「と言う事は、被害者は指宿へ行く時は特急に乗って行った事だよね。」
「問題は、2人が乗っていたかだ。」
と、その時だった。
「あ、あっ、ねぇ特急「つばめ」にはな2種類あるらしいぞ。」
「えっ、それ本当か高山。」
「ええ、新型の787系と783系の2種類あるんだ。」
「なるほど、そのどっちかって事になるよな。」
「ええ。」
「その二人は、指宿へ行く時は西鹿児島まで特急「つばめ」に乗って行ったんだろ。」
「ええ。」
「札沼にも確認したら、寝台特急「あさかぜ」に乗っていたからな。」
「うん。」
南は、歩夢達が鹿児島に入る事が分かり、話を聞くことにした。
「えっ、事件の事で話をしたい。」
「そうだ、私たちが博多から特急「つばめ9号」に乗った時にサングラスに乗っていた男が乗っていたわ。」
と、歩夢は言った。
「えっ、それ本当か。」
「うん、ビュッフェに行った時にね。」
「そう言えば、私も見ていたわ。」
「しずくちゃん、それ本当。」
「ええ。」
「と言う事は、「つばめ9号」に乗った人が犯人の可能性があるのか。」
「ええ、それは考えられるわ。」
「とにかく、その787系の特急「つばめ」に乗って見ようじゃないか。」
「ええ、乗りましょう。」
「何か、手掛かりになるかもしれない。」
翌日、南と高山と小海は博多へ行き問題の特急「つばめ」に乗ることにした。
「と言う事は、歩夢達が乗ったのは10時の特急「つばめ」に乗っていたと言っていたな。」
「ええ。」
「主任、調べて見たら博多発10時17分発の特急「つばめ9号」西鹿児島行と見て、間違いないですね。」
「うん、早速乗って見よう。」
「乗れば、何か分かるかもしれないわ。」
「そうね。」
「よし、乗るぞ。」
「ええ。」
そう言って、南と高山と小海は博多発午前10時17分発の特急「つばめ9号」に乗り込んだ。
「えーと、「つばめ9号」は17分に発車して、西鹿児島へ着くのは午後14時頃ですね。」
「歩夢達は個室を利用していたから、目撃したとしたら恐らくビュッフェだろう。」
「うん、僕そこへ行って聞き込みしてみます。」
そう言って、高山は「つばめ」のビュッフェへ向かった。
そこには、つばめレディが販売していた。
「すいません、鉄道公安隊の物ですが。」
「はい、何か。」
「この客来ていませんでしたか?。」
「ああ、この客なら来ていましたよ。」
「いつ頃でしょうか?。」
「えーと、確か、先日だったかしらサングラスをかけた男がここにきて、つまみとビールとウイスキーを注文する所を見ましたよ。」
「あのー、何歳ぐらいの人か覚えていますか。」
「さぁね、30代から42歳ぐらいの男性でした。」
「そうか、あのウイスキーは「つばめ」で購入し、毒殺したのか。」
と、高山は南と小海に報告した。
「えっ、30代から42歳ぐらいの男性がビュッフェに。」
「ああ、ここでビールとつまみを注文している所をつばめレディが証言してくれました。」
「そうか、被害者が飲んだウイスキーはココで買ったのか。」
「はい、間違いありません。」
「そうか、犯人はそこで2人に渡して、指宿の海岸で毒殺した。」
「そうです。」
「なるほど、それを利用したのか。」
「ええ。」
「これで、第一の事件の謎は解けた。」
「後は、犯人はどんな列車トリックを使ったかですね。」
「ええ。」
14時07分、特急「つばめ9号」は西鹿児島に到着した。
「これで、わかったぞ。」
「うん。」
「すぐに、鹿児島県警と高杉班長に報告しておこう。」
「ええ。」
南と高山と小海は、鹿児島県警本部に戻り、捜査一課の安藤警部に報告した。
「そうか、そのつばめレディが覚えていたのか。」
「はい、被害者が飲んだウイスキーはツバメのビュッフェで購入したものと判明しました。」
「と言う事は、犯人は特急「つばめ9号」に乗っていたって事か。」
「ええ、まず間違いないと思われます。」
と、南は言った。
高山は、すぐに高杉班長に報告した。
「何、犯人はその特急「つばめ」に乗って鹿児島へ行って、そこから指宿へ行ったのか。」
「ええ、班長、犯人は「つばめ」に乗っていた事は分ってたんです。」
「ほう、それで何か分かった。」
「犯人は、ビュッフェでつまみとビールとウイスキーを買っていた事が分かったんです。」
「と言う事は、毒殺のウイスキーはそのビュッフェで買ったものか。」
「ええ、つばめレディに確認取りました。」
「そうか、じゃあ南と高山達は引き続き捜査を続けてくれ。」
「わかりました。」
と、電話を切った。
「高山、班長に報告したか。」
「ええ、報告しておきました。」
「そうか、じゃあ捜査はここからだな。」
「ええ。」
そして、第2の事件が起きた。
そして、第2の殺人が起きた。
さて、犯人は?。