異界でかつらぎとあきづきが奮闘する話   作:短SAM

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19話 Why is F-2 here!?

「進行方向に敵はいないわ。微速前進。」ザザザ

 

E-2Dからの情報を基に船団は行動を始める。

 

「全員目視もお願いね。」

 

「地平線まで明かり一つ見えないぜ。」

 

「レーダーも特にない。」

 

やはり夜になっても敵を見つけることが出来ない。

 

「本当にハワイが包囲されているのでしょうか?」

 

「でも実際にコロラドがやられてるから…。」

 

「この目でちゃんとflag shipがうじゃうじゃ居るのを見たわ。もう少し先かしら。」

 

更にハワイへ近づく。

 

「うわぁ~…。」

 

「いた?」

 

「ええ、一気にレーダーに出てきたわ…。」

 

かつらぎが顔をしかめながらタブレットの画面を見せてくる。

 

そこには赤い点が集まりある程度線状になっている様子が見て取れた。

 

「結構がっちりね…。」

 

「戦艦も居るみたいだな。」

 

「航空機で敵を引きつけるしかないわね…。」

 

「頼ってばかりでごめんね?」

 

「もとからこういう仕事だから。あははは…。」

 

そう言いながらF-2とEA18-Gを発艦させる。

 

「ジャミングもするからレーダーは基本使えないわ。あきづきのレーダーと皆の目だけが頼りよ、しっかりね。」

 

「お任せ下さい!」

 

艦載機が発艦して約20分。

 

そろそろ迂回を終えて敵に攻撃を始める頃である。

 

「あら?」

 

「どったの?」

 

「もうドンパチやり始めてるんだけど…。」

 

「え?敵が?こっちの味方はいないのか?」

 

「ぽいわね…。」

 

「同士討ちでしょうか?」

 

「う~ん…見た感じ一隻対他って構図なのよね…あっ!ミサイル撃った!」

 

「えっ!?ミサイル!?」

 

「うそぉ!?」

 

「なにそれ?」

 

「みさいる?」

 

「とっとりあえず艦娘っぽいから支援するわ!」

 

 

 

 

 

 

「Fire!」ドゴーン

 

主砲が発射された衝撃で空気が振動する。

 

「もう!キリが無いわ!」ザザザ

 

すぐに反撃だと言わんばかりの大量の弾が飛んでくる。

 

「Shit! やってくれるじゃない!」ドゴーン

 

敵の大部分の攻撃を持ち前の俊足で回避する。

 

「共産主義の南下はここで阻止してみせるわ!」

 

そう自分に言い聞かせるアイオワであったが、圧倒的な物量を前にハープーンも撃ち尽くしトマホークも残り僅かで限界が近づいていた。

 

また主砲と副砲はすでに半分が沈黙している。

 

「くっ…もう撤退をしないと…。」

 

しかし撤退したあと補給の当てもない。

 

「戦艦か…トマホーク発射!」バシュゥゥゥゥ

 

そして最後のトマホークを使ってしまった。

 

燃料弾薬がほぼ無くなった事実に加え体力の限界も訪れついに膝をついてしまう。

 

「も、もう…ダm(バゴォォンゴオオオダダダダダ

 

高速で頭上を何かが通り過ぎ轟音が響く。

 

「What!?」

 

顔を上げると目の前にいた戦艦が攻撃を受けて炎上していた。

 

さらにこれでもかと言わんばかりの機銃掃射が追加される。

 

「That is…F-16!?」

 

「いやそれにしてはちょっとblue…」

 

現在その戦闘機郡はアイオワを囲っていた敵艦に猛攻撃を仕掛けている。

 

「あれはなんにせよmeの味方ってことでいいのかしら…。」

 

動けないアイオワは呆然と眺めることしか出来ない。

 

間もなく東の空から日が昇ろうとしている。

 

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