有馬記念を制したトウカイテイオー。
鳴り止まないテイオーコール、彼女を祝福する声。
ウイニングチケットやメジロパーマーたちにもみくちゃにされた彼女は改めてメジロマックイーンの前に立った。
「…マックイーン…。」
「…あなたは文字通り最強のウマ娘です。
奇跡を起こしてくれました。
…今度は私の番、ですわね。」
「うん、待ってるから。
君が戻ってくるまで絶対に負けないから。」
「ふふ、私が戻ってきた時に今度はあなたがまた怪我をするなんてやめてくださいね?」
「あはは、そこは絶対って言えないかも。」
「…でももし本当にそうなってしまったら、今度こそそういう運命だと、割り切るしかないのかも。」
「…ボク、運命って言葉あんまり好きじゃないんだ。
それだとそうなることが決まってるみたいで。
僕がここに立っているのは他でもないマックイーンのおかげで、みんなが信じていてくれたから。
運命なんてない、全部自分たちの努力で、想いで掴み取ったものだと思うんだ。
…だからもしそんな運命が待っているなら、蹴っ飛ばしてやろうよ、2人で。」
「…そうですわね、待っていてください。
今度こそ、あなたの隣で走ってみせます。」
「…うん、約束だよ。」
「ええ。」
「はいはい、お二人さんお話は終わった?
2人の世界に入り込むのは勝手だけど、まだ私とビワハヤヒデとのウイニングライブ残ってるんだよ〜?」
「分かってるよ〜、じゃあまたねマックイーン。」
「ええ、ライブもしっかり見させていただきますから。」
「アツアツだね〜テイオー。」
「もう、変に茶化すのやめてよネイチャ。」
「あはは、ごめんごめん。
…でも次は絶対勝つからね、3着の名脇役なんて言わせない、マックイーンとの約束を遮るのはネイチャさんだぞ〜。」
「…そうだね、でもボクももう絶対に負けられない。
約束しちゃったからね。」
「まっ、お互いがんばろーぜ。」
「うん、お互いに。」
「お疲れ様。」
「ビワハヤヒデ…そっちもお疲れ様。」
「ハヤヒデでいい、…まさか負けるとはな。
正直、侮っていた。
…だが、次はもう油断はしない、勝ちにいくからな。」
「もちろん、ボクも全力のみんなと競い合ってこそ意味がある。」
「テイオーは人気者だねぇ、ネイチャさん嫉妬しちゃうよ〜。」
「もちろんナイスネイチャ、君のことも危険視しているからな、常に3着にいるほどの力...いつ1着に躍り出てもおかしくはない。」
「あはは、こりゃどうも。」
「さーてと、それじゃあ気分変えてウイニングライブだ!」
「もうそろそろリハーサルが始まるようだな。」
「曲は?」
「え〜と、ユメヲカケルだね。」
「ふっ、今の状況にぴったりの曲だな。」
「そんじゃ、観客のみんなを盛り上げに行きますか。」
「よ〜し、いっくぞ〜!」
はじめまして、アカツキと申します。
pixivでは活動しておりますが、気まぐれでこちらでも投稿してみることにしました。