異界でかつらぎとあきづきが奮闘する話   作:短SAM

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肩が痛いので一瞬で直る薬が欲しい。





5話 え?もう仕事ですか?

執務室から寮へは結構距離がある。

 

「ねぇ、私と同じ名前の艦っている?」

 

ワシントンがそわそわしている。

 

やはり自分に関することは気になるらしい。

 

「ジョージワシントンっていう原子力空母がいるわ。一緒に訓練もしたことあるわよ。」

 

「原子力?あれって船に乗せれるのね。」

 

「ええ、補給なしで動けるから長期的な任務が出来るの。」

 

「ふ~ん。」

 

そうこうしていると部屋に着いた。

 

「ここよ。私達隣の部屋にいるから何かあったら聞いてね。」

 

「マイティ何してんだ?」

 

声がしたのでかつらぎとあきづきが振り向くとアメリカ国旗を模した派手な髪をしている娘がいた。

 

「ん?部屋の案内よ。」

 

「それは分かるけど…そっちの二人は?」

 

「本日付けで配属になったかつらぎよ。」

 

「あきづきです。」

 

「おっ新入りかぁ…サウスダコタだ。サダクでいい、よろしくな。」

 

絵に描いたようなアメリカ人らしい。

 

(海外の人多くない?)ヒソヒソ

 

(何ででしょうね?)ヒソヒソ

 

後で二人は知ることになるがここは海外艦寮である。

 

日本艦寮に空きがなかった。

 

「この後は探索なり休憩なり自由にしていいわよ。」

 

「分かったわ、ありがとう。」

 

会話を終えワシントンとサウスダコタは部屋に入っていった。

 

「私達も中で休憩しましょ?」

 

「私は寝たいです…。」

 

「言われてみれば急に眠気がきたわ…。」

 

二人は部屋に入ると布団へ倒れ込んで寝てしまった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

ジリリリリリリ

 

「第四艦隊は直ぐに出撃準備しろ!」

 

「へぁっ!?」

 

かつらぎはクソでかい放送とベルの音で飛び起きた。

 

「痛っ!?」

 

そして飛び起きた衝撃で隣にいたあきづきを床に突き落としてしまった。

 

「何何何?」

 

「うぅ、かつらぎさん酷いです…。」

 

「あっごめんなさい。一体何の放送なの?」

 

「切羽詰まってるみたいなので…敵がいるということですかね?」

 

「ここ本土なんだけど…制海権の確保に苦労してるのかしら。」

 

深海棲艦はそれほど強大なのか、と想像してみる。

 

すると遠くからものすごい足音が近づいてきた。

 

ドドドドドドドド バァン!!!

 

「二人ともいる!?」

 

阿武隈がすごい剣幕で現れた。

 

恐らくドアは廃棄処分だろう、粉々になった。

 

「ずいぶん慌ててるけど、何かあったの?まぁあったんでしょうけど。」

 

「出撃して欲しいの!!」

 

「出撃?」

 

「うん、包囲網をすり抜けた敵の艦隊に空母がいて…今うちに空母がかつらぎさんしかいないの!」

 

「なるほど、状況が読めましたね。」

 

あきづきが納得している。

 

「急に言われても…まだ訓練だってしてないし敵に関する知識もないのよ?」

 

「そこは未来の技術で何とかして!!」

 

かつらぎの発言は一瞬で片付けられてしまった。

 

「えぇ…。」

 

「かつらぎさん、行きましょう。」

 

「あきづき?」

 

「どの道いつかは出撃することになります。それが早まっただけです。」

 

「でもミサイルの補給が…。」

 

「極力使わないようにすればいいのです。敵はジェット機ではありませんから、ドッグファイトに持ち込めば勝てます!」

 

あきづきの熱心な説得が続く。

 

こんなにあきづきが喋るのは初めてかも知れない。

 

「…あきづき、護衛頼めるかしら?」

 

「もちろんです、護衛艦ですから!」ニカッ

 

かつらぎは重い腰を上げた。

 

「阿武隈さん。案内して?」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

こうして二人の初陣が始まった。

 

三人は外へ飛び出すと艤装を展開して港へ向かう。

 

「他の皆の準備はできてるから、事態の詳細は現場に向かいながら説明するね。」

 

「「了解。」」

 







目薬で目を潤そうとすると涙で流れるよね



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