コンクールが終わって落ち着いたので投稿。
あと知らん間に評価⭐1付いて萎えた。
あとあとネタ募集中。
一人だと限界があるからネ。
パッバパッパパッババッパパー
「「はひっ!?」」
起床ラッパの音で二人は飛び起きる。
ここでは予定がなければもっと寝て良いのだが、自衛隊ではそんなこと無かったので条件反射で起きた。
「いや~焦りました。ラッパで起きる習慣が染みついてますね。(笑)」
「…。」
かつらぎはあきづきに話しかけられても黙って不機嫌な顔をしている。
「かつらぎさん?」
「ラッパが下手。」
「え?」
「ラッパが下手なの。最悪の目覚めだわ。」
原因はラッパだった。
「何でそんなこと…あぁ、かつらぎさんの艦長は音楽隊出身のトランペット吹きが多かったからでしょうか?」
「きっとね。さて、あきづき行くわよ。」
「え?どこに行くんです?」
「ラッパを吹いてる奴の所よ。」
そう言ってかつらぎは動き出した。
「どこにいるかとか分かるんですか?」
「耳はいいからね、ざっと分かるわ。」
「もっと他のことに生かしてください…。」
あきづきはなんだかんだ言って着いてきてくれた。
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「ふぅ~…今日も乗り切ったわ…。」
矢矧はラッパを机に置いて休憩する。
「どうして当番のメンバーに選ばれちゃったのかしら…。」
矢矧はラッパを吹くローテーションのメンバーに選ばれたためラッパを吹かなければならない。
今日はその当番の日だったのである。
「まぁラッパ吹くの嫌いじゃないからいいんだけどね。」
と、独り言を喋っていた所へ扉が開かれる。
扉「ガチャァァァァァ!!」
「あなたね!ラッパを吹いたのは!」
「ひっ!?だ、誰?」
「少し前に着任したかつらぎよ。そんなことより全然駄目ね。」
「なっ何が駄目なのよ?」
「ラッパの音よ。楽器が泣いてるわ。」
「楽器が泣くわけないじゃない!」
「比喩表現よ!ちょっと吹いてみなさい。」
「もう、一体何なのよ…。」
矢矧は文句を言いながらラッパを持つ。
真面目な性格故無視できないのだろう。
ラッパ<プッッパーー
正直に言うと普通に上手くない。
起床ラッパなんてそんな物だろう。
「ふむ、基礎からね。」
「ちょっと!偉そうにしてるけどあなたは吹ける訳!?」
「当たり前よ、貸してみなさい。」
かつらぎはラッパを受け取り吹く。
パッパパッパパッパパッパパッパパッパッパパー
矢矧とは比較にならないほど綺麗で粒のそろった起床ラッパを吹いて見せた。
「う…上手い…。」
「ふふん。」
かつらぎは勝ち誇った顔をする。
「はぁ…はぁ…かつらぎさん、置いてかないでくれません?」
「あ。」
あきづき息を切らしながらやってくる。
「ごめんなさい…忘れてたわ。」
あきづきのアッパーが綺麗に決まる。
「ふんっ。」バキッ
「痛っ!?ごめんってば。」
「あの、あなたも昨日着任した子?」
「そうです、あきづきです。そこで痛がってるのはかつらぎです。」
「あー掲示板に乗ってたわね。矢矧よ。よろしく。」
「ほら、基礎するわよ。」
「しょうがないわね…何すればいいの?」
「まずは音の発音とロングトーンよ。」…
その後基礎練講座は一時間続いた。
そして次の矢矧の当番で演奏された起床ラッパは同じ艦娘かを疑うほど改善されたらしい。
かつらぎはこれでマシになったわね、と言っていた。
さらに音楽関係でもう一つ出来事が発生した。
廊下を二人で歩いていると突然話しかけられたのである。
「あなたがかつらぎか!?」
「!?…どうしてここの娘は声が大きいのかしら…そうだけど。」
「ドイツのGraf Zeppelinだ。頼む、助けてくれ!」ヒザマヅキ
「え?え?な、何を助ければいいの?」
急な展開に困惑するかつらぎ。
「来月末に地元の高校の吹奏楽部と演奏をすることになったんだがドラムを頼まれてしまったんだ…。私は経験はあれど元々上手い方ではなかったから…。」
「指導をしてくれって?」
「頼む!」ウルウル
「私トランペット奏者だから…。」
「!?そ、そんな馬鹿な…。」ガクッ
「いいですよ。」
「「へっ?」」
あきづきの発言にかつらぎとグラーフは素っ頓狂な声を出す。
「指導してさしあげます。」
「あきづき、あなた叩けるの…?」
「私の最後の艦長は打楽器奏者でした。」
「あきづきと言ったな!?すっすぐに頼む!」
「お任せください。」ゴゴゴゴゴ
何かオーラがにじみ出ている。
「大抵叩けない原因は経験不足か基礎練習を怠っているか、です。」
「う…。」
グラーフは心当たりがあるようだ。
「現役だったときにその…しっかりはやっていなかったな、うん。」
「しごきがいがありそうですね。」
「あんた私より厳しいわ…。」
本番までの一ヶ月半の間グラーフはひぃひぃ言いながらもあきづきに付いていった。
お陰で宝島の打楽器soliで見事なドラムを披露し拍手喝采を浴びたらしい。
提督は「なんかよく分からんが次も来てくれって手紙が来たぞ!」と喜んでいた。
大学受かりたい!!!!!