IS~インフィニットストラトス~ Noblesse Oblige 作:白姫彼方
~演習場~
美緒達は演習場に来ていた。今回は美紗緒も参加しており、現在は一夏と美紗緒が模擬戦をしている。
「行って!『
「行け!『雪月』!」
一夏と美紗緒は互いに斬撃形態のビットを射出して、互いのビットに向かわせる。
一夏が6基、美紗緒が8基ではあるが、互角に戦い、2人のビットは全部破壊する。だが、美紗緒はスカートアーマーを変形展開をして、大型ENライフル『雷切(らいきり)』を一夏に向かって放つ、一夏はそれを避け、『雪羅』をカノンモードに切り替えて、荷電粒子砲を放つ、美紗緒もそれを避る。
荷電粒子砲とENライフルの応酬が繰り広げられる。
それを見ていた美緒を除く全員が驚いていた。
「流石一夏だね、もう強化された『白式』を使いこなしてるよ」
「あれが本当に一夏なのか?随分と動きが違うぞ」
「それは無線式誘導兵器があるからだろう?それに消費EN効率も上がってるから、より長い間戦えるようになったからだな」
「元々一夏はセンスは良かったからね、ただ『白式』のかなり効率の悪い消費ENのせいで発揮されなかっただけで、強化された消費EN効率と新武装『雪月』のおかげで急成長してるみたいだね」
「でも何故『雪月』は剣形態のみなのですの?美緒さんの家の技術力なら射撃形態も搭載出来ると思うのですけれど」
「それは『白式』が嫌がったからだね。最初は射撃形態と剣形態を併せ持った無線式誘導兵器を搭載する予定だったんだけどねぇ……『白式』が嫌がったから遭えなく剣形態のみの『雪月』になったんだよ。まぁその分、『雪月』の消費EN効率が上がって、長時間展開出来る様になったんだけどね」
「随分と我侭なISみたいね。『白式』って」
「あはは……。まぁ、そうだね」
「それでも、一夏の成長は凄いね……。僕もうかうかしてられないかな」
箒、ラウラ、セシリア、鈴音、シャルロットは美緒と話しながら一夏と美紗緒の模擬戦をじっと見つめていた。
そんな中、一夏と美紗緒は互いにシールドエネルギーを0にして引き分けとなった。
「二人とも、お疲れ様♪」
美緒は一夏と美紗緒にタオルとスポーツドリンクを渡す。
「ありがとうな、美緒」
「お姉ちゃん、ありがとう♪」
2人は美緒にお礼を言いながら、汗を拭き取る。それを見て美緒は微笑む。
「それじゃ!セシリィ、ラウラ、鈴ちゃんのISのお披露目を始めるよ!」
美紗緒以外の全員は驚く、そんな中、美緒の背後から3機のISが上がってくる。
「まずはセシリィのIS『ブルー・ティアーズ』の発展強化機『
『ブルー・ティアーズ』よりも遥かに性能が良くなってるから注意してね、詳しくは『ブルー・フォンタナ』に説明用プログラムを入れてあるからそれを見てね『ブルー・フォンタナ』は左側だよ」
「有難う御座いますわ!美緒さん!」
セシリアはそう言って『ブルー・フォンタナ』の許に向かった。
「さぁ次は鈴ちゃんのIS『甲龍』の発展強化機『
『ブルー・フォンタナ』と同じ様に性能も上がってるから、説明プログラムをよく見てね『神龍』は右側だよ」
「助かるわ!美緒!」
鈴音もセシリアと同様に『神龍』の許に向かう
「最後にラウラのIS『シュヴァルツェア・レーゲン』の発展強化機『
「すまないな、美緒」
ラウラも新しいIS『シュヴァルツェア・シュネー・トライベン』の許に向かう。
「ふふ♪これで大体強化は済んだみたいだね」
「みたいだな……でも良かったのか?」
「何が、かな?一夏」
「こんな凄い技術を公開して」
「問題ないよ、その理由はね……。鈴ちゃん!セシリィ!ラウラ!ちょっと着て!!」
美緒がそう大声で言うと、鈴音、セシリア、ラウラが近付く、ちなみにISを装備したままだ。
「どうしましたの?」
「どうしたのよ?」
「何か問題でもあったのか?」
「うん、実は皆に大事なお知らせがあるんだ」
どんな話なんだろうと、皆が耳を傾ける。
「現時点を持って、箒ちゃん以外の全員が千条院家の専属操縦者になりました!」
「「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇ!!?」」」」」」
6人の驚きの声が演習場に響いたのだった。