「や、やめて!これ以上は…!」
そう必死に叫びながら少年[アラギ・リョウ]は機体を後退させる。目の前には赤い[νガンダム]が迫る。
「へへっ!初心者が調子にのるからこうなるんだぜ?」
そう台詞を吐き捨てながら、まるで逃げるリョウを嘲笑うかのようにゆっくり近付いてくる。
「やめてよぉ!もう…やめてよぉ…!」
リョウのガンプラ[RXー78ー2ガンダム]はなす術なく四肢が切断され、もう反撃など出来ない状態であった。相手は有名な初心者狩り。リョウは運悪く出くわしたのだった。
彼のνガンダムはビームライフルを構える。
「あばよ、クソガキ。二度と此処に来るな。」
目の前に光が迸る。意識が遠くなる。僕の……ガンプラ_______。
エピソード,1 闇に立ち向かう者
「...ガン......レーガン!」
「ッ!?」
仲間の声で起こされた。どうやら疲れて眠り込んでいたらしい。
「大丈夫...?うなされていたけど...。」
「あぁ...大丈夫。」
「またあの夢か?キツイなら待機してていい。あれぐらいなら二人でも」
気遣う仲間の言葉を遮り立ち上がる。目の前で違法行為が行われているのだ。ここまで来て休む訳にはいかない。流れる汗を袖で拭き、深呼吸する。その時胸元の通信機が鳴り出す。
「こちらウォルダンオペレータ。オーナーより通達、三番街西地区、ガンプラバトル特設会場にて違法バトル発生を確認。速やかにチームメビウスは準備完了次第現場に突入し、行動を開始してください。」
本部からの確認が取れた。後は任務を開始するだけ。嫌な夢を見たが、気を引き締め直し応答する。
「こちらレーガン、ターゲット集団を確認、これより介入行動を開始する!」
「トツニュウ!トツニュウー!」
その合図とともに4~5体のハロが乱入する。すると違法集団はリーダーらしき人物からの命令でハロたちでバトル空間を形成、それに合わせて自分らのハロも空間を形成し、バトルに参加させる。
「今回も数多いね...。」
「いつもの事だ。よし、レーガン!さっさと片付けるぞ!」
「あぁ、早く終わらるぞ!いくぞベイカー、ウォール!」
「「了解!」」
スクリーンに自分の機体が映し出される。リングを操作し、発進準備する。パネルを叩き準備を整える。
「今回も頼むぞ、[G-リベレーター]。レーガン、出撃する!」
そう呼ぶ彼ーレーガンと呼ばれる者の機体は月明かりの照らす砂漠に颯爽と降り立った。広大な砂の大地、遮るものもなく月の光はG-リベレーターの青い装甲を淡く照らす。
任務を終え、自分達の拠点へ戻った俺らウェルダンAチーム
俺の所属している保安組織リーヴァとはどういうものなのか?
そして拠点Rエリアとは?
次回 エピソード.2 雷堵(らいど)町とリーヴァ
次回は解説回だな!