学校も始まり受験もあるので予約投稿をすることにしました。
毎月1日に投稿されるように設定します。
2023年3月まではこれでいきます。
「あきづき~おなか空いた~。」ガチャ
かつらぎが飛行訓練を終えて帰ってくる。
「お帰りなさい。見てましたよあれ、案外出来そうですね。」
「褒めなくていいからご飯作って~。」ジタバタ
「え~食堂行ってくださいよ~。」
「あきづきのがいいの~。」
「かつらぎさん、さすがに怒りますよ。」ゴゴゴゴゴゴ
あきづきからいかにも怒っていますと言わんばかりのオーラが放たれる。
「けち。いいじゃない。」
「さっさと行きますよ。」ガシッ
「ちょっ痛い痛い!引きずらないで!」ズルズル
あきづきはかつらぎを引っ張って食道へ向かった。
食堂は14時台のため空いておりちらほら人がいる程度であった。
「ここが食堂ですか、広いですね。」
「あんた結局最後まで引きずったわね…覚えてなさいよ…。」
「はて何のことでしょう?」
「はぁ…もういいから食券買いましょ。」
先程のことはさっさと投げ出して食券機の前に立つ。
「お金って持ってます?」
「?、ないに決まってるじゃない。」
「買えないと思うんですが…。」
「あっ…。」
「どうした?」
後ろから誰かが話しかけてくる。
二人と同じように食券を買いに来たのだろう。
「ごめんなさい、ちょっと聞きたいのだけれどこれってお金が要るわよね?」
「いや、要らない。下部の硬貨と紙幣の投入口が封鎖されているだろう。」
指摘され見てみると確かにカバーで覆われていた。
「あっほんとですね。」
「食券を買ったら一緒に如何かな?」
「是非とも。」
三人は窓際の湾を眺めることが出来る席へ行く。
「さて、君達は掲示されている新しくやって来た娘か?」
「ええ、かつらぎよ。よろしく。」
「あきづきです。」
「秋月?…秋月か!」
その娘は感嘆の声を上げる。
「私の名前に何かありましたか?」
「いやいや、秋月型防空駆逐艦八番艦冬月だ。君は私の姉だと分かったから嬉しくてな。」
「冬月…あ~なるほど。そういうことですか。」
「冬月さん、残念だけどあきづきはあなたの姉じゃないの。」
かつらぎがそっと付け加える。
「何?」ギロッ
「ひっ」
「私は名前が同じですが僚艦防空を目的として建造された三代目のあきづきなんです。」
「む…そういう事か、残念だ。しかしそのような話は聞いたことがない。」
「私達は訳あってちょっと未来から来たんです。」
「未来だと?」
冬月が目を細める。
「何でかは分かんないけどね。」
かつらぎがスプーンを回して唸る。
「ほう、では武装も進化しているのだろう。頼もしい限りだ。」
「今は補給に制限がありますが。」
冬月はあっさり納得した。
随分達観した性格をしている。
「姉妹艦はいるのか?同型艦がいないということはないだろう。」
「一番艦から順にあきづき、てるづき、すずつき、ふゆづきです。」
「君は?」
「かつらぎ、だいせん、つくばよ。」
「山の名前か。」
「うん。」
「ふふ、時代が変わっても秋月と姉妹でいることが出来るとは嬉しい限りだ。濁点が付いているがな。」
「これからよろしくお願いします。」
「こちらこそ頼む。」
そういう言って三人は食事を終え別れた。
ちなみに大日本帝国海軍の冬月は”ふゆつき”であるが海自の冬月は”ふゆづき”である。
大学受かるよう祈ってくれると嬉しいです。
勝手にごめんなさい。