初めましての方は初めまして。
そうでない方はイーブイブイ!
ショロッブイです。
寒暖差が激しい季節ですね。
ゴールデンウィークも終わり、こっから踏ん張りどころですね!
やるしかないな...。
ってことでぼちぼちがんばって行きます。
今回はハクアタウン編の最終章です。
次回の章はもう少し長くしたいなと思ってます...。
それではどうぞ!
「りゅうせいぐん!」
ヴェルグの頭上高くに大きな岩が打ち上げられ、分解されて熱を帯びながらソウマ達へと落下してきた。
「お前らには避けられねぇよなぁ!」
「ふぶき!」
大きな氷の風を吹かせる技、ふぶきを放ったスイランだが、りゅうせいぐんの熱によりかき消されてしまった...。
「スピードスター!」
ソウマとレイラは同時にスピードスターを放ったが、りゅうせいぐんのあまりの量を前に、ほんの一部しか破壊できなかった...。
(ダメだ、防ぎきれない!)
ドーン ドーン ドーン
残ったりゅうせいぐんは氷上に着弾し、多くの氷の破片が舞った...。
(うぅ...みんなは...?)
ソウマはりゅうせいぐんの直撃こそ免れたものの、大きなダメージを負って倒れていた...。
ソウマは立ちあがろうとしたが、体が思うように動かないことに気づいて倒れたまま目を開けた。
そこには、倒れたレイラと動けなくなっていたスイランの姿があった...!
「やはりその程度か!この雑魚どもが!!」
「まだ...終わってない...。」
「あぁん?」
「まだ、終わってない!私は、町のみんなのために戦わなきゃいけないの!」
ソウマにはわかっていた、レイラが自分と同じぐらいに大きなダメージを受けていること。そして、レイラの足が震えていることに...。
「雑魚が!生意気なんだよ!りゅうのはどう!!」
ヴェルグは口から龍のようなビームを出す技、りゅうのはどうをレイラに向けて放った。
ドーン!
大きな音と共に、辺りを氷の破片が舞った。
「レイラ!」
「なんだぁ?お前もまだ生きてたのか。とっとと失せろ!りゅうのはどう!」
ソウマがタヒを覚悟した瞬間、ドーンと大きな音がした。
「な、何だぁ!?」
ソウマが目を開けると、ヴェルグの体は氷上に叩きつけられていた。そして、ソウマの目の前にはロウサの姿があった。
「ソウマくん大丈夫かい?レイラちゃんへの攻撃は私が受けたから大丈夫だよ!」
(そうか、マリルリは水・フェアリータイプ、ドラゴン技は効果がないのか。)
「これオボンのみだよ、食べて!」
「ありがとうございます!」
そう言ってソウマは渡された黄色くて丸っこいきのみ、オボンのみに必死でかぶりついた。
「リュウちゃん、そっちはどう?」
「こっちは大丈夫だよ。動けなくなっていたラプラスにふっかつそうを食べさせたからね!」
「にっが〜〜〜い!!!!」
「ほら、噂をすれば。」
「そっちは大丈夫そうね。」
「ソウマくん、犯人を見つけてくれてありがとう。あとは任せてくれ。」
「僕も戦います!」
「あぁ、ただ無理はしないでくれ。戦うのが難しくなったらすぐに下がってくれよな。」
「はい!」
「チッ、新手かよ。とっとと潰させてもらうぞ!」
「よし、行くよ!」
「アクアジェット!」
ロウサは水を纏って高速でヴェルグへと突進した。
「ちょっとは手応えがあるようだな!ヘドロウェーブ!」
「スピードスター!」
ドーン
「レイラ、もう大丈夫なの?」
「うん!スイランも無事だよ!」
「うげぇ...苦かった...。」
(ふっかつそうって、気絶した状態からでも飛び上がるほど苦いからふっかつそうって名前なんだっけ...。)
「私も戦うよ!」
「ポイズンテール!」
ヴェルグの尾ヒレが毒々しく染まり、ロウサに向けて叩きつけられようとした。
「ばかぢから!」
ロウサは氷が割れるほどに踏ん張り、ポイズンテールをうけとめた。
「なんだと!?」
「リュウちゃん!お願い!」
「ドラゴンダイブ!」
リュウヤは高く上昇し、竜のように急降下してヴェルグに突撃した。
ドーン
「追撃するよ!スピードスター!」
「私も!スピードスター!」
「れいとうビーム!」
氷の光線と星型の弾丸もヴェルグに命中した。
「ぐわぁぁぁ...。」
ヴェルグはその場に倒れ込んでしまった。
「もう観念したらどうだ?」
「お、覚えてろよ〜!」
そう言って、ヴェルグは空いた氷の穴から逃げてしまった。
「あっ!逃げた!」
ソウマはヴェルグを追おうとするレイラを止めた。
「 もう観念しただろうし、大丈夫だよ。」
「そうだね。でもこの海どうするの?」
そこにはまだ毒を含んだ海が広がっていた。
「このままじゃ、まともに漁もできないしなぁ...。」
その瞬間、強い北風が吹いた。
「うわぁ!」
「強い風だったなぁ...。」
「ねぇみんな!見てよ!」
そこには先程の毒々しい色とは違う、澄んだ青色の海が広がっていた。
「いったい誰がこんなことを...?」
「きっと水神様だわ!」
「水神様って?」
「水神様っていうのは、ハクアタウンに伝わる神様さ。一年で最初の漁のときには、水神様に船旅の安全と豊漁のお祈りをしてから行うことが伝統なんだよ。」
「水神様が僕たちのために...。」
「きっと私達を見守ってくれてたんじゃないかな?」
「そうかもしれないね!」
「見てリュウちゃん!魚も生き返ってる!」
「今からでも遅くない!港に戻って漁に出るぞ!」
「ロウサさん、漁を見学していいですか?」
「私も見てみたいです!」
「いいよ!ハクアタウンの伝統漁、その目でご覧あれ!」
漁が終わって...
[ハクアタウン]
「今日はお祭りなんですか?」
「そうだよ!君たちが異変を解決してくれたからね!」
「いや、リュウヤさんたちの助けがなければ負けていましたよ。まだまだ力不足です...。」
「そんなことはないよ。君たちの勇気ある行動がみんなを救ったんだからね!」
「ありがとうございます!」
「みんな〜魚焼けたよ〜!スイランちゃんには生の魚もあるよ〜!」
「いいんですか?」
「遠慮はいらないよ!みんな頑張ったからね!」
「ありがとうございます!」
「さて、食〜べよっと。」
パクッ
「おいし〜い!ソウマ、これすっごく美味しいよ!」
「そんなに美味しいの?じゃあ一口...。」
パクッ
(なにこれ...うまい...!見た目はアジの塩焼きのようだけど、身はふっくらぎっしりで程よく脂が乗ってる...!」
「とっても美味いね!これ!」
「だよね〜この辺の魚はとっても美味しいんだ〜!」
「この町の自慢の魚だよ!この周辺の海域で穫れる魚は絶品なんだよ!」
「おかわりもあるけど食べる?」
「食べます!」
そんなこんなで、祭りは夜遅くまで続いた...。
次の日...
「ソウマ、そろそろ行こっか!」
「そうだね!」
「もう行くのかい?」
「はい!色々お世話になりました!」
「こんなときにロウちゃんはどこに...。」
「みんな〜お待たせ〜!」
「ロウちゃん、どこ行ってたの?」
「ちょっと水神様の神社にお参りしてきたの、そしたらね、こんなものが境内に置いてあったの。」
ロウサが持っていたのは、水のように青く澄んだ石、水の石だった。
「わぁ、きれいだね...。」
「これは、水の石...?」
「そうだよ、多分水神様から君たちへのお礼ってことだと思う。だから、君たちの可能性の1つとして受け取ってほしいんだ。」
「ありがとうございます!」
「君たちが直接触れると進化しちゃうから、袋に入れて渡すね!」
ロウサはそう言って、袋に入れた水の石をレイラのバッグに入れた。
「そろそろ行きますね!」
「私、ソウマとレイラと冒険したこと忘れないから!」
「またいつでも来てね!」
「次は大量の料理で歓迎するからね!」
「ありがとうございます!」
「行こっか!」
「うん!」
そして二匹は町に背を向けて歩き出した。
ロウサの声が後ろから聞こえる。
「がんばれ〜!旅するイーブイたち〜!」
不治の病にかかって、タヒんで、転生してイーブイになって、絶賛イーブイ生を謳歌中である。
さて、次はどんな冒険が待っているのかな...?
「ねぇソウマ、私の話聞いてた〜?」
「ごめん、聞いてなかった。」
「もう、ちゃんと聞いておいてよね。」
「ごめんって、謝るから尻尾を引っ張らないでよ〜!」
こんな感じで僕たちの旅路は続いていくのだ。
ハクアタウン編 〜完〜
いくら寝ても眠気ってなくならなくて...
ゴールデンウィークも苦しめられました(笑)
夜型と昼型を切り替えられればいいなぁ...。
なんて思う今日この頃なのでした。
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では、また次回お会いしましょう。