明後日から学校だぁ!大学も高校も爆発してくれ!
「さて、やるから見といてね。」
「なぁ俺仕事あるんだけど。」
次の日早速提督を引っ張ってきた。
「提督それ来月の書類でしょ~?いいじゃん見ようよ~。」
なお今日の秘書艦のDe・RuyterはノリノリでOKを出してくれたため擁護する気はゼロである。
「しょうがねぇな。」
「行くわよ~…発艦!」
かつらぎの合図でカタパルトを使い次々F-2が飛んでいく。
「何アレ凄くな~い!?」
「パクれないかなあれ。」
提督はふざけているが目は観察者にふさわしい鋭さを持っている。
「ほんとはこういうのは私の仕事じゃなかったのよ?」
「仕事じゃない?」
「航空自衛隊のブルーインパルスの仕事ね。」
「なにそれカッコいい~。」
「曲芸飛行専門の部隊よ。飛行時間が長いベテランパイロットで構成されてるわ。」
「じゃあ機体とかも違うの?」
「専用の塗装がされたT-4って機体よ。」
「へぇ~。」
かつらぎはタブレット片手に答える。
「ふぅ…編隊飛行はこんなもんかしら。」
まずはタブレットの動画の通りに編隊を崩さず綺麗に飛べるかを確認している。
「ここからが本番ね。」
編隊は急激にスピードを上げる。
同時にソニックブームが発生する。
「おぉドーナツだ~。」
「ロイテルお前変わってるよな…。」
「そーお?」
編隊は縦に回転したり隙間を詰めて飛行したりとアクロバティックな動きに挑戦している。
更に縦一列から高速で三角形の並びになる。
「ふっ…ほっ…。」
かつらぎは額に汗をかいている。
「拭いてあげる~。」
ロイテルはハンカチでかつらぎの汗を拭う。
「ごめんなさいね。」
「面白い物見せて貰ってるしいいよん。」
かつらぎはその言葉に気を良くしたのか攻める。
三回連続で横に回転する。
それが終わると機体後部から煙を出す。
昨夜わざわざ機体に発煙装置を取り付けたのである。
「おい煙出てるぞ。」
「出してんのよ。」
一機がまっすぐ飛ぶと別の機体がそれにバネのような形の線を加えていく。
また直線から放射状に広がらせたりもした。
「体力的に次が最後かしら。」
ラストにかつらぎは5機それぞれに円を描かせて五輪マークを作った…が少々いびつになってしまった。
「あ~決め所だったのに…。」
機体を収容するとかつらぎはぼやく。
「最後の何アレ!?やっば~い!」
「あれは伝説の技よ…やっぱり難しいわね。」
「伝説?」
「1964年に東京でオリンピックが開催されたときのことよ。」
「東京でオリンピックとか想像できないな。」
提督は嫌そうな顔をしている。
きっと東京にいい思い出がないのだろう。
「パイロットはこの技を練習で一度も成功させることが出来なかったわ。」
「やばいじゃん。」
「でもパイロット達は本番で成功させたの。」
「中々魅せてくれるね。」
「だから、伝説の技なの。」
「じゃあ成功させたらかつらぎさんも伝説じゃん。」
「それは違うでしょ。」
♪~
正午を知らせる地域放送が鳴る。
「もう昼か。面白い物見させて貰ったわ、じゃあな。」
「ちょっと待ってよ~。かつらぎさんありがとね~。」
提督はロイテルを連れて行ってしまった。
「なんだかんだ言って最後まで見てくれたのね。」
離れていく二人を眺めていると背後から声がした。
しかも真後ろ。
「ふふ…。」ハイゴ
「!?」
すぐに振り向くが誰もいない。
「前よ前。」
「あれ!?」
正面に視線を戻すと誰かいた。
「ゆ、幽霊!?」
「ただの駆逐艦よ…。」
「ひぃっ隠密性が高すぎるわ!」トリハダ
「朝霜姉さんから変わった娘がいるって聞いたから…見に来たの…早霜よ…ふふふ。」
「そ、そう…。」
「明日もするのかしら…?」
「皆をあっと言わせるためにね…。」
「それだけ?他にあるでしょう…。」フフフ
「何で知ってるの!?怖いんだけど?…えっとこの前の出撃で一緒にいた娘に距離を取られちゃったの。」
「戦闘方法が違うから…?」
「だから何で…もういいわ…。そうよ。」
早霜はなぜか全てを知っている。
かつらぎ鳥肌が立ちっぱなしである。
「それとなく広めておいてあげるわ…ふふふ。」
「あっありがとう…。」
そう言うと早霜はふらっとどこかへ行った。
「一体何だったの…。」
その後早霜のお陰かどうかは分からないが数日でかつらぎの飛行練習は噂になった。
駆逐艦や巡洋艦などからは好評で一気に打ち解けていく要因になった。
空母勢からも以外に感心された。
自分の活躍の場を奪うような存在と認識されるのではないかと心配したが杞憂に終わった。
艦載機修正しました。
最初にあった通り学校始まるので投稿ががが…。