異界でかつらぎとあきづきが奮闘する話   作:短SAM

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英語のお勉強が出来ないですクソッタレ

あと全話文字マシマシで書き直し中。






14話 もしかして危ないやつ見つけた感じですか?

「う~ん、部屋が広いからスマホのライトじゃ部屋の端まで全部照らせないわね。」

 

「照らさなくていいです…。」ゲッソリ

 

あきづきは精神的にも体力的にも限界が近づいてきていた。

 

「…で、これ何かしら。」

 

部屋の中央にはSFに出てきそうな大型の装置が鎮座していた。

 

1970年台にしては少し先の時代の装置に見えなくもない。

 

装置には人間がちょうど入れそうなガラスの筒が付いていたが割れていた。

 

「知りたくないです…もう帰りましょ…。」チーン

 

「何する装置かぐらい知りたいじゃない。」

 

二人が装置の周りを回ると壁に引っかかった紙束を見つけた。

 

「お、ぽいのあったわよ。」

 

「私耳塞いでます。」クワッ

 

「えーっと…。」

 

内容は取扱の説明や使用方法であったため、この装置の全てを知ることは出来なかった。

 

しかしざっと一部を知ることは出来た。

 

「終わりました?」

 

「ええ、急いで帰りましょう。これは持って帰ってしっかり読むわ。」

 

「え…呪われないで下さいよ。」

 

大急ぎで二人は施設を出ると扉の擬装を綺麗に戻して帰路についた。

 

外は日が沈み、若干空にオレンジ色が残っている程度であった。

 

「もうこんなこと止めてください。」

 

「ごめんごめん、次はもっと人連れてくるわ。」

 

「もう!」プンスカ

 

「冗談よ…であれについてだけど。」

 

「何だったんですかあれ?」

 

「断片的にしか分からなかったけれど、何かを呼び出す?とか身体の強化だかをするための装置だったみたい。」

 

「呼び出すって…。」

 

あきづきは青ざめている。

 

「いずれにせよ帰って聞いてみないとね。ああ、そうそう。」

 

「何です?」

 

「あの装置に点検した日を書き込んだシールが貼ってあったの。」

 

「?…よくあることですよ?車の車検とかそうですし。」

 

「それ日付が1972/07/13だったのよ。」

 

「07/13…って二ヶ月前じゃないですか!?」

 

「やっぱり最近まで使ってたみたいね。」

 

そう会話をしながら歩いていると鎮守府に戻ってきた。

 

あきづきはようやく安心したのか部屋に戻るとすぐに寝てしまった。

 

かつらぎは執務室へ向かう。

 

「かつらぎです、失礼します。」ガチャ

 

「おう、お帰り。どうだった。」

 

部屋には提督と昼にはいなかった親潮がいた。

 

「あの、どなたが存じ上げないのですが…。」

 

「かつらぎよ、よろしく。」

 

「ああ、掲示にあった方ですか。親潮です、よろしくお願いします。」ペコ

 

親潮は礼儀正しく頭を下げた。

 

「景色は綺麗だったわ。」

 

「そうか。で、そんな報告しに来たのか?」

 

「いえ、登山道で変な物を見つけたから聞きたくて。」

 

「変な物?」

 

「擬装された隠し扉よ。中に入ってみたけど研究施設だったわ。」

 

「おま…勇気あるな。しかも研究施設だと?」

 

「ええ。」

 

「親潮、知ってるか?俺今年来たばかりだから知らんのだが。」

 

「愛宕神社本殿のある山ですか…特に聞いたことないですね。」

 

親潮は首を横に振る。

 

「あと中には大型の装置があったわ。使い道は分かんなかったけど取扱説明書みたいなのは持って帰ってきたの。」パサッ

 

「ほう。」

 

提督はそれにしばらく目を通していた。

 

「親潮、明日暇な戦艦っているか?」

 

「明日ですか?比叡さんと武蔵さんですね。」

 

「調査に行くぞ。こいつはちょっと面倒くさいかもしれん。お前も来い。」

 

「えっはい、分かりました。」

 

提督はいつになく真剣な顔で喋る。

 

「あとお前も。あきづきはどうせ疲れて寝たんだろ?」

 

「よく分かってるわね。」

 

その後明日の段取りを相談、通知して解散した。

 

翌日の調査で資料保管室の扉は武蔵によってこじ開けられたがもぬけの殻であることが分かった。

 

また、あの装置は動作に問題があり約二ヶ月前に施設ごと放棄されたこともゴミ箱に入っていたくず紙から分かった。

 

随分後処理が雑なのが引っかかった。

 

しかし資料不足でそれ以上のことは分からなかったため大本営への報告も取りやめたとのこと。

 

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