOOM!

 

ウィッカン「!……空中のドゥームボットの魔法陣の発光が強くなった!」

 

ドゥーム「時空連結魔法実験を敢行する! NYと冥府を繋げてくれよう!」FOOOOOOM!

 

 >FA-CHOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!<

 

   <BOOOOOOMM!

 

              KA-BOOOOOOMM!>

 

ケイト「魔法陣から発生したエネルギー波がビルに!」

 

エリ「ケイト! グウェン! シルク! カマラ! ビルが倒壊する前に救助を頼む!」

 

ケイト「了解!」

 

デイジー「こちらジョンソン捜査官。ヘリキャリア内にいる出動可能エージェントは総員地上で救助活動して!」

 

 シモンズ『了解!』

 

ドゥーム「こざかしい羽虫が!」FSSHAAAAAAMMM!

 

 <KA-BOOOOOOOOOOMMM!

 

 フィッツ『右舷被弾! 第二第四エンジン停止! こりゃマズイ……!』

 

 ヘリキャリア<VVVVOOOOOOOOOOOO……!

 

ハルクリング「ヘリキャリアが墜落する!」

 

 

 

 ヘリキャリアが墜落する~・・・大きな事件が起きる度にコトの大きさを表すためにかヘリキャリアはよく墜落してる

 

 

 

スピード「任せろ! キャシー、後は頼むぜ!」ダッ

 

 >>>SPEEEEEED!>>>

 

アメリカ「ぐるぐる回って……竜巻を作るつもりか!」

 

スピード「限界まで……飛ばすぜっ!」

 

 ≫≫≫SPEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEDッ!≫≫≫

 

 \WHHHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOSSSHHHH!/

 

ハルクリング「墜落速度が抑えられてる! これなら――」

 

 ZOOOOO>キャシー「シュワァーーーッチ!!!」<OOOOOM!

 

 

巨大キャシー「「「成せばなる! キャシー・ラングは女の子っ!」」」

 

 \GGGLLLUUUUNNNNCCCCHHHHHH!/

 

アイアンハート『と……止まった。ヘリキャリアを受け止めた!』

 

 

キャシー「地面に降ろすよ~。よいっしょ……」ズズーン

 

 フィッツ『た……助かった……』

 

 シモンズ『やっぱりあの子達を解放して正解だったね』

 

スピード「ハアッ! ハアッ! ハアッ!……やったな、キャシー」ゼイゼイ

 

キャシー「トミーのおかげだよ。私達二人だからできたんだよ。いえーい」ハイターッチ

 

 

 

 ――崩壊寸前のビル

 

ケイト「みなさん大丈夫ですか! 助けに来ました!」ザッ

 

 男性A「おお! ヒーローが来てくれた!」

 

 女性A「よかった! 私達助かったのね!」

 

ケイト「エレベーターは停止して階段は今にも崩れそうな状態です。窓から地上に向けてワイヤーを張るから、滑降して脱出しましょう」

 

 <SHOT! CLUNCH!

 

ケイト「よし、最初は子供から行きましょう。お嬢ちゃん、準備はいい?」

 

少女「あのね、パパのね、お仕事見学に来たらね、急にドーンってなってね……」

 

ケイト「もう安心よ。さ、このワイヤーでシャーっていこっか」

 

 カマラ<大丈夫~! 私が受け止めるから!

 

少女「あのお姉ちゃん、おっきなクッションに変身しちゃった」

 

ケイト「ワイヤーの先でMs.マーベルが受け止めてくれるから安心して」

 

少女「で、でも……こんな高いトコ怖いよ……私はアベンジャーズのお姉ちゃんみたいに強くないから……」

 

ケイト「……いいこと教えてあげよっか。私はスーパーパワーを持ってないの。怪力も超スピードもなんにもない、あなたと同じ普通の女の子。でもアベンジャーズになれたのはどうしてだと思う?アベンジャーズになるにはどうすればいいでしょうか?」

 

少女「どうするの……?」

 

ケイト「できっこないと思うようなことでも挑戦して、勇気を出して恐怖に打ち勝つ。これはとっても難しいことだけど、誰にでもできることなの。あなたにもね」

 

少女「私にも……?」

 

ケイト「もちろん。誰だって恐怖に打ち勝つことはできる。恐れを振り払って立ち上がり、一歩を踏み出せば……あなたもアベンジャーズよ」

 

少女「……わかった。私、やるよ」

 

ケイト「うん、がんばろう!」

 

 

 <BOOOF!

 

カマラ「よーし! 受け止めたわよ。大丈夫?」

 

少女「うん! 怖かったけどがんばった!」

 

カマラ「すごいわ。あなたみたいに勇敢な人見たことない」

 

 ケイト<b!

 

 少女<b!

 

ケイト「さあ、みなさんも勇気を出しましょう。小さな女の子が口火を切ったんです。大人が尻込みするわけにもいかないでしょ?」

 

男性A「よ、よーし! 俺達もやるぞ!」

 

女性A「あの子の勇気に負けてられないわね」

 

 

 

 ――もう一方のビル

 

 THWIP!

 

グウェン「これで救助完了ね。やるじゃない相棒」

 

シルク「あなたもね。私のことはシルクって呼んで」

 

グウェン「私達似た者同士気が合うかもね。どう? こんど一緒に科学展覧会に――」

 

 <GGGRRRRR……

 

グウェン「ッ!――しまった! ビルが崩れてウェブが……」

 

 <COFッ COFッ

 

グウェン「!……しかもこんな時にウェブ切れなんて――」

 

シルク「グウェン!」

 

 THWIP!

 

 

 CATCH!

 

グウェン「ッ――!」

 

 

 <スタッ

 

シルク「大丈夫……!? グウェン! グウェン返事して! グウェン!」

 

グウェン「――……う……うぅ……ありがとうシルク……でも落下中にウェブでキャッチされたら頭がガクンってなっちゃうから、今度からは首に負荷がかからないように気をつけてやってね」

 

シルク「っ……ふふ、注文の多いこと。でも無事でよかった……」

 

 

 

ドゥーム「塵となれ!」FSHAAAAAAAAAMM!

 

エリ「GGHHHH!……まだまだだ!」

 

アメリカ「エリ、ドゥームの魔法実験を止めないと!」

 

エリ「ヴィジョン、リリ、ドゥームボットを破壊してくれ! 一体でも倒せば魔法陣は崩れるはずだ!」

 

アイアンハート『OK! ヴィジョン、ブラスト砲フォーメーションよ!』

 

ヴィジョン『了解、マスター』VVVEEEEEEE!

 

アイアンハート『マスターはやめて』VVVEEEEEEE!

 

ドゥームボット【敵影感知。迎撃開始】VVVEEEEEEE!

 

ヴィジョン『OOUGH!……セキュリティは万全のようです。クソ』

 

アイアンハート『言葉が悪いわよヴィジョン。でもたしかにクソって感じね……早く倒さないとドゥームの計画が……!』

 

 

ピーター「やっぱりロボットとはいえドゥームボット……易々と近づけてくれないか……だったら僕がやるしか……ARGHH……」ボロッ

 

マイルス「無理しちゃダメだピーター。今のあなたじゃ返り討ちにされちゃうよ。でも……僕の透明化能力ならドゥームボットに近づけるかもしれない」

 

ピーター「!?……だ、ダメだ!……マイルス、危険すぎる。君だってさっきの火傷のダメージがまだ……」

 

マイルス「そんなこと言ってる場合じゃないだろ!僕がやらなきゃ誰がやる! 君だってそうするだろピーター!」

 

ピーター「ダメったらダメだ! ドゥームと戦うなんて君にはまだ早すぎる! もし君に何かあったら――」

 

マイルス「ちくしょー! 一生に一度くらい僕を信じてくれよ! そんなに僕は頼りないのかよー!」

 

ピーター「っ……!」

 

 ピーター「……」

 

 ピーター「……わかった。マイルス……君に任せる」

 

マイルス「!……うん!」

 

 THWIP!

 

 

 <FACHOOOOOMM!

            VVEEEEEE!>

   <SHAAAAAAMMM!

 

ヴィジョン『マスター、このままではラチがあきません。なにか奇策を講じないとあのガラクタ連中に近づけません』

 

アイアンハート『マスターじゃないってば! 修理しただけでしょ! でもなんとかしなきゃ……』

 

ドゥームボット【魔法陣精製率92%……完成まで約2分。見るがいい、ドゥームの野望が成就する瞬間を】

 

 

 肩<ポン

 

ドゥームボット【HUH?】

 

 

マイルス「HEY(よお)」

 

 

 >ZZZPPPRRRRAAAAAAAAAAKKKKKKK!<

 

ドゥームボット【NNNYYYGGGHHHHHHHHHAAAAAAAAAA!】ビリビリビリ

 

アイアンハート『!……今よ! ヴィジョン!』

 

ヴィジョン『くたばれ、ブリキ野郎』

 

 GLUNCH! GLUNCH! >CLAAAASSSSSHHHHH!<

 

 >KA-BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!<

 

 

アイアンハート『やったわ! あの子とヴィジョンがやってくれた! ドゥームボットを破壊したわ!』

 

ピーター「……よくやったマイルス」

 

 

 

ドゥーム「なっ……八紘の陣が崩れてゆく……我が壮大なる魔法実験が……!」

 

アメリカ「アンタの野望もここまでだ。荷物まとめてさっさと帰りな!」WHAAAAMMM!

 

ドゥーム「AGGHHH!……お子どもが! 調子に乗りおって!」FSHAAAAMM!

 

アメリカ「うわっ!」BOOOOOMM!

 

ドゥーム「たしかに魔法実験は失敗した。今度は貴様の持つ異次元を貫くパワーを用いて再び試みるとしよう」

 

アメリカ「!」

 

ドゥーム「再起不能にした後でそのパワーを抽出してくれる! 覚悟せよ!」

 

 >ZSHHAAAAAAAMMM!<

 

アメリカ「――……?……エリ!」

 

エリ「させるかよ。俺の友達には指一本触れさせないぞ」

 

ドゥーム「星条旗の男をマネた小童が、生まれた地も異なる余所者を身を挺して守るか。愚かな……どけい! 余を怒らせたいか!」

 

エリ「断る」

 

ドゥーム「余を誰だと思っておる……フォン・ドゥームぞ! 身の程を知れ! 貴様のような小者が余の前に立ち塞がるつもりか! そこをどけぃ!」

 

エリ「そっちがどけ」

 

ドゥーム「っ……!」

 

 ドゥーム「人をイラつかせるのが上手いお子どもだ……ならば骨まで消し炭にしてくれる。余に逆らったことを後悔――」

 

ハルクリング「ハルクスマッシュ!」THWAAAAMM!

 

ドゥーム「RRGGHHH!……次から次へと……」

 

ハルクリング「子供の頃からドクタードゥームの顔面に一発お見舞いするのが夢だったんだ」

 

ドゥーム「余に一撃を打ち込んだのは褒めてやろう……どうだ? 余の配下にくだらぬか? 貴様らは見所がある。余に仕えるというなら相応の地位を与えようではないか」

 

ハルクリング「……アンタは史上最強のスーパーヴィランの一人だ。俺なんかじゃ勝てっこない。アンタの申し出を受けるのが賢い手だろうな」

 

 ハルクリング「だけど俺達は逃げ出すようなことはしない。どんな困難にも勇気を持って立ち向かえって“アイツ”に教わったからな」

 

ドゥーム「?……何の話をしている」

 

ハルクリング「今ここにはいないが……俺達にはもう一人仲間がいる。そいつは未来の自分が悪党になることを恐れてアーマーを纏い、運命に抗った」

 

 ハルクリング「だけど、アイツは世界を救うために運命を受け入れた……俺が知る限り、誰よりも勇気のあるヤツだった。最高の友達だよ。アイツのことを思うと勇気が湧いてくる。」

 

 ハルクリング「決して……お前には仕えない。俺達はヒーローだ。かつて、“アイツ”がそうだったように」

 

ドゥーム(!……こやつ……生態スキャンによればこやつの中に流れる“血”……こやつの中に感じる底知れぬ“何か”の正体はコレか。いずれ大成するのは確実か……その前に叩かなくては)

 

 ドゥーム「やはり従わぬか。余に抗うならば消し去るのみ!」FSHHAAAAAAMM!

 

ハルクリング「GGGHHHHH!」

 

ドゥーム「貴様ら程度が図に乗りおって……ドゥームに歯向かった罰を受けよ!」

 

 <ZZAAAAAAAAAKKKK!

 

 

 

 アイツ・・・ヤングアベンジャーズ結成メンバーの一人、アイアンラッドのこと。30世紀の未来から来た少年。本名ナサニエル・リチャーズ

 後にアベンジャーズの宿敵である征服者カーンになる運命にある。だが将来自分が悪人になるのを恐れ、運命に抗うために過去へ行き、ヤングアベンジャーズを結成した

 しかしカーンになる未来を変えようとすると時空が歪み、多くの人々が消滅しそうになったため、悪人になるという自身の運命を受け入れ、未来へ帰っていった

 カーンの技術によって作られた超性能アーマーを着ており、アイアンマン風の外見。

 

 こやつの血筋~・・・ハルクリングの父はMARVEL世界で伝説的な英雄、キャプテンマーベル(初代)。異星人ながら地球のために戦った高潔なヒーロー

 

 

 

 \FOOOOOOOOOOOOOMMM!/

 

ハルクリング「――……っ!……ビリー!」

 

ウィッカン「大丈夫だテディ。僕が君を守る」FOOOOMM

 

ハルクリング「で、でもお前……さっきのダメージがまだ……」

 

ドゥーム「あァ……“愛”か。愚かな気の迷いだ。たかだか十年ちょっと生きただけのお子どもが、一時の感情で他人に命を賭ける。なんと滑稽な」

 

ウィッカン「……!」

 

ドゥーム「いくら永遠を誓おうと人の心は移ろうもの。いずれそいつは別の者を愛するぞ。貴様とて同じだ。愛しいと思うのは今だけ……すぐに飽きが来る」

 

ウィッカン「……」

 

ドゥーム「ましてや十代の恋愛などうたかたの夢……そんな相手のために自らの身を差し出すとは、愚の骨頂よ」

 

ウィッカン「……たしかに僕達の気持ちは淡いものかもしれない……大人から見れば子供の戯れにしか見えないだろう」

 

 ウィッカン「いつか僕らが大人になって、別々の道を歩むことを決めて、新しく好きな人ができるかもしれない。僕達が永遠に想うこの気持ちも、いつかは儚く消えてしまうかもわからない……」

 

 

 ウィッカン「でも今日じゃない」

 

 

 \KRA-CHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!/

 

ドゥーム「!?……GGHHHHHAAAAAAAAAAAAAAA!」

 

 

ハルクリング「す、すごい! ビリーがこんなに強力な雷を発生させれたなんて!」

 

エリ「今だ! 一斉に攻め立てろ!」

 

ヴィジョン『エネルギーブラスト、マキシマムレベル!』VVVVEEEEEEEEEEEEEEEE!

 

デイジー「これが私の全力っ……!」GGGGRRRRRRRAAAAAAAA!

 

アイアンハート『出力最大! フルバースト!』FFFSSSHHHAAAAAAAAAAAAAAAA!

 

ウィッカン「これで最後だっ!」KRA-KOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!

 

ドゥーム「AAAAAARRRGGGGGHHHHHHHHHHHHHHHH!」

 

 

アメリカ「ドクタードゥーム、覚えてる? あんたの特大ブラストをあたしが次元ポータルを開いてスッ飛ばしたのを」

 

 アメリカ「……あんたに返してやるよ」

 

ドゥーム「!?」

 

アメリカ「オラァ!」

 

 >BOOOOOOOMMM!<

 

 ☆<ZZSSHHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAMMM!

 

ドゥーム「AAAAAAARRRRRRRGGGGGGGGGGGHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!」

 

 ドゥーム「――……この……ドゥームが――……こんな――……!――」

 

 ドゥーム「――GG……ZZ……――……GYYAAAAAAHHHHHHHHHM!――」

 

 

 \ D O W A O O O O O O O O O ! ! ! /

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・

・・・

・・

 

 

ウィッカン「はあっ……はあっ……」

 

キャシー「……やったの? あのドクタードゥームを倒したの?」

 

スピード「どうやらそうらしいな」

 

ケイト「ま、まさか死んじゃったんじゃ……」

 

ドゥーム「――……GHHH……大したものだ……お子達よ……」

 

ケイト「あ、よかった。生きてた」ホッ

 

ハルクリング「敵ながらなんて頑丈なヤツだ……」

 

ドゥーム「……此度の余の失敗は……そなたらを侮ったことだ。年端もゆかぬ小童とタカをくくったが故。不穏因子を放置したのが原因だ……」

 

ヴィジョン『冷静な分析ですね』

 

ドゥーム「そなたらは……幼いお子ではないらしい。力を合わせ、人を助け、偉大なるこのドゥームに挑んだ……それでこそアベンジャーズと言えよう」

 

エリ「いや、俺達は“アベンジャーズ”じゃない」

 

ケイト「?」

 

エリ「ドゥーム、お前は俺に“街の人々か仲間の命か、大人ならどちらか選べ”って言ったよな。……俺達はまだ子供だ。だからどっちかなんて選ばない。どちらかじゃなく、両方を取る。わがままな子供だからな」

 

ウィッカン「……」

 

 

エリ「大人が『現実的じゃない』と言って諦めるようなことでも、俺達は諦めない。理想と希望を捨てない、夢見がちな青臭いガキんちょ……それが俺達……“ヤングアベンジャーズ”だ」

 

 

スピード「……おい、なに一人で男上げよーとしてんだ。いいとこ取りしやがって」ズム

 

ハルクリング「そうだそうだ。トドメ刺したのはビリー達だろ」ズム

 

エリ「うっ……いいだろ別に」

 

ケイト「あんなに『子供じゃない~!』『ヤングなんてダメだ~!』って言ってたクセに調子いいんだから」

 

ヴィジョン『逆に、ある意味大人になったと言えるでしょう』

 

キャシー「え、つまりどっちなの? 自分は大人だーって言ってた頃はホントは子供だったけど、子供だって認めたから大人になったってこと?でもホントは子供よね?あれ?わけわかんないんだけど」

 

ウィッカン「どうでもいいじゃないか。僕達は子供だけど、幼くない。いつかは大人になるかもしれないけど、今はまだわがままな子供ってことで」

 

ドゥーム「……フフフ……改めて思い知ったわ。余は子供が苦手だ」

 

 

 <ザッ!

 

キャプテンアメリカ「そこまでだ! ドクタードゥーム、合衆国本土への侵略行為により貴様を逮捕する!」

 

アイアンマン『やれやれ、少し目を離した隙にとんでもないことをしでかしてくれたな』

 

フューリー「だがこのガキどもが防いでくれたらしいな。大したもんだぜ」

 

リード「君達、大丈夫かい? よくヴィクターに立ち向かってくれたね」

 

 

エリ「!」

 

ハルクリング「ええ!? アベンジャーズにファンタスティックフォーにニック・フューリー!?」

 

ウィッカン「ど、どうして!? この世界のヒーローはスパイダーマン達以外はみんな全滅したんじゃ……」

 

ヒューマントーチ「ああ……それなんだがな……」

 

ソー「先日のサノス艦隊との争いに勝利した我々は、参戦した地球のヒーロー全員を招集して祝勝会を開いたのだ。だがそこで出したアスガルド産蜂蜜酒がちょいと腐敗していてな」

 

ウィッカン「えっ」

 

アイアンマン『パーティーに参加した全員が腹を下して倒れてたってわけさ。ピーターは家族と食事の約束をしてるとかでパーティーに参加せず難を逃れたというわけだ』

 

ケイト「なんじゃそりゃ……」ガクッ

 

シング「しかしやるじゃねえか。おめぇらがドゥームの野郎を返り討ちにするたあな。初めて見る顔ばかりだが、根性あるみてーで気に入ったぜ」

 

スー「あなたたち、よくがんばったわね」

 

フューリー「さあ、立てドゥーム。VIP御用達の監獄に招待してやるぜ」

 

ドゥーム「ふん、戦いが終わってから到着しておいてエラそうに」

 

ジョンソン「ドゥームに同感。身体張ったのは私達なんだけど? これで月給変わんないなんて言わないわよね? フューリー」

 

フューリー「……今日出勤してた者には特別手当を出しておく」

 

 シモンズ『やった! フィッツ、今の聞いた?』

 

 フィッツ『ぬか喜びは禁物だよジェマ。相手は長官だよ? ウソが眼帯して歩いてるような人だ。期待しない方がいいよ』

 

 

 

 キャプテンアメリカ・・・第二次大戦の最中に超人血清によって超人となった伝説のアベンジャー。本名スティーブ・ロジャース

 アベンジャーズのリーダー的存在だが、実は創設メンバーではない

 

 アイアンマン・・・天才的頭脳と超性能アーマーで戦う鋼鉄のアベンジャー。本名トニー・スターク

 アベンジャーズ結成当時は金色のアーマーで、動力はトランジスターだった

 

 ソー・・・北欧神話の雷神その人で地球最強のヒーローの一人でもあるマイティアベンジャー。本名ソー・オーディンソン

 紀元前の100万年前にはソーの父であるオーディンが“最初のアベンジャーズ”を結成していた

 

 リード・・・宇宙有数の天才で、ファンタスティックフォーのリーダー。本名リード・リチャーズ。通称Mr.ファンタスティック

 宇宙線の影響でゴム人間になった。ドゥームとは学生時代からの知り合いで因縁の相手

 

 ヒューマントーチ・・・ファンタスティックフォーのムードメーカー。本名ジョニー・ストーム

 宇宙線の影響で発火人間になった。その気になればかなりヤバイ火力を発揮できる

 

 ザ・シング・・・ファンタスティックフォーの頼れる兄貴分。本名ベン・グリム

 宇宙線の影響で岩石人間になった。怪力もさることながらかなりのタフネスで、キャラクター人気もスゴイ

 

 スー・・・ファンタスティックフォーの紅一点でリードの妻でジョニーの姉。本名スーザン・リチャーズ

 宇宙線の影響でバリア人間になった。透明にもなれる。バリアの強度はかなりのもので、彼女自身もその気になればかなり強い

 

 

 

キャプテンアメリカ「君達、この街をよく守ってくれた。君達はまぎれもないヒーローだ」

 

フューリー「本来なら未成年ヒーロー活動法違反でしょっ引くトコだが……今回はコトがコトだからな。見逃すしかねえな」

 

アイアンマン『その法律も改訂の余地がありそうだな。スーパーヴィランとの戦闘はまだしも、人命救助活動は認可するべきかもしれない』

 

ソー「お前もよくやったな弟よ。援軍が揃うまでの時間稼ぎ、見事であった」

 

ロキ「ふん、肝心な時に役に立たない兄を持つと苦労するぜ」

 

ソー「わっはっは! 言うな言うな! さあ、帰って此度の戦の祝勝会といこう!」

 

ロキ「なっ! アホかお前は! それで腹壊したのは兄上達だろうが!」

 

ソー「固いこと言うなロキ。勝利の宴こそ戦士の華だ! さあ、ゆくぞ!」

 

ロキ「わー! ドゥームなんかよりこっちのがよっぽど厄介だー!」

 

 

ハルクリング「なにやってんだあの兄弟は……」

 

エリ「とにかく、ドクタードゥームを相手に犠牲者もなく退けたんだ。みんなが力を合わせた結果だ」

 

シルク「これで貸しは返したわね」

 

エリ「ああ、礼を言うよ。だけどどうやってこっちの世界まで来たんだ? 異世界移動って難しいんだろ?」

 

アイアンハート『アメリカが開いたポータルのわずかに残ってたエネルギー粒子を解析してポータルを再現したの。科学に強い仲間達とヴィジョンにも協力してもらってね』

 

カマラ「またピンチになったら呼んでちょうだい。いつだって駆けつけるわ。私達マルダチだからね!」

 

スピード「なんだそりゃ?」

 

カマラ「マルチバースの友達、マルダチ」b

 

スピード「これで正規のアベンジャーズ張ってるってんだからビックリだよな」

 

 <WWOOOOO……

 

アイアンハート『帰りのポータルを開いたわ。じゃ、またねみんな』

 

カマラ「この広いマルチバースに私達がいることを忘れないで! どれだけ遠く離れてても、どれだけ時が経とうとも、私達の友情は不滅よ!」

 

シルク「きっとまたいつか……私達の運命の糸は絡み合う。その時まで、元気でね」

 

エリ「ああ、またな」

 

ケイト「いつかまた……きっと、ね」

 

 <WWOOOOO……

 

 

ケイト「それじゃ、私達もそろそろ帰りますか」

 

ピーター「みんな……本当にありがとう。君達がいなければドゥームには勝てなかった。こんなに心強い味方はいないよ」

 

ハルクリング「あのスパイダーマンに……それも大人バージョンの彼にお礼を言われるなんて、オタク冥利につきるな」

 

ウィッカン「あなたももう少し後輩を信じてあげてくださいね」

 

マイルス「その通り。僕達だって小さな子供じゃないんだから」

 

グウェン「今回の件でちょっとは信用できるって想ってくれたかしら?」

 

ピーター「ああ……君達は僕が同じ年頃の時よりもずっとしっかりしてるよ」

 

マイルス「やった! ピーターからお墨付きもらった! とうとう免許皆伝だ!」

 

 

アメリカ「アンタらに助けを求めて正解だったよ」

 

ハルクリング「アメリカはこの世界に残るのかい?」

 

アメリカ「ああ。あたしの生まれ故郷はここじゃないけど……今はまだしばらくこの世界に居座らせてもらうよ。新人スパイダー達と一緒に人命救助に勤しむさ」

 

ウィッカン「いつでも僕達の世界に遊びに来てくれていいからね」

 

スピード「君ならチームに入れてやってもいいぜ。筆記試験はパスでな」

 

アメリカ「なんだ、私の勘違いだったか」

 

スピード「?」

 

アメリカ「私はもうアンタ達の仲間だと思ってたよ」

 

キャシー「!……もちろんよ! あなたもヤングアベンジャーズの一員よ! ね、トミー」

 

スピード「ああ、だな。アメリカがここまで俺達が好きだとはビックリしたよ」

 

アメリカ「……クソ、急に恥ずかしくなってきた」

 

ケイト「ふふ、アメリカってけっこうツンツンしたキャラかと思ってたけど最後はデレてくれたわね」

 

エリ「『ようやくお子ちゃまと離れられてせいせいするぜ』とか言うと思ったよな」

 

アメリカ「アンタらアタシをなんだと思ってんだ」

 

ウィッカン『男勝りで不器用で照れ屋』

 

 ☆<BOOOOM!

 

アメリカ「オラ! アンタらの世界へのポータル開いたぞ! さっさと帰れ!」

 

ケイト「えーもうちょっと別れを惜しみましょうよ~」

 

エリ「あれか、あんまりじっくりすると別れが辛くなるからか」

 

キャシー「わぁ、アメリカってば乙女なんだから」

 

アメリカ「今すぐ帰らねーとアタシがケツ蹴ってポータルにブチ込むぞ! オラ! いけいけ! MOVE! MOVE! MOVE!」

 

ハルクリング「わー! みんな急げ急げ! アメリカのケツキックなんてシャレになんないぞ!」

 

ウィッカン「じゃあねアメリカ! また会おうね!」

 

 WWOOOOO……

 

 

アメリカ「……またな、ヤングアベンジャーズ」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

・・

 

 

 ――ヤングアベンジャーズの秘密会合場……

 

ケイト「ようやく帰ってこれたけど、未だに現実味がないわね。私達がマルチバースを渡り歩いたなんて」

 

キャシー「それに二つも世界を救っちゃったんだもん。オオゲサかもしれないけど」

 

ハルクリング「元々チームの名を上げようってことで異世界に出向いたけど、もうどうでもよくなったよな」

 

ウィッカン「うん。株ってのは上げるものじゃなくて上がるものだからね」

 

スピード「焦らなくってもそのうち世界の方が俺達を迎えにくるさ」

 

エリ「その通りだ。俺達は俺達のやり方でやっていく」

 

ヴィジョン『みなさん、以前よりも急に大人に近づいたように錯覚します。年齢は加算されていないのに精神的に成長したように見えるのは私の解析脳のバグでしょうか?』

 

ケイト「ふふ……いいえヴィジョン。そういうこともあるのよ。子供ってのは成長が早いものだからね」

 

ウィッカン「僕達はいつ頃大人になるんだろう」

 

エリ「さあな。だがそれまでは……せいぜい夢見がちな子供でいよう」

 

 

 <BEEE <BEEE

 

ヴィジョン『36丁目の銀行で強盗事件発生。多数の人質がいるようです。至急現場に向かいましょう』

 

ハルクリング「やれやれ、帰ってきて息つく暇もないな」

 

キャシー「でも見て見ぬフリをするわけにはいかない。でしょ、みんな」

 

エリ「ああ、俺達の出番だ」

 

 

 「「「 ヤングアベンジャーズ、アッセンブル! 」」」

 

 

 

 ――END――

 

 

 

 ~おまけ~

 

強盗A「ARGH!」ドサ

 

強盗B「OUGHHH!」バタ

 

強盗C「NGHHH!」ガク

 

ハルクリング「勝った! SS完!」

 

ウィッカン「レッドスカルやドクタードゥームと戦った後じゃ物の数にも入らないね」

 

キャシー「みなさん、お怪我はありませんか? 悪者はやっつけました。もう大丈夫ですよ」

 

 男性A「た、助かった~! ありがとう! キッズアベンジャーズ!」

 

エリ「なっ……俺達はそんなチーム名じゃない!」

 

 女性A「じゃあアベンジャーチルドレン?」

 

エリ「違う!」

 

 男性B「わかった! リトルアベンジャーズだ!」

 

エリ「ちが~う!」

 

 女性B「ジャリん子アベンジャーズでしょ」

 

 男性C「ティーンタイタンズ!」

 

 女性C「グーニーズだ! 昔の映画であったやつ!」

 

スピード「……どうやら俺達の広報活動もまだまだらしいな」

 

エリ「……~~~っ」プルプル

 

 エリ「ぬおー! このままじゃやっぱダメだ~! サノスでもギャラクタスでもやっつけて世間を見返してやるー!」

 

ケイト「やっぱりまだまだ子供ね」

 

 ~おしまい~

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