すべての僕たちに愛と勇気と記憶を贈ろう   作:airlinks

2 / 3
第2話

高校ってこんなもんなのかなぁ

 

高校3年になってまでやってることはゲームアニメゲームアニメ時々青春。いや、自分で言うのもなんだけど人並みに青春してるとおもうよ?男友達もいるし。女の子の友達もいるしそこそこ楽しい。オタクだけど青春してます。はい。でもなんだろなぁこの・・・この・・・なんていうの・・・なんていうか・・・

 

「欲求不満なんじゃない?」

「やめろよそんな人を結婚して5年目の妻みたいに言うの。」

「だってそれ要は現状に満足してないだけでしょ?」

「それは・・・そう・・・なんだけど・・・」

 

そう俺に語り掛けてくるのは俺の数少ない女の子の・・・まぁ友達だ。ちっさいころから関わりのある、オタク諸君の大好きな幼馴染属性GIRLだ。ちなみにちゃんと告白して振られているのでオタク諸君はあんしんしてくれたまえ。俺は弱い。ふふ・・・;;

 

「君はさ、進路はどうするの?勉強苦手ってわけでもないでしょ。」

「まぁ人並みにはできるけど、特別できるってわけでもないし。そこらへんの大学行って何すんだって話よ。アイツらレポートに追われながら酒飲んで野生に近づいた人類って感じのイメージしかない。一部だけかもしれないけど。そんな風に俺はなりたくない。」

「でもほかにやりたいこともないんでしょ?」

「それは・・・そう・・・なんだけど・・・」

 

さっきも聞いたなこの流れ・・・マジでこの子と喋ってるとクソ雑魚になっちまうよ・・・

 

去年の修学旅行以降、腐れ縁のような不思議な関係になった俺たちだが、やはり振られた側の俺は少し引き気味というかなんというか言葉にできないもどかしさがある。

 

「でも君ってめっちゃ器用貧乏だよね。なんでもできるけど全部やる気ないみたいな。」

「余計なお世話だっってのまったく。」

 

人よりいろいろできるのはいいことだとは思うんだけど、どれをするにもある程度できるけどある程度しかできないのでその道のプロとかが見るとマジでゴミのような目で見られる。でもそれで結果出してんだからいいだろ。器用貧乏には器用貧乏なりのやり方があんだよ。マジでこの3と4のみのパラメータ要らないからどっかに5が欲しいがきっとない。いやキミまだ高校生でしょ?そんな簡単にあきらめてんじゃねぇよ男でしょう!?って声が聞こえたような気がするが多分気のせいだし別にあきらめているわけではなくて本当に興味がわいたらやると思うけど興味がわくことがあまりにもなさ過ぎて本当にもう、うん。なんていうかこう。そういうことだよ(思考放棄)

 

「なんでそんなにやる気なさそうにやるわけ?」

 

前に部活動をやっているときに言われた言葉だ。いや、僕自身はいたって真面目にやっているはずなんですけどね。

 

・・・まぁやる気がないのは事実だ。なぜかあらゆることに伸びしろを感じないのだ。勉強スポーツ趣味色々やってみて、なんか自分はこれが限界だなと。まるで極めたかのように言っているが実際は心折れてるだけで甘えてるって言われるとそうとしかいえない。でもなんだろうな、ブランクがあってそのブランクを取り戻すような感覚が近いか。

 

まるで、これくらいできて当たり前だった時期があったかのような——————

 

「おい!次の種目はバスケですぞ!急ぐのである!」

「はい!軍曹殿!拙者もお供しますぞ!!!!!」

「突撃ィィィィィィィイィィィィィィイィィィィィィィィィ!!!!!!」

「しかし軍曹殿!!!!軍曹殿はバスケでませんよね!?」

「そうである!貴官が出動するのだああああああああ!!!!!!!」

「おめぇ変われんだから変われよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

「だが!!!!断る!!!!!!!!」

「どう゛し゛て゛だよ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛」

 

 

 

 

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛つ゛か゛れ゛た゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああああアイツら人のこと何でもできるからって連投しやがってぇぇぇぇぇぇ」

「器用貧乏なのでしょうがないでござるよ。まぁしょうがない。できないやつらに無理矢理やらせるのはあまりにも可哀そうだし。彼らも一生懸命応援してくれるし。」

「にしても現役で部活やってる奴らとやらせるのは話が違いますよ軍曹殿!!!!!」

「まぁ・・・ご愁傷様です。」

「マジでお前バスケ変わってくれなかったの許さんからな。」

「まぁ・・・謝罪申し上げます。」

 

まぁ達成感があるっちゃあるからよいだろう。結果的に総合優勝してみんなうれしそうにしてるし。みんながいいならそれでヨシ!!!

俺クッソチョロいな・・・

 

「何種目出場ですか?」

「んーと、昨日の球技祭がフットサルとバスケとドッチボール。ソフトだけ出てない。流石に時間がなかった。今日の運動会がリレーと綱引きと棒倒しと騎馬戦。」

「は?何お前。よりによって疲れそうなやつしか出てないやん。肉体派パワー系陽キャ?」

「いや全然。ただのしがない陰キャオタクです。」

「どの口がいっておろうか・・・・・・・・・・・・」

「これが俗にいう、おれまたなんかやっちゃいましたぁ?か。でもいうて俺が出場した種目はどれも2位とか3位とかだった。マジで俺弱いわ。」

「・・・・・(苦笑)」

「いやほんとに。クラスの現役のやつらにキャリーされまくったわ。俺は人数合わせて出てただけよ。種目ごとの優勝チーム大体全員現役だし。俺じゃなかったらマジで一位取れてるメンツだったわ。マジ申し訳ない。」

「・・・まぁあまり自分を下げずとも総合優勝してるからいいんじゃないですか?」

「そうだなぁ」

 

まぁ満足としようか。この後皆と打ち上げの予定だし。楽しかったわ。

 

「大活躍だったらしいじゃん。去年もそんな感じだったよね。」

「はい。・・・いやでも体育祭もこれでラストか。そう思うと心苦しい部分もあるか。」

「毎年なんだかんだ言って楽しんでるよね君。ちょっとみなおしちゃった。」

 

・・・へへっ

ちょっとうれしいかもしれないわ。これが女の子パワー・・・!!いや・・・母性・・・ッ!?

 

「ほら明日の予定。君が組んだんでしょ。」

「あ、そうやった。」

「君ってやっぱり文句ばっかり垂れるくせにクラス委員の仕事ちゃんとやるんだよね。」

「だって誰もやんないし。俺よりうまいやつがいたら普通にそいつにやってもらうわ。それに俺のおかげでみんな楽しんでくれるならそれでいいよ。」

「君ってホントさぁ・・・」

「?」

「いや、なんでもない。」

「オッフ」

 

・・・さてと。じゃあとっとと帰って風呂入んべや。

 

 

 

 

かえりみちって・・・なんかセンチメンタルになるよね。

さらにこうイベントがあった日のあととかってみんなと盛り上がってたから一人になると余計センチメンタルになるよね。

あーなんか、もっと頑張れたなぁ~~~いやでも帰宅部にしては頑張った方かな~~~~う~~~~にゃあ^=A=^~~~~わ~~~~~~~

お、新イベントの情報でとるやん。水着イベきたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ神だあああああああああああああああああ

課金してぇえええええええええええええええええええええええ;;;;;;;;;;;;;

 

あまりにも情緒不安定な時間である。電車に揺られながら見る夕日もまた彼の心を騒ぎ立てているのかもしれない。そんなこと気にも留めていないが、気づいてないだけできっと影響している。

 

そしてこういう日は大体彼は帰って風呂に入ってご飯を食べて、まだ楽しめそうな夜の時間が来る前に体力が果てて寝るのだ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。